40代独身女性の保険料の平均額と40代独身女性の特徴とは?加入しておくべき保険もチェック
40代になると健康のことが心配になってくる人も多いでしょう。
そこで、気になってくるのは保険についてではないでしょうか?
今回は、40代の独身女性の保険そして平均保険料についてご紹介します。
こちらを読めば、保険のことだけでなく、どのくらいの保険料が適切なのかもわかりますよ。
どのような保険の種類があるのかもチェックしてみてくださいね。
40代独身女性の保険料の平均額は?
▼40代独身女性の月間平均保険料の調査結果
某保険ショップ調査(独身女性限定) | 12,643円 |
総務省家計調査(独身女性35歳~59歳) | 18,498円 |
調査平均 | 15,570円 |
▼40代女性(独身・既婚者含む)の月間平均保険料の調査結果
生活保険文化センター調査(既婚者含む) | 13,000円 |
40代独身女性の保険加入している人はどの程度の費用を支払っているのでしょうか。
総務省の家計調査(2020年)によると、35歳から59歳の独身女性の支払う月間保険料は平均18,498円となっています。
ちなみに、その内訳は個人・企業年金保険料が9,673円、その他の保険料が8,826円となっています。
また、独身・既婚問わない場合の40代の平均保険料に関しましては、
生命保険文化センターの令和元年度「生活保障に関する調査」によると、40代女性の平均月額保険料は約13,000円(年間平均保険料:15.6万円)という結果が出ています。
ただし、この結果は独身・既婚を問わず40代女性全体に対して調査したものです。
上記の単純な数値の比較はできませんが、40代の独身女性は既婚の人に比べ、
- 事故・病気のリスク
- 老後の生活費
を気にしているのがよく分かります。
またご参考ですが、ある保険ショップが契約者に対して行った調査によると、40代独身女性の月額保険料は12,643円となっていました。
どのくらいの保険料に設定したらいいのかわからないと迷うのでしたら、これらの結果から、上記の金額の間を取った15,570円程度が目安と考えるのがよいと思われます。
40代独身女性の保険料平均と独身女性全年代保険料平均の比較
では、40代の独身女性は他の年代の独身女性と比べ保険料はどの程度違うのかを探っていきます。
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | |
保険市場契約者調査結果まとめ | 11,798円 | 12,521円 | 12,643円 | 12,418円 | 9,303円 |
総務省の調査結果(2020年勤労単身者) | 16,204円(~34歳まで) | 18,498円(35歳~59歳) | – |
上の表をご覧頂くと分かりますが、同じ独身女性でも40代がいちばん保険料が高くなっています。
また次のグラフをご覧ください。こちらは、40代独身女性の加入している保険商品と独身女性全年代が加入している保険商品の平均比較になります。
保険市場コンサルティングプラザで対面にてご契約いただいたお客さまのデータという限定的なデータなので、不確かな部分も多いのですが、参考までにご覧ください。
こちらグラフから分かるように、40代独身女性は加入している保険が多いのはもちろんのこと、
- 終身保険
- 個人年金保険
- 医療保険
の3つの保険加入が全年代独身女性の加入割合よりも高くなっています。
理由はさまざまですが
という2つの理由が考えられます。
独身女性の場合、万が一の際に残される家族は配偶者ではありません。
既に定年を迎えている両親、もしくは離れて暮らす兄弟という人も多いのではないでしょうか。
そのため、家族にできるだけ負担をかけないようにと考える人も多いかと思われます。
また、40代は健康のことが気になりだす年代でもあります。
実際、厚生労働省の「平成29年患者調査」を確認しても年代が上がるごとに受療率が上がるという結果が出ています。
30歳~34歳の女性の場合、人口10万人当たりで外来を利用した人は4,138人となっていますが、45歳~49歳になると4,507人、55歳~59歳では5,998人と増えていくのです。
この調査では、妊娠・分娩に関する受療も加わっているため、すべてが病気に関するものではありません。
そうなると、ここで紹介した数字以上に20代、30代と40代以降とでは病気にかかる割合が大きく変化すると考えるべきでしょう。
なるべく多くの保障を付けておきたいという気持ちになるのも分かります。
40代独身女性が加入すべき保険とは?
前章でご紹介した保険の内容と月額保険料は大まかに以下の通りとなっています。
▼40代独身女性が加入すべき保険4選早見表
保険の種類 | 保険内容 | 費用(月額) |
医療保険 | 病気やケガで入院・手術・通院をした際の保障 | 2,000円〜3,000円 |
就業不能保険・所得補償保険 | ケガや病気で働けなくなった時の助けとなる保険 | 2,000円台 |
がん保険 | がん治療に特化した保険 | 4,000円~5,000円台 |
終身保険 | 終身保険は、死亡時に保険金が出る保険 | 3,000円台 |
保険の内容についてもさらに詳しく知っておきましょう。
とくに40代独身女性が、どの点を見て加入する保険を決めるといいかをご紹介します。
また保険料も、どの程度が適切なのかを確認していきます。
医療保険|2,000円~3,000円(月額払込保険料の平均)
病気やケガで入院・手術・通院をした際の保障です。
主な保障内容は以下の通りです。
- 入院1日につき入院給付金5,000~10,000円を支給
- 所定の手術を受けた場合、手術給付金を支給
- 入院後の通院に対して日額5,000円程度の通院給付金を支給
※保険会社によって保障内容は若干変わります
古い医療保険の場合、入院給付金の支給を「5日以上の入院に限り、1日目から給付金を支給」となっているものがあります。
ただ、最近は医療の発展により
- 日帰り入院
- 1泊2日の入院
もかなり増えています。
古い医療保険では、日帰り入院に対応していないものもあるので、確認しておきましょう。
また、女性の場合、
- 乳がん
- 子宮がん
- 子宮筋腫
など女性の病気に給付金が上乗せされる「女性疾病特約」を付加しておくことも大事です。
とくに40代は女性特有の病気が不安になってくる年頃です。
いつ病気になっても、治療費の不安がないように備えておきましょう。
就業不能保険・所得補償保険|2,000円台
就業不能保険・所得補償保険とは、ケガや病気で働けなくなった時の助けとなる保険です。
保険会社所定の就業不能状態になった場合、「月10万円」などのように給付金が給与形式で支払われます。
ケガ・病気で仕事ができなくなり、収入が減少、もしくは途絶えてしまうという時の不安に対応する保険です。
保険会社にもよりますが、入院だけでなく在宅療養の場合も支給される商品もあります。
ちなみに、就業不能保険と所得保障保険はほぼ同じ内容の保険ですが、扱っている保険会社の種別と給付期間がそれぞれ違います
- 就業不能保険…生命保険会社扱い、就業不能状態が続く限り支給
- 所得保障保険…損害保険会社扱い、給付期間は最長2年間
また、どちらも支給開始までに支給対象外期間がある点には気を付けてください。
そのため、1週間程度の超短期間の療養の場合は利用できません。
がん保険|4,000円~5,000円台
がん保険は、がん治療に特化した保険です。
保険会社によって、保障内容は異なりますが、以下のような状況・状態になったときに保険金が受け取れます。
- がんと診断された:診断給付金
- がん治で入院をした:入院給付金
- がん治療で通院が必要になった:通院給付金
- 所定の治療を行った:治療給付金
- がんの先進医療を受けた:先進医療給付金
- がんが再発した:複数回診断給付金
国立がん研究センターの調査によると、がんの罹患率は40代から徐々に上昇していきます。
とくに40代女性は40代男性よりも罹患率が高いのが特徴です。
がんは日本人の2人に1人がかかるといわれている病気です。
健康なうちに加入をぜひ検討しておきたい保険といえるでしょう。
終身保険|3,000円台
終身保険は、死亡時に保険金が出る保険です。
保障期間は一生涯となっています。
死亡した時のための保障のため、受け取るのは遺族となっている保険です。
40代独身女性の悩み3選|悩み解消の手段としても保険を考えよう
年齢や既婚・未婚に関わらず、私たちは生きていくうえで様々な悩みを抱えています。
ここでは、40代独身女性が抱える悩みにスポットを当て、その不安が少しでも解消できるような保険をご紹介します。
全てが保険で解決できる話ではありませんが、このような解決方法があると分かっているだけでも、心強いのではないでしょうか。
40代独身女性の悩み1:親の介護が必要となることを不安に思う
因みに知り合いの50代独身女性「親の介護で気付いたが私のオムツは誰が取り替えてくれるのだろうか?考えただけでも眠れなくなる。このまま独りで死ぬ時は誰にも発見されず腐敗臭から隣人に発見され死に目に誰にも気づかれないままなのか?」
— まめちゃん (@mamemamemamec2) August 22, 2020
40代独身女性の投稿ではありませんが、自分が40代となると親は70~80代。
まだまだ元気な高齢者も多いですが、ここから10年先も元気でいるとは限らないでしょう。
少なくとも介護が必要になるかもしれません。
介護が必要となった場合、介護サービスがすぐに見つかればいいのですが、現在は少子高齢化ですぐに介護サービスが受けられない状況です。
もしかすると、会社を休んで通院に付き添ったり、介護サービスを受けるための手続きをしたりする必要もあるかもしれません。
その時のために、介護などで働けなくなった際に給与のように給付金を受け取ることができる「就業不能保険・所得補償保険」を検討してみてはいかがでしょうか。
40代独身女性の悩み2:自分が病気や事故にあうことを不安に思う
朝から急な不安にかられて老後の心配などする土曜日の朝。おはようございます。
独身女性の老後資金は病気などのフォローも入れて1500万くらいらしい。
来年からがんばります!(毎年言ってる)— さとみ (@satomi98) December 19, 2020
先ほどもデータをご紹介しましたが、厚生労働省の患者統計によると年代が上がるごとに病院の受診率が上がります。
怪我や病気は予想できないので、入院・通院・手術への備えはしっかりしておきたいものです。
公的サービスもありますが、医療費がゼロになるわけではありません。
老後のための資金を怪我や病気によって減らさないためにも医療保険への加入をおすすめします。
また30歳以上で出産経験がない場合、乳がんのリスクが高まるという研究結果も出ています。
医療保険だけでなくがん保険にも目を向けるといいでしょう。
さらに入院や通院などで働けない期間が生じることがあるので、先ほどご紹介した「就業不能保険・所得補償保険」への加入も検討しておいた方がいいかもしれません。
40代独身女性の悩み3:突然自分が亡くなってしまった場合、お葬式のことが心配
独身女性の生命保険加入率の高さって、葬式代対策じゃね?と思ってしまう。かつての自分がそうだったし。 #あさイチ
— Youmy (@Youmyweb) May 31, 2016
独身女性の場合、家族に大金を残す必要はありませんが、高齢の両親に自分のお葬式代を支払わせるのは酷だと考える方もいるでしょう。
また、今まで愛してくれた家族、もしくは知人にお金を残しておきたいと思う方もいらっしゃるかもしれません。
そのようなときは、自分が亡くなったときにまとまったお金が残せる終身保険の検討をしてみましょう。
ただそのお金を誰にどのくらい渡すのか、はっきりとしておかないと自分の死後に大切な家族が相続トラブルに巻き込まれる可能性があるのでご注意ください。
40代独身女性の死亡保障は最低限でOK
医療保険、就業不能保険、がん保険、終身保険と見ていきました。
この中では、終身保険のみが死亡時の保険となっており、その他は、治療や療養時のための保険です。
40代独身女性の場合、病気のリスクはありますが、死亡のリスクについては、まだまだ小さいといってもいい年代です。
そのため、重視したいのは治療・療養のための保険といえます。
死亡時のための保険については、「葬儀代程度」など、最低限の備えにとどめておいてもいいでしょう。
色々な保障を付けていると、保険料はそれだけ高額になってしまいます。
自分に必要なものは何かを見極めていきましょう。
貯蓄があるなら40歳独身女性に保険は不要?
独身女性で支える家族もいない場合、「貯蓄をたくさん持っているから保険はいらないのでは?」と考えている人もいるようです。
本当にそうなのでしょうか?
確かに貯蓄が多くあれば、治療費や治療期間中の生活に困ることはないでしょう。
しかし、治療が長引くと、仕事を減らす、もしくは退職せざるを得ない方も出てくるかもしれません。
それだけ、収入も減る可能性も高くなるのです。
貯蓄の中から治療費も生活費も出していくと、「老後の備え」や「楽しみのため」のお金もそれだけ減ることになります。
治療が終了した後のことを考えると、やはり保険である程度備えておく方が賢いといえるのではないでしょうか。
ただし、死亡保険については別です。
家族がいる人の場合は、残された家族の生活も考えないといけませんが、40代の独身女性の場合、今のところ、支える家族はいないという人も多いのではないでしょうか。
したがって、貯蓄が十分にあるならば、その貯蓄を葬儀代として遺族に残すという方針で考えてもいいかと思われます。
もし、まだ貯蓄がないということであれば、終身保険ではなく、貯蓄が貯まるまでの期間だけ、保障期間が10年・20年などの「定期保険」に加入することをおすすめします。
まとめ:40代独身女性は医療費と収入を保障できる保険に入ろう
40代独身女性の平均保険料から、入っておきたい保険についても考えてみました。
40代女性は、死亡リスクはまだ小さいものの、病気のリスクは徐々に高まってくる年頃です。
特に独身女性の場合、自分の治療費・療養費は自分で準備する必要があるため、必要な保険には必ず加入しておくようにしましょう。
反対に、扶養する家族がいないので、終身保険などの死亡保険については、そこまで重視する必要はないといえるでしょう。
- 40代独身女性の平均月額保険料は15,570円
- 「医療保険」、「がん保険」と「就業不能保険・所得補償保険」は備えておきたい
- 貯蓄があれば「終身保険」への加入は重視する必要はない
保障内容と保険料は保険会社によって多少違いがあります。
複数の保険会社を見比べてから加入する保険を決めるようにしましょう。