出汁で豊かな生活を送るコツは?世界で注目されるには理由があった!
普段から特に意識せずに出汁を使っているという人は多いと思います。
最近では簡単に使える出汁パックもあって便利ですよね。
そんな出汁ですが、実は世界でも注目されている魅力的なものなんです!
今回は出汁の基本的な知識や、出汁の使い方などについてご紹介していきます。
出汁についてしっかり理解して、生活を今よりも豊かなものにしていきましょう。
出汁とはそもそもどういうもの?
出汁とは、魚介などの食材を煮出したり水に浸けたりすることによって、味をつけた液体のことです。
出汁の味は旨味と呼ばれ、さまざまな料理に活用されています。
人が感じられる味は、甘味や酸味、塩味、苦味が有名です。
そこに、出汁の旨味も入り、基本の5味と呼ばれることがよくあります。
出汁の旨味を好んで、料理で使っている人は多いです。
かつお厚削り、昆布、煮干、さば厚削り
これらでとった出汁で豚汁を作る。
超絶うまい!
味噌と豚の脂に負けない強いうま味とコク。
たまにはゆっくりと出汁をとりながら作る料理でリラックス。 pic.twitter.com/bBG0HpIruc— Tatty (@Tatty_SH) 2019年2月16日
そんな旨味は、世界でも注目されているので確認しておきましょう。
世界で注目される出汁の魅力
日本の出汁は、世界で注目されているほど魅力的なものです。
そのことは、2013年の和食のユネスコ無形文化遺産への登録からもわかります。
出汁特有の旨味やヘルシーさが世界でも評判なのです。
しかし、出汁そのものは日本だけのものではありません。
たとえば西洋であれば、鶏ガラや白身魚の出汁が有名です。
他にもアジアでは、干しエビや干しアワビの出汁がよく使われています。
このように定番の出汁は国によって違い、その地域の食文化を支える重要なものなのです。
それではここからは、有名な出汁にはどのようなものがあるのかについてを見ていきましょう。
有名な出汁にはどんなものがあるの?
日本人にも馴染み深い有名な出汁には、以下のようなものがあります。
- かつお出汁
- 昆布出汁
- 煮干し出汁
- 合わせ出汁
これらの出汁は、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
かつお出汁や昆布出汁、煮干し出汁は名前の通りの食材が使われた出汁です。
合わせ出汁は、かつおと昆布を合わせたものがよく使われます。
これらの出汁を料理する際に上手く使うことによって、日々の食卓をより豊かにすることができるはずです。
それではここで、実際に出汁をとる方法を見ていきましょう。
出汁をとる手順
実際に日々の料理で使えるように、出汁をとる手順を確認しておきましょう。
ここでは、昆布出汁とかつお出汁のとり方をそれぞれ見ていきます。
昆布出汁のとり方
昆布出汁をとるには、煮出しと水出しという2つの方法があります。
どちらも水が1Lなら昆布は10gほどを用意してください。
煮出しの場合は、60℃〜80℃程度の温度のお湯で30分程度煮出せば良いです。
このとき注意するポイントは、強く煮出しすぎないということが挙げられます。
強く煮出してしまうと、昆布の磯臭さが目立ってしまい、料理に使いにくくなるのです。
したがって、温度に気をつけながら20分を経過した頃から味見をしながら煮出していきましょう。
水出しの場合は、12時間程度、ボールに水と昆布を入れて浸けておけば良いです。
寝る前に準備しておけば、朝には出汁が出来上がっています。
水出しで作られた出汁は、煮出しに比べて雑味が少なくスッキリとした味わいが特徴的です。
かつお出汁のとり方
かつお出汁をとるには、水が1Lなら鰹節が20gほど必要です。
出汁をとるときは、沸騰したお湯を準備します。
お湯ができたら、薄削りの鰹節を入れて1分〜2分程度の時間が経つのを待ちましょう。
時間が経ったら、ザルにキッチンペーパーをしいて漉してください。
注意するポイントとしては、鰹節を入れるのは2分までにするということです。
それ以上の時間入れていても、出汁に雑味が出てしまいます。
スムーズに出汁がとれるように、事前にザルとキッチンペーパーは準備しておくべきです。
以上が、昆布出汁とかつお出汁のとり方でした。
いつもあまり時間や温度などを意識せずに煮出しているという人もいるかもしれません。
しかし、ご紹介した正しい方法で出汁をとれば、今まで以上に美味しく料理が作れるようになります。
それではここからは、料理によって合う出汁が違うことについて見ていきましょう。
料理によって合う出汁が違う?
料理によって、合う出汁は違います。
したがって、どの料理を作るのかによって、出汁を使い分けなければなりません。
たとえば、以下のように使い分けられます。
- かつお出汁→茶碗蒸しやすまし汁などの出汁が主役となる和食
- 昆布出汁→お吸い物やおでん、佃煮などの上品な甘味が必要な料理
- 煮干し出汁→味噌汁や煮物などの香りが強く濃厚な風味が必要な料理
- 合わせ出汁→幅広い料理
このように、出汁によって向いている料理が異なるので、使うときには意識してみてください。
悩んだら合わせ出汁を選べば、大きく失敗することはないでしょう。
ちなみに、出汁の文化には地域差があります。
地域によって好まれる出汁が違う場合もあるので、ここで見ておきます。
出汁の文化に地方差があるの?
出汁の文化には地域差があると言われています。
関東と関西で料理の味付けが異なるというのは、聞いたことがあるのではないでしょうか。
一般的に関東の味は濃く、関西の味は薄いとされています。
関東から関西に引っ越した場合や、関西から関東に引っ越した場合には味付けの違いの戸惑う人も多いです。
実は、関東ではカツオ出汁、関西では昆布出汁がよく使われています。
カツオ出汁は昆布出汁よりも味が濃いので、その違いが料理にも出るのです。
また、関東と関西以外にも違いはあります。
たとえば、東北なら煮干し出汁、吸収ならしいたけ出汁がよく使われている出汁です。
このように地域によって好まれる出汁が違うので、たまに別の地域の出汁を使ってみると料理のバリエーションが増えるでしょう。
しかし、いつもは使い慣れない出汁を毎回とるのは手間がかかってしまいます。
そのようなときには、簡単出汁パックを使えば便利です。
簡単出汁パックを活用しよう
最近は、簡単に出汁がとれるパックが市販されています。
水の入った鍋に出汁パックを入れて、2分程度煮出すだけで美味しい出汁がとれるのです。
手間がかからずに出汁をとることができるので、常備しておけば時間がないときでも美味しい料理が作れます。
ちなみに、出汁パックは自分で作ることもできるので作り方を見ておきましょう。
出汁パックの自作方法は?
出汁パックは自分で作ることもできます。
必要なのは、出汁をとりたい食材と、使い捨てのお茶用パックです。
出汁をとりたい食材を粉砕してください。
このとき、細かくしすぎると雑味が出やすくなるので、粗い程度で大丈夫です。
食材が粉砕できたら、パックに入れれば出来上がりとなります。
自作出汁パックは保存容器や保存袋に入れて冷凍保存をすることで、2ヶ月程度は使用可能です。
時間があるときにまとめて作っておけば、忙しいときでも便利に使えます。
あまり料理に時間が取れないけれど出汁を使いたいというときは、ぜひ試してみてください。
出汁を上手く使うことによって、生活が豊かになります。
まとめ
出汁とは、魚介などの食材を煮出したり水に浸けたりすることによって、味をつけた液体です。
出汁の味は旨味と呼ばれ、さまざまな料理に活用されています。
出汁は食材によって風味が変わるので、料理によって合う出汁を使い分けることがポイントです。
出汁パックを利用すれば忙しくても簡単に出汁を活用できるので、ぜひ使ってみてください。