ファイナンシャルプランナーって何する人?相談できるのはこんな事
「家を建てたい」「子どもの教育資金を貯めたい」「老後の生活資金はどうしようか」など、生きているとお金の悩みは尽きません。そのような時、どこに相談しますか。金融機関や保険会社に相談するという人もいることでしょう。
もし相談先で迷っているのならば、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談してみるのはいかがでしょうか。
FPは何ができるのか、そして上手な相談の仕方についてご紹介します。
FPは何ができる?
FPといえば、お金の使い道に迷うお金持ちのためのもの、というイメージを持つ人もいるでしょうが、それはちょっと違います。FPは誰でも利用していいものなのです。
例えば、我が家の家計のムダを洗い出してほしい、不要な保険に入っているのではないか、という疑問を持った時にもFPに相談できるのです。FPを「身近なお金の相談相手」として利用してください。
FPの上手な選び方とは?
さて、自分に合うFPに出会うにはどうすればいいのでしょうか。
銀行や保険会社にもFPは在籍していますが、どうしても自社の商品の紹介が主であったり、相談を受けられる分野が偏ったりしがちです。もし偏りない意見が聞きたい、特定の商品をすすめるようなことはしてほしくないというのであれば「独立系FP」を探すことをおすすめします。
独立系FPの探し方ですが、自社サイトを持っている場合もありますので、そちらから探してみるのもいいかと思います。得意分野や実績をサイト上に記載しているFPもありますので参考にしてください。
面談のみ?メールもあり?どうやって相談する?
また、「面談して相談するか」「郵送やメールだけで面談なしで相談するか」の違いもあります。ただし、面談相談のみのFPの場合、まとまった時間が取れないと面談ができない可能性もあります。できれば面談もメール相談も受け付けているFPを探すのが賢明でしょう。
付け加えると、相談内容やアドバイスを書面(アドバイスシート)で渡してくれるFPであるともっと良いと思われます。
継続的に相談できるFPを選ぼう
一度相談しアドバイスをもらうと安心してしまうかもしれませんが、お金の問題は一生続きます。数ヵ月に一度、または年に一度など定期的に相談できるFPを選んでください。
継続してお付き合いできるか、今までに継続相談の実績かあるかも契約前に確認しておきましょう。
相談する時は何を準備しておくといい?
FPに相談する際ですが、スムーズに話ができるように伝えることや準備しておくといいものがあります。
- 家族構成
- 源泉徴収票(給与・報酬が分かるもの)
- 保険証券
- 保有する金融資産が分かるもの(株式など)
- 固定支出(水道光熱費、家賃など)
もちろん準備ができていなくても相談はできますが、参考資料が多いほど的確なアドバイスがもらえるはずです。
FPにもできないことがあります!
お金の相談相手としてぜひ利用したいFPですが、できない業務もあります。それは税に関する届け出です。確定申告書などの税務書類の作成や税務署への提出は税理士の業務分野になるためできません。そして、税金に関する個別相談もFPでは受けることができません。
家計だけでなく税務相談もしたいのならば、FPに提携している(紹介してもらえる)税理士がいるのかも確認しておくことをおすすめします。
ただし、「○○税とはこういうものだ」「〇万円以上稼いだら税金がかかる」といった一般論はFPでも伝えることはできます。自分のニーズによってFPと税理士を使い分けましょう。
まずは気軽に相談してみよう
FPにできること、そしてできないことについてご紹介しました。今は自社サイトだけでなく、ツイッターやフェイスブックなどのSNS、そしてLINEからでも問い合わせができるFPも増えています。
家計やお金の貯め方に少しでも疑問を持っているのならば、ぜひFPを利用してみてはいかがでしょうか。