エスニック料理代表5選を紹介!味の決め手となる調味料の特徴についても解説
エスニック料理はどこの国の代表料理かご存知ですか?
今回はエスニック料理がどこの国の代表料理かという疑問から、代表的な調味料までを解説します。
この記事を読めば、あなたもエスニック料理の魅力にはまり、きっと食べたくなるはずです。
この夏はエスニック料理で身体も心もリフレッシュしちゃいましょう!
エスニック料理代表5選を紹介!
ここまでエスニック料理の代表国とそれぞれの国の料理を紹介しました。
しかしながら、エスニック料理は上記の4つだけではありません。
ここからは、この夏ぜひ食べて欲しいエスニック料理5選をご紹介します。
上位3つは【日本エスニック協会が予測する“この夏絶対流行する!エスニック食“ランキング】のTOP3に入っている料理なので必見ですよ!
バインミー(ベトナム)
お米が主食のベトナムですが、フランスの植民地時代にパン文化が広まったことから、パンもよく食べられます。
その代表的な料理がバインミーです。
少し固めのバケットに
- レバーのパテ
- パクチー
- ハーブ
- 酢漬けの野菜
などを挟んだおしゃれなサンドになります。
バケットに挟む具材はさまざまでお店によって違うので、現地ではさまざまなお店で個性豊かなバインミーを楽しめますよ。
店舗販売はもちろんのこと、リアカーに積んで移動販売していたり、竹かごいっぱいにバインミーを積んで行商のように販売していたりと営業スタイルもさまざまです。
フムス(アラブ)
フムスはアラブ料理の1つで、
- ひよこ豆
- オリーブオイル
- にんにく
- ゴマ
などをすりつぶしてペースト状にした料理になります。
見た目はマッシュポテトのようで、野菜やパン、クラッカーなどをディップして食べます。
クリーミーで濃厚な味わいから、太りそう…とおもわれがちですが、ご安心ください。
フムスは肉類を一切使用しておらず、高たんぱく低カロリーなひよこ豆を使っているので、ダイエット中でも罪悪感なく食べられます。
さらに食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富なので栄養満点です。
カオソーイ(タイ)
カオソーイはタイの麺料理の1つで、カレー風味のラーメンになります。
ただ日本のカレーとは違い、ココナッツミルクが入っていることから味はまろやか。刺激が少ないスープカレーのようです。
このカオソーイの特徴は、なんといっても麺。
幅広の生麺にカレー風味のスープを注ぎ、さらに揚げ麺をトッピングするという、炭水化物ON炭水化物というダイエットに大敵な料理です。
揚げ麺のサクサクと、生麺のもちもち触感の両方を味わえる麺料理となっています。
もちろん揚げ麺だけでなく、お店によって
- 酢漬けキャベツ
- お肉
- ライム
- 玉ねぎ
などがカオソーイにトッピングされています。
ラクサ(マレーシア)
ラクサはマレーシアの麺料理です。
スパイスの効いたスープ麺が食欲をそそります。
ところがラクサは地域ごとに味が違うので、同じラクサでも「私が好きなラクサとあなたの好きなラクサはまったく別ものだった!」ということもしばしば。
その中でも
- アッサムラクサ…魚介だしの酸っぱ辛いスープ麺
- ニョニャラクサ…辛さ控えめのココナッツカレースープ麺
は2大ラクサとして多くの人から愛されています。
日本では、ニョニャラクサを提供しているところが多いので、現地ではぜひアッサムラクサもご堪能ください。
ミーゴレン(インドネシア)
ミーゴレンはインドネシア料理の1つで、日本の焼きそばに似ています。
インドネシアは多民族国家なので、一口にミーゴレンと言っても入れる具材は大きく違います。
- インド系…青物の野菜(キャベツ・きゅうり)、揚げ豆腐を入れる。スパイシーな味付け
- 中華系…豚肉や鶏肉、エビ、もやし、卵など具材たっぷり。値段はやや高め
- マレー系…ネギ、キュウリ、玉ねぎのみ。リーズナブルな値段で食べられる
どれも美味しそうですね。
味付けは、「ケチャップマニス」と呼ばれる甘いケチャップとチリソースを多く使うので、日本の焼きそばに比べかなり甘い味付けです。
アジア・エスニック料理ってどこの国の代表料理?
エスニックの言葉の意味は、「伝統的」・「民族」です。つまりエスニック料理は、民族料理ということになります。
言ってしまえば、和食も日本の民族料理となるので、エスニック料理の1つになりますね。
しかしながら、日本ではアジアや中東、インド料理の総称をエスニック料理と呼ぶことが多いです。
ここでは、日本で一般的に広まっているエスニック料理の代表国と料理をご紹介します。
タイ|トムヤムクン
東南アジアの貿易拠点として栄えたタイは、エスニック料理の代表国の1つです。
タイ料理の特徴は味の5大要素である
- 辛味
- 酸味
- 甘み
- 塩味
- 旨味
が1つの料理に凝縮されていることです。
タイ料理の味は、一言でいうと「複雑」。けれども、後を引く味で一度食べるともう一度食べたくなるから不思議です。
そんなタイ料理の代表といえば、トムヤムクン。
新鮮なプリプリのエビが入った、酸っぱくてスパイシーなスープは世界三大スープの1つともいわれる美味しさです。
シンガポール|チキンライス
アジア各国の人々が集まるシンガポールは食文化も多彩です。
人口の75%華人系(中国をルーツとする)が占めていることから、中国料理をルーツとした料理が多いのが特徴。
シンガポールを代表するチキンライスも中国料理がルーツです。
文字通り鶏肉を柔らかく煮込んだものと、ニンニクと生姜を効かせた鶏ガラスープ風味のご飯というシンプルな料理。
鶏肉の旨味を最大限に引き出したチキンライスは、シンガポールでは多くの人から愛されています。
ベトナム|フォー
ベトナムは中国からの食文化の影響を強くうけつつ、長くフランスの植民地であったことから、フランス料理の影響も受けています。
そのため、ベトナム料理は東南アジアの中でもスパイシーさは少なく、マイルドな味付けが特徴になっています。
ベトナムを代表する料理といえばフォー。
お米で作られた麺に牛骨を使った贅沢なスープが特徴のフォーは、ベトナム料理の中では高級料理に位置します。
ラーメンを食べなれている日本人なら、牛骨スープの旨味がよくわかるはず。ぜひ現地でご堪能ください。
インドネシア|ナシゴレン
インドネシアは大小さまざまな島からなる多民族国家です。
主食は米、さらに大豆の産地でもあるため日本の納豆に似た食品や厚揚げ豆腐などもあります。
なんだか親近感がわきますね。
インドネシア料理には以下の3つの特徴があります。
- インド・中国の影響を受けており香辛料を多用する
- イスラム教徒が多いので鶏肉や羊肉を用いた料理が多い
- 揚げ物が多い
そんなインドネシアを代表する料理がナシゴレン。
インドネシアでよく用いられる調味料「ケチャップマニス」などで味付けされた焼き飯にえびのおせんべいと目玉焼きがのっています。
エスニック料理に欠かせない!代表的な調味料5選
エスニック料理には、日本の和食料理にはない独特な調味料が使われています。
ここではエスニック料理の味の決め手となる代表的な5つの調味料を紹介します。
スーパーではあまり見かけませんが、ネットや専門店で手に入れられますよ。
エスニック料理を作るときにはぜひ、試してみてくださいね。
ナンプラー
ナンプラーとは日本でもおなじみの魚醤(ぎょしょう)の1つ、生の魚を塩で漬け込み発酵してできた液体のことです。
魚の旨味がぎゅっと凝縮されたナンプラーは香りも濃厚。
独特な香りが苦手という人もいますが、少量料理に使うだけで南国の味を楽しめます。
ナンプラーはタイ料理に使われることが多く、
- パッタイ(焼きそば)
- カイチアオ(卵焼き)
- カオパット(焼き飯)
などの料理に用いられます。
シーユーダム
シーユーダムもナンプラーと同じくタイの調味料。
真っ黒なドロドロした醤油で独特の香りがあるのが特徴です。
見た目は変わっていますが、味は甘くコクがあり日本の醤油とよく似ているので日本人にも馴染みやすいものとなっています。
タイでは、肉を煮込むときや炒め物をするときによく用いられ、
- カオマンガイ
- ガパオライス
- パッタイ
などの料理に用いられます。
ココナッツミルク
エスニック料理にかかせない調味料の1つであるココナッツミルク。
南国を代表する木の実であるココナッツの果肉から搾り取った液体です。
ココナッツミルクは甘くて飲みやすいだけでなく、
- アンチエイジング
- 貧血予防
- むくみ予防
など女性に嬉しい効果がたくさんあります。
ココナッツミルクはさわやかな甘みが特徴的なので、
- チェー(ベトナムのデザート)
- ココナッツミルクプリン
- グリーンカレー
など主にデザートに使われます。
ガラムマサラ
ガラムマサラは数種類のスパイスを配合した香りづけのインドの香辛料です。
インドでは家庭独自の配合があるほど、広く用いられています。
ガラムマサラは辛い香辛料とイメージしがちですが、実は辛味はありません。
主に料理の仕上げの香りづけとして使われています。
各家庭ごとに味が違うので、ガラムマサラにはこれと決まったレシピがないのも大きな特徴。
好みや料理に合わせてアレンジできます。
市販で売られているガラムマサラには、
- シナモン
- グローブ
- ナツメグ
- コリアンダー
などインドの代表的な香辛料が配合されています。
スイートチリソース
スイートチリソースは、甘辛さの中にさわやかな酸味が特徴の調味料です。
日本では生春巻きにつけるソースとして広まっています。
しかしながら、エスニック料理では生春巻きだけでなく、から揚げに付けたり、サラダのドレッシングとしてつけたりとさまざまなな料理に用いられています。
エビチリはもちろんのこと、ニラ玉にチリソースをかけるだけで、いつもの料理がエスニック料理に早変わり。
エスニック料理を作りたいけど、どう作ればいいのかわからない方は、まずチリソースでいつもの料理の味変を試してみてはいかがでしょうか。
まとめ:暑い夏はエスニック料理で異国体験をしよう
南国の国々の民族料理であるエスニック料理は、暑い夏を乗り越えるための栄養がたくさんつまっています。
麺料理も多くスパイシーな味わいなので、食欲が落ちる夏でも私たちの胃袋をがっつりつかみますよ。
- エスニック料理は日本で主にアジアや中東、インド料理を指すことが多い
- エスニック料理お米を主食としている国が多いので日本人にも馴染みやすい
- 味の決め手となる調味料には独特のコクと香りがするものが多く、少量で深い味わいを楽しめる
エスニック料理には、日本でもなじみのある焼き飯や焼きそばに似た料理もあります。
調味料さえそろえれば簡単にできますので、ぜひ家庭でも作って楽しんでみてくださいね。