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非常持ち出し袋の中身は何を用意するべき?きちんと備えて自分や家族の身を守ろう

非常持ち出し袋の中身は何を用意するべき?きちんと備えて自分や家族の身を守ろう
店長ゆき
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近年大規模な自然災害が毎年のように発生し、自分の身は自分で守る必要性を感じている方も多いのではないでしょうか。

いざというときに自分や家族を守るためにも、非常持ち出し袋は用意しておきたいですよね。
そこで重要なのは非常持ち出し袋の中身です。もしものときに持ち運ばなければならないため詰め込みすぎて重すぎると避難の邪魔になり、あまりに必要最低限に絞り込みすぎると非常時の助けとなりません。

非常持ち出し袋の中身には自分や家族に必要なアイテムを過不足なく用意することが大切です。

この記事でわかること

  • 非常持ち出し袋に揃えておくべき基本のアイテム
  • それぞれの環境に合わせて用意しておきたいアイテム
  • 非常持ち出し袋は定期的な見直しが重要
  • 非常持ち出し袋は市販のセットを購入するのもおすすめ


今回はもしものときに役立つ非常持ち出し袋の中身について詳しく解説します。

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非常持ち出し袋の中身は何を用意するべき?

非常持ち出し袋に揃えておきたいアイテムは、必ず揃えておきたい必要最低限のものと、それぞれのライフスタイルに合わせたものの2種類に分けられれます。

それぞれジャンルごとに詳しくアイテムを挙げてみましょう。

最低限備えておきたい基本のアイテムリスト

まずは避難時すぐに持ち出したい最低限の備えをチェック。何を揃えたらいいのかわからないという方は、以下を参考にして基本の備えを用意しましょう。

1.食料品や飲料水

食料品や飲料水は必需品ですが、詰め込みすぎるとかさばり、袋が重くなる原因になるため、必要量を見極めることが大切です。

非常持ち出し袋として持ち運べるよう、飲料水は500mlのペットボトルで用意するのが最適。一人あたり2〜3本用意するといいでしょう。

食料品は調理の必要がない乾パンなどの非常食がおすすめです。最近では缶詰のパンや、水だけで食べられるアルファ米などさまざまな非常食があるため、いくつかの種類を揃えておくのもいいですね。

2.情報収集用品

どこにいても災害状況を逐一チェックできるスマホなどの情報端末も必須アイテム。充電を気にせず使えるよう、モバイルバッテリーがあると安心です。

また、大規模災害などの緊急時には情報が錯綜しがちです。とくにSNSを使って知る情報はデマや誤報が混じることも。携帯ラジオも用意しておき、さまざまな角度からの情報を得られるようにしておくといいでしょう。

3.衛生・救急用品

避難の際に負ってしまったケガや、持病などに対応できるよう、薬や救急用品の用意も忘れずに。以下のようなアイテムを用意しておくと安心です。

  • 絆創膏
  • 消毒液
  • ガーゼ
  • 包帯
  • 三角巾
  • マスク
  • 持病薬
  • ティッシュ・トイレットペーパー
  • ウェットティッシュ
  • タオル
  • 簡易トイレ
  • 予備のコンタクトレンズやメガネ

 

この他にも自宅の救急箱をイメージしてアイテムを追加すると過不足なく用意できますね。

4.衣類・防寒具・雨具

避難時に動きやすいよう、ジャージやスウェットなどの衣類も用意しておくといいでしょう。もちろん着古したものでかまいません。

また、寒い時期や雨の中の避難は風邪や体調不良の原因となりやすく、場合によっては命を脅かすこともあるため、防寒アイテムや雨具も備えておきましょう。

アルミ製保温シートなら軽くてかさばらず、非常持ち出し袋にぴったり。100円ショップでも購入できるので、ぜひ用意しておきたいですね。また、レインコートは雨のときはもちろん、防寒具としても役立ちます。

5.貴重品や証明書類

直接身を助けるわけではありませんが、用意しておくと安心なのが現金や証明書などです。

現金は自動販売機やコンビニが使える場合に役立ったり、小銭があると公衆電話が使えたり、いざというときに便利。大金を用意しておく必要はありませんが、少し安心できるくらいの金額を小銭とともに財布に用意しておくといいですね。

また、運転免許証や保険証、健康保険証などの写しを用意しておくと自分自自身の証明となり、避難所などでの混乱時に役立つこともあります。

6.便利アイテム

その他にも次のようなアイテムを用意しておくと予想外のさまざまな状況にも対応できます。

  • レジャーシート
  • 懐中電灯
  • ローソク
  • ライター
  • はさみ(サバイバルナイフ)
  • ロープ
  • 軍手や手袋
  • アイマスク
  • 耳栓

 

レジャーシートは避難所で場所を確保するのに活躍します。ひとりあたり2畳分ほどあると安心でしょう。

懐中電灯やローソクは灯りとして。ライターはローソクや暖房器具への点火に使えます。マッチは湿気で使えなくなってしまうこともあるので、ライターがおすすめです。

はさみやサバイバルナイフ、ロープ、軍手などもあるといざというときに便利。避難所で落ち着いて眠れない場合も多く、アイマスクや耳栓があって助かったという体験談もよく聞かれます。

7.連絡ツール

災害時にはスマホや電話などの連絡手段が絶たれてしまったり、使いにくくなってしまったりすることも考えられます。そこでアナログな連絡ツールもいくつか用意しておくといいでしょう。

布製のガムテープと油性マジックがあれば、伝言メモを貼って残せます。また、ホイッスルやブザーがあれば、叫ぶことなく音を出して助けを求められます。

ライフスタイルや環境似合わせて用意しておきたいアイテムリスト

ここまで非常持ち出し袋に用意しておきたい基本アイテムをご紹介してきました。さらに、ライフスタイルや環境により、非常持ち出し袋に入れておくべきものは変わります。

以下を参考に、それぞれに必要なアイテムをチェックしておきましょう。

女性の場合

女性はナプキンやおりものシートといった衛生用品を追加しておくと安心です。いざというときは傷の手当や止血などにも役立ちます。

高齢者の場合

高齢者はどの程度自分で動けるかによっても変わりますが、必要であればおむつや介護用品を多めに用意しておくといいでしょう。また、持病の薬も忘れないようにしたいですね。

赤ちゃんや子どもがいる家庭の場合

赤ちゃんがいる家庭ではおむつやお尻拭き、パウチや瓶の離乳食、おやつなど、月齢に応じたアイテムを追加しておきましょう。

また、避難所などでの時間をつぶせるよう簡単なおもちゃやトランプ、お絵かきセットなどがあるといいですね。

非常持ち出し袋の中身は定期的に見直しを

非常持ち出し袋の中身は用意しっぱなしではなく、定期的に見直す必要があります。いざというときに劣化して使えない、なんてことになったら大変。とくに食料や飲料水は消費期限に注意が必要です。

おすすめは一年や半年に一度など、日にちを決めてその日に見直す方法です。

たとえば9月1日の防災の日や、3月11日の東日本大震災が発生した日など、社会的に防災の気運が高まる日に設定しておけば忘れにくいですね。

非常持ち出し袋に入れておきたい非常食

非常食と聞くと「乾パン」や「缶詰」などをイメージする人が多いかと思います。

生き延びるための非常食なので、味や量などは気にしていられないと思いますが、これらの食事が何日も続くと精神的にも参ってしまいそうです。

でも今は長期保存可能で美味しい非常食が多く販売されているのをご存知でしょうか。

ここでは、非常持ち出し袋に入れておきたい非常食について解説します。

非常食は何日用意したらいいの?

災害により電気や水、ガスなどのライフラインが止まった場合、支援が届くまで約3日~1週間かかるといわれています。

そのため、自宅には1週間分の非常食があると安心です。

また非常食は備蓄したまま放置して、気づいたら賞味期限が切れていたということになりがちです。

そうならないよう、レトルト食品やインスタント、缶詰食品などの長期保存できる食品を多めに買って切らさずに買い足すローリングストックを実践しましょう。

非常持ち出し袋に入れておきたいおすすめの非常食

非常持ち出し袋には3日分の非常食を入れることができないので持ち運びしやすい食料を入れていきましょう。非常持ち出し袋に入れておきたいおすすめの非常食は以下の通りです。

  • 缶詰
  • レトルト食品
  • ドリンクゼリー

それでは1つずつ紹介します。

缶詰

非常食の定番といえば缶詰ですよね。長期保存もできますし、種類も豊富で美味しい缶詰が販売されています。

その中でも非常食といえば満腹感が得られる乾パンやビスケットの缶詰をイメージする人が多いかと思いますが、今はふわふわのパンの缶詰も販売されていますよ。

この缶詰の缶詰は行列のできるパン屋「京都ボローニャ」が作ったもので、味も美味しくさらに5年間も保存できます。

買ったらすぐにでも食べてしまいそうですね。

レトルト食品

レトルト食品といえば、カレーをイメージする人が多いと思いますが、今はカレー以外にも様々な商品が販売されています。

その中でも炭水化物が摂れてなおかつ意外性のある商品がこちらのレトルトうどん。

温めなくても食べられる厚揚げ入りのさぬきうどんです。

つゆと麺が別々になっており、つゆに麺をかけるだけで美味しく食べられます。

こちらも5年保存できるので安心ですね。

ドリンクゼリー

災害に遭うと家を失ったり、不便な生活を強いられたりと肉体的にも精神的にもショックを受けます。

中には食欲が落ちて食事をまともにとれなくなることも。

でも少しでも栄養を摂らないと、体調を崩してしまう可能性があります。

そんな食欲がない時も摂りやすく、長期保存がきくのがドリンクゼリーです。

賞味期限が10ヵ月と少々短いのがデメリットですが、栄養補給だけでなく水分補給もできるため水の代わりに備えるのもおすすめです。

また高齢者や用事でも食べやすく、のどに詰まらせることもないので、安心して与えることができるのも良いですね。

甘いものを食べるとなんだかほっとしますよね。

災害に遭うと不便な生活を強いられてイライラしたり、生命の危機に遭い慌ててしまったりと精神が疲弊しがちです。

そんな時に備えておきたいアイテムがこちらです。

サクマドロップスといえば緑の缶に入ったものがおなじみですが、これは長期保存がきくプラボトルに入ったドロップになります。

未開封で5年間の長期保存が可能です。

ドロップには砂糖のみで栄養がないと思われがちですが、サクマドロップにはクエン酸やビタミンCが配合されているのでエネルギー補給にも役立ちます。

心を落ち着かせるためにも1つ用意したいアイテムの1つです。

非常持ち出し袋は市販のセットを活用するのもおすすめ

非常持ち出し袋は自分で中身を用意するほかにも、市販のセットを活用するという手段もあります。

市販のセットなら必要なアイテムが網羅されており、入れ忘れなどの心配を避けられます。一方で、基本的なアイテムが中心となっているため、個々の状況に合わせたアイテムは別に用意する必要があることを忘れないようにしたいですね。

まとめ


非常持ち出し袋はいざというときのために、必要な中身をきちんと揃えておくことが重要です。まずは基本のアイテムを揃えた上で、それぞれに自分や家族に合わせた必要なものを追加するといいでしょう。

まとめ

  • 非常持ち出し袋は食料や飲料水だけでなく万が一に備えて中身を用意する
  • 女性や高齢者、赤ちゃんのいる家庭などそれぞれに合わせた用意も重要
  • いざというときに役立つよう中身は定期的に見直しを
  • 一つひとつアイテムを選ぶのが大変なら市販の非常持ち出し袋セットもおすすめ

災害が発生したときに自分や家族をしっかり守るためは、日ごろから非常持ち出し袋の中身をきちんと精査し、必要なものを備えておくことが非常に大切です。さっそくわが家の非常持ち出し袋を用意してみませんか?

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