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つみたてNISA(積立NISA)のメリットデメリットを徹底解説!新型コロナウイルスによる影響はあるの?

つみたてNISAのメリット・デメリット
店長ゆき
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主婦Aさん
主婦Aさん
つみたてNISAを検討しているけどどんなメリットがあるのかな?
主婦Sさん
主婦Sさん
つみたてNISAっていいことばかりしか聞かないけど、デメリットもあるよね?

つみたてNISAのメリットデメリットについて知りたいですか?今回は、つみたてNISAのメリットデメリットを解説します。

つみたてNISAのメリットデメリットを知っていれば、いざ運用を始めたときに変動があっても慌てずに対処できますよ。

FP店長@ゆき
FP店長@ゆき
つみたてNISAはメリットデメリットを確認した上で、口座開設すれば初心者に陥りがちな失敗も回避できます。

つみたてNISAのコロナによる影響についても解説しますので、ぜひご覧ください。

Contents
  1. つみたてNISAとは?
  2. 一般NISAとつみたてNISAの違いを徹底解説
  3. つみたてNISAのメリットデメリットを徹底解説!
  4. つみたてNISA|7つのメリット
  5. つみたてNISA|7つのデメリット
  6. つみたてNISA(積立NISA)に向いている人・向いていない人は?
  7. つみたてNISAは新型コロナウイルスへの影響はあるの?
  8. まとめ:つみたてNISAはデメリットよりもメリットの多い投資信託
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つみたてNISAとは?

つみたてNISAとは?

つみたてNISAとは、長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。

開設可能口座数は、1人1口座のみ。最長20年間、年間40万円が非課税となります。

つみたてNISAの対象商品となるのは、

  • 長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託
  • 上場株式投資信託(ETF)

に限定されているため、投資に詳しくない初心者の方や、幅広い年代の方に利用しやすい制度です。

一般NISAとつみたてNISAの違いを徹底解説

一般NISAとつみたてNISAの違いを徹底解説
一般NISAとつみたてNISAの違いについて、

  • 積立可能額
  • 拠出ルール
  • 非課税投資期間
  • ロールオーバーの可否
  • 投資対象

の5つの点から解説していきます。次の表をご覧ください。

一般NISA つみたてNISA
積立可能額 600万円 800万円
拠出ルール 随時入金・定期拠出 定期拠出
非課税投資期間 5年 20年
ロールオーバーの可否 不可
投資対象 投資対象の幅が広い 投資対象が限定的

年間の積立可能額と累積積立可能額が、一般NISAとつみたてNISAでは大きく異なります。

一般NISAの積立可能額は600万円。投資元本拠出が年間120万円まででき、5年にわたって5つの枠を同時に持つことができます。

つみたてNISAの積立可能額800万円。投資元本拠出が年間40万円まででき、20年間口座を維持することができます。

一般NISAとつみたてNISAでは、拠出ルールも異なります。一般NISAは、随時入金にも定期拠出にも対応していますが、つみたてNISAはその名の通り、定期拠出のみです。

非課税投資期間は、一般NISAが5年。つみたてNISAは20年。

一般NISAの非課税投資期間は、投資をした年から5年目の年末までです。

つみたてNISAの非課税投資期間は、20年となっており、より長期的に非課税投資を継続することができます。

一般NISAには、ロールオーバーという制度があり、5年間の非課税投資期間を最大10年まで延長することができます。

6年目に、売却していない資産を新しいNISA口座に移管することで、非課税メリットをさらに5年延長できるという制度です。

つみたてNISAには、ロールオーバーの制度がないため、期間を延長することはできません。

一般NISAとつみたてNISAでは、投資対象にも大きな違いがあります。

一般NISAは個人向け国債や一部商品を除いて、現物株式、ETFなど、ほぼすべての投資信託を選択することができます。

つみたてNISAは、金融庁が定めたガイドラインに則って対象商品が決められています。

つみたてNISAのメリットデメリットを徹底解説!

つみたてNISAのメリットデメリットを徹底解説!

つみたてNISAのメリット つみたてNISAのデメリット
  1. 投資で得られた利益が最大20年間非課税
  2. 100円から始められる!お財布に優しい投資
  3. 万が一のときにいつでも払い出しが可能
  4. 金融庁が決めた条件を満たす投資信託のみ選択できるので安心
  5. 平均買付単価を抑えられる
  6. 買いのタイミングを判断する必要がない
  7. リスクと手間が少ない
  1. 元本割れのリスクがある
  2. 年間の非課税投資金額が40万円までと少額
  3. 限定された金融商品からしか選べない
  4. 損失が出ると税制上の恩恵を受けられない
  5. リターンが少ない
  6. 積み立てた資金が所得控除されない
  7. リバランスが難しい

つみたてNISAとは積立投資のための非課税制度です。

投資といえば、株式投資のことを想像する人が多いと思いますが、つみたてNISAでの投資対象は「投資信託」となっています。

投資信託とは多くの人たちから集めたお金を1つにまとめ、それを運用のプロがいくつもの株式や債券などで運用するというものです。

つみたてNISAは、この投資信託で運用した時の運用益が非課税になるという制度となっています。

運用益が非課税ということで、多くの人から注目されているつみたてNISAですが、いいことばかりではありません。

もちろんデメリットもあります。ここからはつみたてNISAのメリットデメリットについて深く見ていきましょう。

つみたてNISA|7つのメリット

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つみたてNISAには次のような7つのメリットがあります。

それでは1つずつ見ていきましょう。

メリット1:投資で得られた利益が最大20年間非課税

投資信託では運用がうまくいくと投資家側は分配金を得られます。

また、購入した時よりも値上がりした時点で解約したら、差額分の利益を手にすることもできます。

通常、分配金や解約した時の利益には20.315%の税金が課税されるという決まりです。

しかし、つみたてNISAを利用して投資をすると、分配金、解約した時の利益にかかる税金が非課税になるというメリットがあります。

非課税投資枠は年間40万円、非課税期間は最大20年間とかなりの長期間に渡ります。

なんと、40万円×20年間=800万円分が非課税で投資が可能というわけなんです!

月にすると3万3,000円ほどは非課税投資ができます。

ただし、非課税にするためには、つみたてNISA専用口座を開く必要があります。その点は気を付けておきましょう。

メリット2:100円から始められる!お財布に優しい投資

男性
男性
つみたてNISAをするとはいえ、投資信託をするんだったら数十万円くらいかかるのでは?
女性
女性
つみたてNISAでもいきなり大きな金額を投資に回すのは怖い

そんな心配をしている人もいるのではないでしょうか?

金融機関にもよりますが、つみたてNISAは100円から投資ができるところもあります。

大きなお金を用意して投資をはじめる必要がないのです。毎月1,000円から、毎月2,000円から、など、ムリのない金額からでも投資をスタートできます。

ムリのない金額から投資をはじめて、慣れてきたら、投資額を増やすというのはいかがでしょうか?

FP店長@ゆき
FP店長@ゆき
投資額の多い方がそれだけ利益を得やすくはなりますが、投資初心者の人、投資は怖いと思っている人は、少額からはじめててみるのもおすすめですよ。

メリット3:万が一のときにいつでも払い出しが可能

長期間のつもりで投資をはじめても、投資に回していたお金が急に必要になることもあるかもしれません。

そのような場合、換金が難しかったとしたら非常に困るという人もいるのではないでしょうか。

つみたてNISAならば、いつでも換金が可能ですので、急なお金の入用の時でも安心です。

また、「5年後の子どもの大学進学費用にしたい」「3年後に家を購入するつもりなので、その資金にしたい」など、必要な時期が決まっているお金を貯めたいという人もいるでしょう。

つみたてNISAであれば、払い出しがいつでもできますので、期間限定で投資したいという人にもピッタリだといえます。

ただし、換金はいつでもできますが、その金額は時価となりますので、注意しておきましょう。

メリット4:金融庁が決めた条件を満たす投資信託のみ選択できるので安心

「投資はしたいけれども、どの投資信託を選んでいいのかわからない」という人も多いでしょう。とくに値動きが激しいものに、投資をしてしまうのが怖いと考える人も少なくないようです。

つみたてNISAで投資ができるのは「長期の投資」や「分散投資」に向いていると金融庁が認めた投資信託に限られています。

値動きが激しすぎるもの、分配金を頻繁に出すものは対象外なのです。初心者でも安心して投資できるものばかりとなっています。

また、一般的に投資信託を購入する際は手数料がかかります。保有している間は「信託報酬」、そして、換金時も「信託財産留保額」という手数料が必要です。

しかし、つみたてNISAであれば、購入時、換金時の手数料は一切かかりません。

また、保有している時にかかる手数料「信託報酬」も一般の投資信託に比べ、低い水準に抑えられています。

「投資はしたいけれども、コストがかかるのが困る」という人でも、つみたてNISAならば、非常に少ないコストでの投資が可能になります。

メリット5:平均買付単価を抑えられる

平均買付単価を抑えられることは、積み立てならではのメリットと言えます。

毎日価格が変わる商品を一度に購入せずに一定額ずつ分けて購入することができるため、平均買付単価を抑えることができる、ドル・コスト平均法という方法です。

一気に購入するのではなく、毎月つみたてNISAを利用することで、リスクを抑えることができます。

メリット6:買いのタイミングを判断する必要がない

投資初心者にとって難しいのが、買いのタイミングを見極めることです。

つみたてNISAが、変動する値動きを日々チェックして買いのタイミングを判断する必要がありません。

自動的に買い付けてくれるのもメリットといえます。

メリット7:リスクと手間が少ない

つみたてNISAは、あらかじめ決めた一定の期間に一定の額を投資する積み立て型のため、最初に手続きさえしてしまえば、手間が少ないこともメリットの一つです。

値動きによるリスクも受けづらく、投資初心者にとっても始めやすい投資といえます。

つみたてNISA|7つのデメリット

つみたてNISA2つのデメリット
初心者でも投資しやすくメリットも多いつみたてNISAですが、いいことばかりではありません。

預貯金ではなく投資にあたるため、いくつかの注意点もあります。ここではつみたてNISAのデメリットを7つご紹介します。

デメリットも把握した上で投資を決めましょう。

デメリット1:元本割れのリスクがある

メリットのところでもご紹介したとおり、つみたてNISAで投資できるのは値動きが激しすぎない投資信託ばかりです。

しかし、「お金は増える一方だ」という油断はしないでください!投資信託の投資対象の中には「株式」などもあるからです。

株式は値上がりで大きな利益を得ることも期待できますが、市況の変化や企業の業績悪化等で値下がりするリスクも少なからずあるものとなっています。

ちなみに、投資信託自体も預貯金のように元本が保証されているものではありません。状況によっては値下がりしてしまい、元本割れで損失を出す可能性があることも忘れないでください。

減らしてはいけないお金、生活で使うお金を投資に回すことは避け、余裕資金で投資することを心がけましょう。

デメリット2:年間の非課税投資金額が40万円までと少額

投資は回すお金が多いほど、資産が増える可能性も高くなります。

そこで、せっかくならば、数十万円や数百万円をつみたてNISAへの投資に回して、預貯金よりもお金を増やしたい、と考えている人もいるでしょう。

ただ、残念ながらつみたてNISAは年間の非課税投資金額が最大40万円までとなっています。大きな金額を投資することが不可能な投資方法となっているのです。

また、20年と投資期間が限定されている点も確認しておきましょう。

なお、複数のつみたてNISA口座を作れば、多くの金額を投資できるのでは?と思うかもしれませんが、つみたてNISA口座は1人1口座までしか作れません。

金融機関ごとに1口座ではなく、各人1口座までとなっています。こちらについても覚えておく必要があるといえそうです。

デメリット3:限定された金融商品からしか選べない

つみたてNISAで取引できる金融商品は、金融庁が定める物に限定されており、選択肢が少ないというのもデメリットの一つです。

  • 販売手数料無料のノーロード投信
  • 一定の水準よりも低い信託報酬
  • 信託期間が長期のもの
  • 頻繁に分配金が支払われない商品

など、細かい基準が定められています。

デメリット4:損失が出ると税制上の恩恵を受けられない

つみたてNISAで損失が出た場合、損益通算や繰越控除が認められておらず、税制上の恩恵が受けられないというデメリットもあります。

デメリット5:リターンが少ない

リスクが少なく、初心者でも挑戦しやすいのはメリットと言えますが、リスクが少ない分、リターンが少ないというデメリットも。

投資上級者の方にとっては物足りないリターン率となりそうです。

デメリット6:積み立てた資金が所得控除されない

iDeCo(個人型確定拠出年金)が所得控除の対象となるのに対し、つみたてNISAで積み立てた資金は、所得控除の対象になりません。

デメリット7:リバランスが難しい

積み立て方式で投資をする場合、日々の価格変動をチェックして、リバランスという調整を行うことが必要です。

つみたてNISAの場合には、個人でリバランスすることが難しいというデメリットがあります。

つみたてNISA(積立NISA)に向いている人・向いていない人は?

つみたてNISA・一般NISA・iDeCo(確定拠出型年金)など、さまざまな方法がある中で、一体自分にはどのような方法が向いているのか、迷っている人も多いと思います。

どのような人が、つみたてNISAに向いているのか、どのような人が、つみたてNISAに向いていないのか、つみたてNISAの特徴と共にご説明します。

向いている人:20代~30代の若い世代から、50代以降の世代まで幅広い年齢層の人

つみたてNISAは、幅広い世代の方におすすめの投資方法のため、あまり向いていない人というのはいません。

少額でコツコツと資産を増やしていくタイプの投資方法のため、それぞれに合った活用方法が考えられます。

20代~30代の、これからどんなことにお金がかかるようになってくるかまだ定まっていなような人にとっては、気軽に変更や払い出しができるつみたてNISAがおすすめです。

また、50代以降の老後資金にあてたいと考える世代にとっても、柔軟に運用できるつみたてNISAが向いていると言えます。

向いていない人:近い将来のための資金を貯めたい人

幅広い層に対応できる、つみたてNISAですが、教育資金や住宅購入費用など、近い将来のための資金を貯める目的の人にとっては、向いていない場合もあります。

リスクが少ないとはいえ、あくまで投資なので、損益が出ることも考えられます。確実に安定した貯蓄をしたいという人は、定期預金などを利用した方が安心かもしれません。

つみたてNISAは新型コロナウイルスへの影響はあるの?

つみたてNISAは新型コロナウイルスへの影響はあるの?
投資信託に組み込まれている株式は政治情勢、企業の業績によって価格が上下します。

新型コロナウイルス拡大の影響もあり、企業業績が心配される今、今後の株価の動きを不安視する人も多いのではないでしょうか?

現時点で、つみたてNISAで投資できる投資信託についても値動きが不安定になっている状況ですが、長い目で見るとそこまで心配はいらないといえるでしょう。

それは、つみたてNISAが最大20年と、長期間に渡る投資であるためです。長い期間中に投資信託の価格が戻ってくることも十分に期待できます。

また、毎月一定額積み立てていく方式のため、投資信託が値下がりしている時は、多く購入できます。

平均購入金額を下げられるのです。平均購入価格を下げておくと、今後少し値段が上昇しただけでも値上がり益を得られるかもしれません。

つみたてNISAでの投資は短期間の値動きで売り買いを繰り返すものではありません。

そのため、目先の価格はそれほど気にしなくても構わないのです。

つみたてNISAで長期間じっくりと資産を増やしていきましょう。

まとめ:つみたてNISAはデメリットよりもメリットの多い投資信託

つみたてNISAのメリット・デメリット
株式や債券に投資して、利益を得ることが期待できる投資信託。

その中でもつみたてNISAを利用すれば、最大年間40万円までは非課税で投資できます。

また、20年間と長期間の投資も可能ですので、ゆっくりと資産を増やしたい人にもおすすめの投資方法といえます。

どの投資信託に投資しようか迷ってしまうという人も心配無用です!

つみたてNISAで投資できるのは、購入・換金手数料がゼロで長期投資・分散投資に向いている投資信託ばかりです。

まとめ

  • つみたてNISAは少額から誰でも始められる投資で20年間の非課税制度があるのが最大の魅力
  • つみたてNISAは預金ではなく投資なので元本割れのリスクは常にある
  • コロナの影響で投資信託の価格は下降しているが、長期投資のつみたてNISAにはそこまで影響はない

元本保証がない・非課税で投資できる金額が決まっているなどのデメリットもありますが、総じてメリットの多いつみたてNISA。

毎月決まった額を投資していきたい、少ない額からゆっくり投資をはじめたいという人は、ぜひつみたてNISAを検討してみてはいかがでしょうか?

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