貯金・資金運用
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利子についての疑問を解決!税金はかかる?単利と複利とは?

店長ゆき
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定期預金・普通預金などをする際、なるべく高い利子を求めてさまざまな金融機関を見比べることはありませんか?その中で注意していただきたいのが利子にかかる税金についてです。金融機関に提示されている金利をそのままもらえるわけではありません。利子からも税金が引かれているのです。

また、利子に関しては「単利・複利」という言葉もよく聞きます。どちらかによって利子の金額も変わることをご存知でしょうか?

今回は知っているようで知らないことも多い預金の利子について解説します。

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利子にはどのくらいの税金がかかる?

まず利子にかかる税金について確認しておきましょう。現在、利子の中から20.315%の税金が引かれています。その内訳は以下の通りです。

  • 所得税(国税):15%
  • 復興特別所得税(国税):0.315%
  • 地方税:5%

※復興特別所得税は2013年1月から25年間の期間限定です。

節税しながら利子を受け取ることは可能?

国税(所得税)として15.315%、地方税が5%引かれていると聞くと、「結構高い税率だな」と感じてしまいます。この税金を少しでも節約する方法も知りたいところです。

もし節税を考えているのならば、「税金の計算では小数点以下は切り捨てになる」という点を利用しましょう。

0.01%の1年物の定期預金に100万円預けた場合で確認します。

利子の金額(税引き前)は100万円×0.01%×1年=100円と算出されました。

では税金はどうなるでしょう。以下のように計算します。

国税(所得税・復興特別所得税):100万円×0.01%×1年×15.315%=15.315円

この計算では小数点以下が0.315円出ていますが、この部分は切り捨てされますので、税金額は15円となります。

地方税も見てみましょう。

地方税:100万円×0.01%×1年×5%=5円

こちらは小数点以下が出ませんでした。税金額は5円です。

この条件で預金をすれば、100円の利子から20円の税金が引かれ、手取り利子が80円になることが分かります。

仮に、小数点以下が繰り上げだった場合、国税部分の15.315円は16円となり、税金額は1円上がってしまうのです。

この条件だけで見れば税金額も少なく思えますが、預金額が高くなるほど、また金利が高くなるほど、税金額もアップします。

できれば、預け入れる前に自分で計算してみて、少しでも有利に利子が受け取れるように考えてみてください

利子の手取り額、税金額のシミュレーションは各金融機関のサイトからできます。預ける金額や預け入れ期間を変えながら、計算してみてはいかがでしょうか。

  • 税率は所得税・復興特別所得税(国税)15.315%、地方税5%
  • 利子にかかる税金の計算では小数点以下は切り捨てされる

単利と複利はどう違う?

金融機関のサイトで利子のシミュレーション計算をする際、「単利で計算」「複利で計算」を確認する部分があります。これら単利と複利はどう違うのかも確認しておきましょう。

まず、単利・複利の特徴を見ておきます。

  • 単利:当初預けた元本のみ運用し利子が付く
  • 複利:運用中に出た利子も元本に加える。それをさらに運用し利子が付く

では、単利と複利(1年複利)でどのくらい利子に差が付くのか計算してみます(税金は考慮しません)。

例)金利1%で100万円を5年間預け入れた場合

単利(円) 複利(円) 差額(円)
1 1,010,000 1,010,000 0
2 1,020,000 1,020,100 100
3 1,030,000 1,030,301 301
4 1,040,000 1,040,604 604
5 1,050,000 1,051,010 1,010

同じ金利であっても、単利と複利が違うと年数が経つにつれて利子額に差がついていくことが分かります。預金をするにあたっては、単利よりも複利が有利になるのです。

半年複利・一年複利の違いも要チェック!

預金をするならば、単利よりも複利の方が受け取る利子が多くなることは分かりました。では、同じ複利でも「1年複利」「半年複利」にはどのような違いがあるのかもチェックしましょう。

  • 1年複利:利子を元本に組み入れる期間が1年
  • 半年複利:利子を元本に組み入れる期間が半年

こちらも、金利1%で100万円を5年間預け入れた場合の利子の差を計算してみます(税金は考慮しません)。

1年複利(円) 半年複利(円) 差額(円)
1 1,010,000 1,010,025 25
2 1,020,100 1,020,151 51
3 1,030,301 1,030,378 77
4 1,040,604 1,040,707 103
5 1,051,010 1,051,140 130

1年複利より半年複利の方が利子が多くなります。また、この金額の差は年数を重ねるほど大きくなっていきます。

これからお金の預け先を探すのならば、単利よりも複利を選んでください。そして、複利の中でも1年複利より半年複利と利子を元本に組み入れる期間が短いものを選びましょう

  • 単利は当初預けた元本のみ運用
  • 複利は利子も元本に加えながら運用
  • 複利は利子を元本に加える期間が短い方が受け取る利子が多くなる

まとめ

税金や利子のことなど、預金について誰もが疑問に思うことについて解説しました。

金融機関のサイトでは取り扱う預金について詳しく紹介しています。金利の高い・低いにだけ注目するのではなく、単利・複利の違いなどもしっかり確認すると、今以上にお得な預金を選ぶことができるでしょう。

そして預金にかかる税金は小数点以下切り捨てになるため、預け入れ額によっても多少変わってきます。少しでも節税できるように、預ける前に税額のシミュレーションをしてみることをおすすめします。

 

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