グルテンフリーとは?ダイエットにも人気な食事法について解説!
グルテンフリーと書かれた食品が最近は増えています。
しかし、そもそもグルテンという言葉の意味がわかっていない人も多いのではないでしょうか。
グルテンは、小麦粉などに含まれているタンパク質を意味します。
したがって、グルテンフリーとは、グルテンがない食事ということです。
今回は、そんなグルテンフリーについてご紹介していきます。
グルテンフリーがどのようなものなのかを知って、食生活をより良いものにしましょう。
グルテンフリーとは?
グルテンフリーとは、直訳するとグルテンがないという意味です。
英語では、「Gluten Free」と書きます。
グルテンとは小麦粉などに含まれているタンパク質のことで、小麦タンパクと表現されることが多いです。
つまり、グルテンフリーとは、小麦タンパクを食べない食事法ということになります。
グルテンフリーは、もともとはグルテンアレルギーの人のための食事法でした。
実は、アメリカでは人口の1%程度が、セリアック病と呼ばれるグルテンアレルギーなのです。
セリアック病は、消化管の粘膜がグルテンで傷つけられて発症します。
セリアック病になってしまうと、栄養素が欠乏したり、消化障害になったりしてしまうのです。
他にも、グルテン過敏症の人は、グルテンを摂取すると頭痛や吐き気が起きてしまいます。
しかし、最近ではアレルギーのない人もグルテンフリーな食事を行うことが珍しくありません。
グルテンフリーを実践することで、得られるメリットがあるのです。
グルテンフリーのメリットは?
グルテンフリーを行えば、腸内環境が良くなるという人もいます。
腸内環境が良くなれば、体全体の調子も良くなりやすいです。
それによって、肌がキレイになったり、痩せやすい体質になったりという効果が見込めます。
ただし、このメリットは個人差のあるものなので一概には言えません。
しかし、グルテンについて意識することは、ダイエットに繋がります。
最近話題のグルテンフリーダイエットについて見ていきましょう。
グルテンフリーダイエットが話題!
グルテンフリーダイエットとは、食べ物の中でもグルテンに着目したダイエット方法です。
小麦を加工した食べ物は、体内で分解されにくいせいで体を冷やしやすいとされています。
それによって、代謝も下がってしまうのでダイエットには向いていません。
しかし、グルテンフリーなものは消化されやすく、体を冷やしにくいと言われています。
なので、代謝も上がりやすくダイエット向きです。
また、グルテンフリーの食材はカロリーが低いものが多いので、自然と一日の摂取カロリーもおさえられます。
グルテンフリーなものとしては、以下のようなものです。
- ごはん
- お餅
- 果物
- プリン
- 卵
- 肉類
- 魚類
- 豆類
- 乳製品
日常的に食べているものの中にも、グルテンフリーな食品は多いです。
したがって、グルテンフリーダイエットは、ストレスなく続けられる人も少なくありません。
よく糖質制限と混同されますが、グルテンフリーダイエットでは糖質自体はとっても大丈夫です。
糖質があったとしてもグルテンが含まれていなければ食べられるので、続けやすいでしょう。
ただし、グルテンフリーの食材だけでも食べ過ぎはよくありません。
栄養バランスを考えながら、無理なくグルテンを控えていってください。
グルテンフリーダイエットをするか悩んでいるなら、まずは2週間ほど試してみましょう。
まずは2週間グルテンフリーダイエットをしてみよう!
グルテンフリーダイエットは、早ければ2週間程度で結果が出ます。
2週間ほどなら無理なく続けられるので、気になる人は挑戦してみてください。
カロリー計算が面倒な人は、とにかくグルテンを抜くことだけを意識すると良いです。
体重を減らしたい人は2週間グルテンフリー(小麦粉抜き)ダイエットをやってみてほしい。
他のことは気にせずひとまず小麦粉を徹底的に抜く。
これだけで体重は落ちるはず。で、二週間後に一度小麦製品食べてみて。
この時もし体に不調を感じたら、小麦粉アレルギーの可能性が高い。
— ino Qpu (@ukinose) 2016年1月20日
グルテンを2週間ほど断ってから、あらためてグルテンの含まれる食品を食べることでアレルギーに気がつく人もいます。
アレルギーだと知れば、その後もグルテンを避けようと強く意識できるでしょう。
このように、グルテンフリーダイエットは自分の体質を知ることにもつながるのです。
それではここからは、グルテンを含む食品を具体的に見ていきましょう。
グルテンは意外と身の回りに多い!
今まで意識をしたことがないかもしれませんが、グルテンは意外と身の回りに多いです。
グルテンとは、たとえば以下のような食べ物に多く含まれます。
- パン
- パスタ
- ピザ
- うどん
- ラーメン
- クッキー
- ケーキ
- 醤油
- 味噌
醤油や味噌などの調味料にも含まれているので、意識せずにとっている人も多いです。
最近では、そら豆と塩だけで作られたそら豆醤油のようなグルテンフリーの調味料も増えています。
調味料は毎日使うものなので、グルテンフリーな生活をするなら意識するべきです。
しかし、グルテンアレルギーでないのであれば、日常生活において完全にグルテンを排除する必要はありません。
過度にグルテンを避けるのも、ストレスになってしまいます。
したがって、ストレスにならない程度にグルテンを含めた食生活を見直すのが良いでしょう。
グルテンを考えて食生活を見直そう!
グルテンを考えることによって、食生活を見直しましょう。
グルテンアレルギーでないのなら、完全なグルテンフリーを実現できなくても問題ありません。
しかし、毎食全品でグルテンをとっているというグルテン過多な人も多いです。
朝食にパン、ランチにパスタ、夜はお好み焼きというように、別のものを食べているから大丈夫だと思っていても、中身を見てみるとグルテン過多に偏っていることもありえます。
単にメニューだけではなく、メニューの内容を考えなければなりません。
グルテンをとりすぎている場合、栄養バランスも悪くなっていることがよくあります。
したがって、まずは一日のどれくらいのグルテンが入った食材を食べているのかを考えてみてください。
もしも毎食でグルテンをとっているようなら、1食はグルテンフリーに置き換えてみるのが良いでしょう。
ちなみに、グルテンフリーは和食ならやりやすいです。
グルテンフリーをするなら和食もおすすめ
グルテンフリーを自然に実践したいなら、和食中心の食生活にするのが最適です。
和食はごはんや魚、豆類が中心なので、洋食よりもグルテンが減りやすいとされています。
そして、味噌や醤油といった調味料をグルテンフリーのものにすれば、さらに気楽にグルテンを減らせるのです。
グルテンを含めた栄養バランスについて、今一度考え直してみてください。
まとめ
グルテンは、小麦粉などに含まれているタンパク質を意味します。
したがって、グルテンフリーとは、グルテンがない食事ということです。
グルテンフリーは本来はグルテンアレルギーの人の食事法でしたが、最近ではダイエット目的にも使われています。
グルテンについて考えることで、食生活をより良くしていきましょう。