夏マスクの熱中症対策5選!ひんやり素材のおすすめマスクも紹介
夏のマスクの暑さや熱中症対策について知りたいですか?
今回は夏のマスクの暑さ・熱中症対策から夏でも涼しいマスクの素材までを解説します。
この記事を読めば、夏の暑い日もマスクで熱中症になることなく快適に過ごせますよ。
夏マスクの熱中症対策5選!
新型コロナウイルスの影響により、例年とは違った夏を私たちは過ごしています。
マスクの着用や外出自粛などの新しい生活様式は、熱中症のリスクが高まることを知っていますか?
とくにマスクの着用は、熱がこもったり体感温度が上がったりと、身体に思った以上の負荷をかけてしまいます。
そこで、今すぐできる夏マスクの熱中症対策におすすめの対策を、5つご紹介します。
- 屋外で2m以上離れているならばマスクを外す
- 日差しや暑さを避けて行動する
- こまめに水分補給をする
- 屋内ではエアコンを付けたままこまめに喚起
- 規則正しい生活を心がける
それでは1つずつ説明します。
熱中症対策1:屋外で2m以上離れているならばマスクを外す
暑さが厳しい中でマスクを着用していると、息苦しさを感じる人もいるかもしれません。
マスクをしていない時と比べると、心拍数や呼吸数、体感温度などが上昇し、身体に負担がかかります。
息苦しさを感じるのは当然で、そこにさらに夏の暑さが加わることで、熱中症のリスクが高まります。
- 屋外で人と2メートル以上の距離を保てる場合はマスクを外す
- マスク着用時の運動や重い負荷のかかる作業は避ける
など、状況に応じて臨機応変にマスクを使用しましょう。
また、小さい子どもやお年寄りの方はとくに、マスク着用による息苦しさや疲れを感じやすくなります。
暑さが厳しい場合はマスク着用にこだわらず、ムリのないよう過ごしたいですね。
熱中症対策2:日差しや暑さを避けて行動する
熱中症対策は、暑さをしのげる場所や時間帯を意識して行動するのも非常に有効です。
- 日陰になる場所を選ぶ
- 早朝や夕方など日差しが和らぐ時間帯にする
など、可能であれば、日差しやとくに暑い時間帯を避けましょう。
前日よりも急に気温の上がる日は、その変化に身体が対応しきれず熱中症のリスクが高まりますので、とくに注意してください。
そこで暑さを避けるのにおすすめなのが、「日傘」です。
日傘は、直射日光を避けられる分、日傘がない場合と比較すると汗の量が減ります。
身体の水分量が減りにくい状態になるため、熱中症のリスクを下げられるのです。
また、日傘をさすことで人と距離をとれるため、ソーシャルディスタンスを保てます。
通学に使える子ども用も販売されており、新しい生活様式の1つとして、今後は広まるかもしれませんね。
熱中症対策3:こまめに水分補給をする
こまめな水分補給は、重要な熱中症対策です。
とくにマスク着用は、のどが潤って乾燥しづらい状況になります。
のどの渇きを感じにくくなるため、意識して水分補給をする必要があります。
- 1日あたり1.2リットル(500mlのペットボトル2.5本分)を目安に
- 1時間ごと、入浴後や起床時に飲む
- 汗を多くかいた時は塩分も意識して摂る
のどが渇いていなくてもこまめに水分補給をして、熱中症のリスクを避けましょう。
おすすめは、ドラッグストアやスーパーなどで売っている「経口補水液」です。
経口補水液を飲めば、人間の体に必要な電解質と糖質を効率よく摂取できます。
すぐ手に入らないときは、以下の材料で家庭でも作れますので、参考にしてくださいね。
経口補水液の材料
- 砂糖(上白糖)20〜40g(大さじ2と小さじ1~大さじ4と1/2)
- 塩3g(小さじ1/2)
- 水1リットル
- レモンなど適宜
レモン汁を加えると、すっきり飲みやすくなりますよ。
熱中症対策4:屋内ではエアコンを付けたままこまめに喚起
総務省消防庁によると、熱中症で救急搬送された人のうち4割を超える人たちが、住居(敷地内全ての場所を含む)で発症しています。
職場や屋外では意識するものの、自宅でも変わらず、熱中症対策は必要だということがわかりますね。
暑い夏を乗り切るためには、エアコンの使用は欠かせません。
電気代が気になる人もいるかもしれませんが、熱中症は命の危険も伴います。
エアコンで室温を28℃以下に保ち、快適な空間で過ごしましょう。
なお、設置費用の負担を軽減するため、自治体によっては、エアコン設置のための補助金を支給するところもあるようです。
気になる方は、お住まいの自治体にお問い合わせください。
また、エアコンには換気の機能が付いていません。
新型コロナウイルス対策も兼ねて、こまめに換気をし空気を入れ替えましょう。
換気の際は、エアコンの設定温度を少し高めにするか風量を弱くすると、電気代も節約できますよ。
熱中症対策5:規則正しい生活を心がける
熱中症対策には、日頃の健康管理も有効です。
夏バテで食欲がない、寝不足で疲れ気味…などにならないよう、規則正しい生活を心がけましょう。
- 冷たいものの食べすぎ・飲み過ぎに注意する
- シャワーで済ませず湯船に浸かる
- 適度に運動する
エアコンの効いた屋内では身体が冷えるため、夏の暑さに耐えられる身体作りをイメージしながら過ごすのがおすすめです。
また、日頃の体温測定でご自身の平熱を知っておくと、発熱のような体調の変化にも気付きやすくなります。
体調が優れないときは決してムリをせず、自宅でゆっくり休んでくださいね。
夏のマスクはこれで決まり!熱中症予防に最適なマスク3選
熱中症のリスクを和らげるために、ぜひマスク選びから意識してみてください。
コロナ禍の影響で、素材やデザインなど、各メーカー・ブランドの魅力の詰まったマスクが多く販売されています。
中でも夏マスクは、ひんやりとした素材や水に濡らして使えるものなど、どれも興味をそそられる商品ばかりです。
そこで、数ある夏マスクの中から、おすすめの3つを厳選してご紹介します。
『肌に優しい布製マスク』:GUNZE(グンゼ)
GUNZEは、汗脇パッド付きのシャツや女性用の肌着に定評のある肌着メーカーです。
インナーウェアで培った技術とノウハウを活かし、肌触りのいい柔らかな素材のマスクを作っています。
洗って繰り返し使える丈夫さで、コスパに優れたおすすめの商品です。
『シルクマスク(巾着袋つき)』:SILK VENDER
なめらかな肌触りが魅力のシルク(絹)素材を専門に扱う、SILK VENDER。
通気性のよさは夏マスクにぴったりで、肌に嬉しい保温性も備えたシルクマスクは、ファッションアイテムとしてもおすすめです。
カラー展開も豊富で、マスクをつける楽しみが広がりますよ。
『TO&FRO SUMMER MASK』:中川政七商店
日本の工芸品を守り、和ふきんや靴下などの和小物を多く展開する有名ブランド・中川政七商店からも、マスクが販売されています。
特徴は、キシリトール加工によるひんやりとした肌触りです。
キシリトールがマスク内の熱を吸収。抗菌防臭効果もあるマスクは、繰り返し洗えて清潔に保てます。
2020年、夏マスクの熱中症患者が増えると日本の医療体制が崩れる?
2020年の夏は、新型コロナウイルスの影響で、例年にはない特別な夏となっています。
海水浴場の閉鎖、夏祭りの中止など、楽しいはずの夏が今年は静かに思えますね。
中でも、熱中症に関連して注目したいのが、熱中症患者の受け入れによる医療体制崩壊の危機です。
総務省消防庁によると、8月10日から16日までに熱中症の疑いで救急搬送された人は、全国で合わせて12,804人にものぼります。
さらに今年は、新型コロナウイルスの患者への対応もあります。
そこへ例年と変わらない人数の熱中症患者が搬送されたら、医療機関にさらなる負担をかけることになるのです。
また熱中症は、新型コロナウイルスの軽度な症状と似ていると言われています。
- 発熱
- 倦怠感
- 頭痛、頭がふらつく
- 身体がべたつく
日頃から熱中症対策を行っていれば、これらの症状が新型コロナウイルスではないかとの可能性に、早くからきづけるはずです。
新型コロナウイルスは、集団感染のリスクも伴います。
医療機関へこれ以上の負担をかけないよう、私たちができることは「日頃から熱中症対策も行って健康でいること」ではないでしょうか。
まとめ:熱中症対策でコロナ禍の夏を乗り切ろう
気温が40℃近くまで上がり、とにかく暑くて日差しの強い2020年の夏。
新型コロナウイルスによるマスク着用や外出自粛など、熱中症のリスクも高まっています。
紹介した5つの熱中症対策を心掛けて、ご自身の健康や命を守る行動をしましょう。
- 熱中症対策のためソーシャルディスタンスを保てればマスクはこまめに外す
- ひんやり素材の夏マスクで熱中症のリスクを軽減
- 新型コロナウイルスの初期症状にいち早くきづくためにも熱中症対策をする
例年とは違う夏ですが、新しい生活様式とあわせて熱中症対策を行えば、この夏も元気に乗り切れるはずです。
1人ひとりの行動が、医療機関への負担を減らすことにもつながります。ぜひ参考にしてくださいね。