海外と日本のマスク事情について紹介!街中でマスクをつけているのは日本だけ!?
コンビニやドラッグストア、スーパーなど、さまざまな場所で1年を通して販売されているマスク。花粉症のシーズンや、インフルエンザや風邪が流行するシーズンには、特にマスクをする人が溢れます。
しかし、ここまでマスクをする国は日本だけかもしれません。海外ではマスクはどのようにとらえられているのでしょうか?また、どんどん進化しているマスクにはどんなものがあるのでしょうか。
マスクをしている人だらけなのは日本だけ!?海外では不思議がられるかも
日本では、あたりまえとなっているマスク。風邪をひいているのにマスクをしていない人は、むしろ非常識にもとらえられます。しかし、海外出身の人から見ると、日本人がマスクをしている姿は不思議な印象にうつるようです。
たとえば、アメリカやヨーロッパでは、マスクをしているのは工事や廃棄物処理をする作業員や医療従事者といった専門職に限られているそうです。そのため、日常でマスクをしていると、不思議そうに見られたり、「重度の感染症なのでは!?」などと過剰に心配されて避けられたりすることもあるそうです。また、強盗や不審者として警戒されることも!
アジアでは運転中の排ガスやホコリを吸わないようにマスクをする国もありますが、激しい大気汚染が心配されている中国ですら、マスクには違和感を感じるようです。
日本人のマスク文化を知っている人は、まだまだ限られます。海外旅行でいつもどおりマスクを使おうとしている人は、マスクのとらえ方がちょっと違うということを知っておいたほうが良さそうですね。
咳がでるときはマスクエチケット 感染症予防のマナーとは?
マスクは花粉対策や、インフルエンザなどの感染症予防、化学物質からの保護などいくつかの目的があります。また、近年はマスクをすることで、精神的にも安定するという人もいるようです。
感染症の予防については厚生労働省が「咳エチケット」という言葉をつかって、細菌やウイルスの感染予防に注意をうながしています。
正しい咳エチケットは、次の3つ。
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- マスクをつける
- ティッシュやハンカチなどで口や鼻をおおう
- とっさのときは上着の内側や袖口で口や鼻をおおう
マスクがないときは「手を口にあてて」咳やくしゃみをすると教わってきた人もいるかもしれませんが、現在はすすめられていないのです。
手で咳やくしゃみを受け止めると手に細菌やウイルスが付いてしまいます。すぐに手をあ洗えれば良いですが、ウイルスがついた手でドアノブやテーブルなど共有のものを触り、その後、他の人が触れば感染が広がる可能性があります。そのため、手ではなく、自分の洋服に押し当てるというわけです。
とはいえ、コートや学校の制服など頻繁に洗えない洋服もありますから、できれば、カバンの中には予備のマスクを入れておくと良さそうですね。
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「だてマスク」で安心感が生まれる
海外では違和感を与えるマスクも、日本人にとってはなくてはならないもの。咳エチケットや花粉症対策としてだけではなく、マスクをすることで安心感を得ているという人もいます。
顔の半分を隠せるマスクは、メイクをしたくないとき、表情を読まれたくないとき、気を使いたくないときなどに便利なアイテムとしても使われます。また、外出に不安を感じる人が、マスクをすることで安心して外出ができたり、誰かとコミュニケーションをとれたりするということもあるのです。だてメガネならぬ、だてマスクですね。
花粉症対策や感染予防のため…という位置づけだけではない、マスクの新しい価値が生まれています。
マスクはどんどん進化中 ピッタリのマスクを探したい
<いろいろなマスクの画像、ドラッグストアの陳列画像とか…>
マスクも使い捨てタイプのものが主流になり、毎年新しいものが発売されています。特に冬から春にかけては、マスク売り場はたくさんの種類の商品が並びますね!
現在、販売されているマスクは、形状や機能がさまざまです。価格だけではなく、その形やフィット感、機能性にも注目して選びましょう。
プリーツタイプ
パッケージからだすと長方形ですが、中央にプリーツが入っていて、タテ方向に広がるタイプです。鼻部分にはやわらかなワイヤーが入っているものが多く、鼻から頬に添わせることができるものが主流となっています。
サイズも豊富なほか、息が楽にできるものや、香りつきのものもあります。また、花粉やウイルスだけではなく、pm2.5に対応しているものも。
箱に入った大容量タイプもあり、もっとも手頃な価格で手にはいる形のマスクですが、残念ながら質の幅が大きいかもしれません。価格だけで買うのではなく、耳かけ部分のゴムの形状や、サイズにも注目してみましょう。
リブ・ラボラトリーズ立体型不織布マスク
3層構造で、花粉、ハウスダスト、ウイルスをカット。大容量ですがお手頃価格で、コスパ良しです。
ユニチャーム超快適マスク
pm2.5にも対応。耳掛け部分は幅広で、ストレッチがきいているので、長時間つけていても痛みが出づらいつくりになっています。
立体カットタイプ
年々種類が豊富になっているのが、立体カットタイプ。口元にははりつかず、鼻や頬にフィットするように立体的にカットされているマスクです。口元に空間ができるため、息がしやすいとされています。
ユニ・チャーム超立体マスク
息ラクフィルターで息がラク。耳かけ部分も幅広でストレッチがきいています。
立体カットは、サイズがぴったり合っていないとスキマができてしまい、せっかくの形がいかされません。ユニ・チャームさんによると、立体型マスクのサイズ計測のポイントは耳のつけ根から鼻のつけ根までの距離。公式サイトでは、指で簡単に測れる方法が紹介されていますよ。
[blogcard url=https://www.d-unicharm.jp/category/161110.html]
プラスαタイプ
現在の使い捨てタイプのものは、こだわりの形状だけではなく、繊維の細かさやフィット感、息苦しさの解消にファッションアイテムとしてなど、プラスアルファの機能を付加したマスクもあります。
ピッタマスク
注目のポリウレタン製のマスク。やわらかく顔にフィットする立体カットに、黒やグレーなどのダークカラーや、ピンクや紫といったパステルカラー、黄色やブルーとPOPなカラーと色のバリエーションが豊富なのが特徴です。
鼻セレブマスクMekuru
マスクの内側がめくれるようになっています。口紅がついたり、匂いが気になったりしたときはペリリとめくれば、スッキリ。
小林製薬 のどぬ〜るマスク
立体型マスクの内側に、ぬれフィルターが入っています。乾燥しがちなホテルや、長距離移動のバスや飛行機内でも喉をうるおして快適に過ごせるでしょう。就寝中に特化したものもありますよ。
ほかにも、小顔に見えるマスク、メイクが落ちないマスクなど、気になる商品がたくさんあります!
どうしても使ってみて初めて感じる快適やさや不快さはあります。少量のパックのものを買ったり、身近な人とシェアしていろいろなものを試したりして、納得できるものが見つかりますように。
まとめ
感染予防や花粉対策に限らず、毎日マスクが手放せないという人もいます。毎年、新しい機能やファッション性にまで注目した商品が販売されるので、いろいろと試してみたいですね。
ただし、日常的にマスクを使うのは、どうやら日本特有の文化。多くの人がマスクをして外出している姿は、海外出身の方からは不思議そうにみられることもあります。旅行先だけではなく、日本についてあまり知らない方と会うときには、すこし配慮が必要かもしれません。