補酵素(コエンザイム)とは?効果や食事で摂る方法を徹底解説
補酵素はその名の通り、酵素をサポートする成分のことです。
サポートする成分なら、あまり重要なものではないのでは?と思われる方もいるかもしれませんが、それは間違いです。
酵素は補酵素がないと十分な働きができず、免疫力が低下したり、血流が悪くなったりして身体の不調を招きます。
今回は、酵素を助ける補酵素の効果や摂り方を見ていきましょう。
不足しがちな補酵素をサプリメントで摂る方法についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
補酵素(コエンザイム)とは?
補酵素とは、文字通り「酵素を補う」役割をもつ重要な成分のことです。
「酵素」はさまざまなメディアで取り上げられているので、聞いたことがある方も多いと思います。
しかし「補酵素」というのはあまり聞きなれない言葉なのではないでしょうか。
補酵素は、英語で表すと「coenzyme コエンザイム」と書きます。
補酵素は酵素を補う成分ですが、酵素が体内で確実に働くために補酵素は不可欠な成分です。
7つの補酵素の効果と多く含まれる食品
補酵素は、私達人間が生きるための原動力であるエネルギーを作るのに不可欠な成分です。
糖質、脂質、タンパク質だけを摂取しても、補酵素がなければ、体内の代謝はスムーズに行われません。
酵素を補う補酵素の多くはビタミンから生成されます。
とくにビタミンB群を含む7つの補酵素は、私たちの代謝促進に欠かせない栄養素です。
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンB6
- ビタミンB12
- ナイアシン
- パトテン酸
- 葉酸
これらビタミンB群を含む7つの補酵素には、酵素と結びつき代謝をスムーズにする働きがあります。
また心の健康―精神安定にも効果的です。
ここからは、7つの補酵素の効果と多く含まれる食品について詳しく見ていきましょう。
ビタミンB1の効果と多く含まれる食品
ビタミンB1は、糖質の代謝に関わることによって、糖質をエネルギーに変える働きがあります。
また、アルコールの代謝、脳の動きにも関わり、神経の働きを正常に保つという働きもあります。
疲労が原因のむくみ、しびれ、食欲不振、不安感、集中力の欠如の症状に効果的です。
- 豚ひれ肉
- 豚もも
- うなぎ白焼き
- 玄米ご飯
- そば(乾麺)
- まだい
- 枝豆
- かつお
- まぐろ
- 絹ごし豆腐
ビタミンB2の効果と多く含まれる食品
ビタミンB2は、脂質の代謝に関わることによって、脂質をエネルギーに変える働きがあります。脳と肝臓の働き、皮膚や粘膜の代謝に関わるという作用もあります。
ストレスによる肌荒れ、口内炎、目の充血を抑え、生活習慣病の予防にも効果的です。
- 豚レバー
- うなぎ白焼き
- 納豆
- ぶり
- さわら
- モロヘイヤ
- ほうれん草
- アーモンド
ダイエット中にも摂取したい栄養素ですね。減量中は特に、納豆、ほうれん草などの緑黄色野菜を摂り入れるとよいでしょう。
ビタミンB6の効果と多く含まれる食品
ビタミンB6は、特にタンパク質の代謝や造血に関わっています。
また、脳の働き、神経伝達物質の生成や抗アレルギー作用に関与しています。脂質の抗酸化に働く作用もあります。
疲労による口内炎、皮膚炎、じんましん、湿疹、アレルギー症状を抑えたり、ストレスが原因のイラつきや精神安定に効果的です。
- 牛レバー
- さんま
- かつお
- まぐろ(赤身)
- 鮭
- 豚ヒレ
- 鶏ササミ
- 鶏レバー
- バナナ
- 赤パプリカ
- さつまいも
- 玄米ご飯
美しい体づくりのために、タンパク質と一緒にビタミンB6を摂取るとよいでしょう。
ビタミンB12の効果と多く含まれる食品
ビタミンB12は、ビタミンB6と同様にタンパク質の合成やアミノ酸の代謝に関わる栄養素です。
ヘモグロビン、赤血球の生成にも欠かせません。また、脳の発達も助ける作用があります。
神経、血液を健康に保ち、疲労や体力の低下を引き起こす貧血を予防する働きがあります。
- 牛レバー
- あさり
- 蠣(かき)
- さば
- ほたて
- ほっけ
- しじみ
- あじ
- 焼きのり
野菜だけ食べている人は、ビタミンB12が不足してしまいがちなので気を付けましょう。
ナイアシンの効果と多く含まれる食品
ナイアシンは糖質、脂質、タンパク質の代謝に関わっています。
エネルギーの代謝にも関与し、数百種類の酵素の働きをサポートしています。
注意すべき点は、飲酒により失われやすいこと。
メリットとしては熱に強いため、加熱処理しても失われにくいという特性があります。
皮膚や粘膜の炎症を防いだり、神経症状を防ぐ役割があります。
- カツオ
- 豚レバー
- ピーナッツ/li>
- たらこ
- まぐろ
- 鶏むね
- さば
- あじ
- エリンギ
- とうもろこし
ビタミンB1、B6などと助け合う関係にあるので、バランスよく補いましょう。
パトテン酸の効果と多く含まれる食品
パトテン酸は、たんぱく質、脂質、糖質の代謝に関わっています。
代謝とエネルギー産生に不可欠な酵素を補助する役割をしています。
神経、副腎皮質の機能を正常に保ったり、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きもしています。
パトテン酸は、動物性、植物性に関わらずのたくさんの食品に含まれます。
- レバー
- 豚レバー
- さけ
- いわし
- 鶏レバー
- 鶏むね
- 鶏ささみ
- アボカド
- たらこ
- モロヘイヤ
- 干ししいたけ
意識的に摂取して、皮膚の新陳代謝を促しましょう。
葉酸の効果と多く含まれる食品
葉酸は、タンパク質と核酸の代謝に関わっています。ビタミンB12と一緒に正常な赤血球の生成をサポートしています。
特に、妊娠中の女性や妊娠を計画している女性、授乳中の女性は積極的な摂取が必要です。
葉酸は、妊娠初期に胎児の発育に重要な役割を果たします。
摂取により、神経管閉鎖障害の予防に繋がります。妊娠中期以降も、赤ちゃんが元気に育つ手助けや妊婦さんの貧血を抑えてくれます。
授乳中は、母乳からの赤ちゃんへの栄養補給、細胞分裂をサポートする働きがあることから子宮回復への手助けにもなります。
- 鶏レバー
- 菜の花
- 枝豆
- モロヘイヤ
- ほうれん草
- ブロッコリー
- いちご
- いちご
熱に弱いので、生で食べられる野菜や果物から摂取することにも意識してみましょう。
酵素と補酵素をバランスよく摂りたいならサプリメントも効果的
食事で十分に摂取できるかどうか心配な場合は、サプリメントで補ってあげることが効果的です。
前述のとおり補酵素は、酵素の働きを活性化させてくれるので積極的に摂ることが大切。
年齢と共に代謝も落ちてしまうので、サプリメントで補っていきたいですね。
酵素サプリメントのおおススメの選び方は、
- 生きた酵素が配合されていること
- 良質な酵素が含まれていること
です。
酵素は48度以上の熱で活性力が失われてしまいます。
そこで、生きた酵素が配合されている生酵素サプリメントを選ぶのが得策でしょう。
成分についても、麹由来のものなど良質な酵素がたくさん含まれているサプリメントを選ぶと効果が期待できます。
【酵水素328選生サプリメント燃】は、328種の植物発酵エキスを配合した生きた酵素を摂ることができるサプリメントです。
- 辛味成分カプサイシン
- 黒生姜エキス
- 黒胡椒エキス
の人気成分も配合されダイエット力を底上げしてくれます。
プロスケーターの安藤美姫さんも愛飲。健康的なダイエットに摂り入れています。
ユーザーの口コミなども参考にしながら、質の高いサプリメントを選びましょう。
まとめ:代謝UPを目指すなら酵素だけでなく補酵素も摂り入れよう
酵素は単体として働けるものと単体では働くことができず、他の物質と結びついて働くものがあります。
酵素が不可欠であるのと同時に、酵素が体内で働くために必要な存在が補酵素です。
数多くの酵素は補酵素に助けられて体内で活動するので、補酵素を摂取することが代謝UPに繋がります。
- 酵素は補酵素がないと働けない
- 補酵素は熱に弱いため摂取するとき
- 食事のみで補うのは難しいのでサプリメントなどを活用する
酵素は、消化、吸収、代謝に必要な成分ですが、加齢とともに減少していきます。
体内の酵素が減少すると、基礎代謝が落ちてしまい太りやすくなったり、健康や美容にも影響が出てしまいます。
補酵素を食事で摂りにくいときは、サプリメントで補うのもおすすめです。
健康と美容のために、補酵素を積極的に摂り入れていきましょう。