保険

掛け捨て?積み立て?どちらの生命保険がいい?

店長ゆき

死亡時に保険金が出る生命保険。加入を考える際、掛け捨て型にするか、積み立て型にするかという選択肢で迷うことがありませんか?一見すると、解約時にお金が戻ってくる積み立て型が良さそうだけど、掛け捨て型のメリットも気になる…。色々考えてしまうと決めきれないかもしれません。

今回は、どのような生命保険がいいのか迷っている人のために、生命保険の掛け捨て型、積み立て型の特徴について見ていきます。

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生命保険に何を求めるか考えよう

生命保険に加入する前にまずは「何を求めているのか」を明確にしておくことが大事です。

例えば、以下のことを考えるのではないでしょうか。

  • 残される家族のために死亡時の保障を充実させたい
  • 保険料をなるべく抑えたい
  • 解約してもお金が戻ってくる方がいい
  • 生命保険の保障期間は10~20年ほどでいい

何を求めているのかがはっきりすると、加入すべき生命保険が見えてきます。

保険料を抑えるならば掛け捨て型

保険料を抑えることがいちばん!と考えるのならば掛け捨て型の生命保険がベストです。積み立て型生命保険に比べて保険料は比較的安めですが、死亡時には保険金が出ます。

生命保険の中では「定期保険」が掛け捨て型生命保険に当てはまります。定期保険は保障期間が一定の生命保険です。一定期間が終われば保障は終わり、その後は死亡時の保険金は支給されません(自動更新がある定期保険もあります)。

掛け捨て型生命保険に向いているのはこんな人!

掛け捨て型生命保険は保険料が安いのがメリットですが、特に向いているのは以下の人でしょう。

  • 毎月の保険料負担をなるべく減らしたい人
  • 銀行など他の金融機関で貯蓄をしている人
  • 10年~数十年後には現在の保障が不要になる人

掛け捨て型生命保険のデメリットとは?

保険料が安いのがメリットの掛け捨て型生命保険ですがデメリットもあります。保険料が払えず解約となった時に全くお金が戻ってこない点です。特にお金が必要になった時は解約しても保険料支払いが無くなるだけで、新たにお金が入ってくるわけではありません。

また、掛け捨て型生命保険は保障も一定期間です。保障期間が終了した後、改めて生命保険に加入したくても、年齢や健康状態で断られる可能性もあります。

そして保険料も加入時の年齢によって変わります。次に生命保険に入った時に保険料が高額なため支払いが続けられないということもあり得るのです。

  • 保険料が安い
  • 保障は一定期間
  • 解約しても払戻金がない
  • 保障が終了した後、改めて加入したい時はその時点の年齢で保険料が計算されてしまう

積み立て型生命保険はお得?

では、積み立て型生命保険を見ていきましょう。掛け捨て型生命保険に比べて保険料は高めですが、解約してもお金が戻ってきます。死亡時の保障もありながら、貯蓄にもなる保険です。

この積み立て型生命保険には「終身保険」があります。終身保険の特徴は契約している限り死亡保障は続くというものです。

終身保険に向いているのはこんな人!

掛け捨て型生命保険より保険料が高い積み立て型生命保険ですが、以下のような人に向いているといえるでしょう。

  • 毎月の保険料がある程度高くても負担できる人
  • 子どもが小さいなどの理由で長期間の死亡保障が必要な人
  • 死亡保障と貯蓄を両立したい人

積み立て型生命保険のデメリットとは?

死亡保障もあり、貯蓄もできる積み立て型ですが、注意しないといけない点もあります。保障が終身続くため、何年たっても保障額が変わらないという点です。例えば、子どもの独立などでそれほど保障額が要らなくなる場合でも、見直しをしない限り保障は続き、保険料負担も続きます

また、積み立てられる額についても気を付けておいてください。終身保険加入後すぐに解約すると、戻ってくる金額が払い込んだ金額よりも大幅に少なくなることがあるからです。

保険契約する前に何年以上掛ければ積立額が払込額を上回るかを必ず確認しましょう

  • 掛け捨て型保険に比べて保険料が高い
  • 保障は契約している限り続く
  • 解約すると積立金が戻ってくるため、貯蓄代わりに使える
  • 解約時期によっては積立金が払い込んだ保険料より少なくなる

掛け捨て型と積み立て型の併用も可能?

これまで掛け捨て型・積み立て型、2つの生命保険の特徴を見ていきました。「どちらに加入しようか」と考えているかもしれませんが、同時に加入することも可能です。

例えば子どもの独立が近い人の場合、それほど長い期間の死亡保障は必要ないということもあります。その時、掛け捨て型のみを選んでいたらどうなるでしょうか。保険料が安くなる反面、契約期間が終われば1円も戻ってきません。

しかし、保障の半分でも積み立て型生命保険にしていれば、掛け捨て型の保障期間が終了しても、積み立て型部分の死亡保障は続きますし、解約を選んでも積立額が戻ってきます。「子どもにお金が必要なくなった後でも、死亡保障や積み立てがゼロになるのは困る」という人には最適な掛け方ではないでしょうか。

掛け捨て型生命保険と積み立て型生命保険を併用する方法としては、「終身保険・定期保険どちらにも加入する」という方法の他、「終身保険に定期保険特約を付加する」という方法もあります。どちらが自分に合っているか考えてみてください。

  • 掛け捨て型生命保険の契約終了後も積み立て型部分の保障が続く
  • 解約しても積み立てた分は戻ってくる

まとめ

掛け捨て型生命保険と積み立て型生命保険の特徴を見てきました。

保険料を抑えて保障も一定期間でいいのか、保険料は高めでも解約後の積立金をもらいたいか、ニーズは人それぞれです。もちろんどちらかだけでなく、どちらにも加入するのもおすすめといえます。

経済状況や家族の状況も考えながらどのように生命保険をかけるか決めましょう。

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お金と暮らしの相談カフェ、店長のゆきです。 カフェにいらっしゃったお客様の悩みや質問にお答えしています。
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