おせち料理の種類は奇数が基本!重箱に詰める定番メニュー11種

おせち料理の種類は奇数が基本
店長ゆき
主婦Aさん
主婦Aさん
今年もおせち料理を作りたいけど、何にしようかな
親子Bさん
親子Bさん
何種類もおせちをつくるのが大変。5種類くらいでいいのかな

お正月と言えばおせち料理ですが、作るにしても買うにしても、内容は何にしようかと迷っていませんか?

今回はおせち料理の種類とその数、そして定番メニューについてまとめました。

この記事を読めば、今年のおせち料理のお重の中身が決まります。

FP店長@ゆき
FP店長@ゆき
おせち料理の意味を知れば、子どもの食育にもつながるかもしれません

おせち料理のそれぞれの意味も掲載していきますから、ぜひ参考にしてくださいね。

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おせち料理の種類は奇数が基本!その理由は縁起担ぎ!

おせち料理の種類は奇数が基本!その理由は縁起担ぎ!
おせち料理の種類を決めるとき、

  • 家族が好きなもの
  • 作りやすいもの
  • お正月は気合いを入れてたくさん作る

など、その家庭の事情に合わせたものを作ることが多いでしょう。

そういった事情を汲んで作るのも悪くはありませんが、気を付けていただきたいのが、お節料理の種類の数です。

おせち料理の数は「奇数」が基本になっており、市販されているおせちのお重の中身も、11や13種類など、奇数で構成されています。

なぜおせち料理の種類は奇数なのかというと、日本では縁起がよいとされているからです。

諸説ありますが、

  • 奇数は喜数ともいう
  • 2で割れないので、喜びごとが長く続く

といった理由があげられています。

他にもひな祭りは3月3日、こどもの日は5月5日と日本古来からある行事は奇数になっていることが多いようです。

ただし「8」に関しては偶数ではありますが、漢字で記したときに「八」と末広がりになるため、縁起がよいとされています。

せっかくお正月に向けて手間と時間をかけておせち料理を作るのですから、新年の縁起担ぎとして、中身の種類は奇数にしてみてはいかがでしょうか。

おせち料理の重箱に詰めたい定番メニュー11種とその意味

おせち料理の重箱に詰めたい定番メニュー11種とその意味
まず、おせち料理には

  • 祝い肴
  • 口取り
  • 酢のもの
  • 焼物
  • 煮物

といったカテゴリーがあります。

そのカテゴリーによって、お重の何段目に詰めるのかが変わってくるので、作るメニューも考える必要があるでしょう。

おせち料理のお重の構成については、以下の記事に詳しく掲載されていますので、是非ご覧ください。

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ここからはおせち料理の定番メニュー11種がもつ意味をご紹介していきましょう!

【祝い肴】かまぼこ

おせち料理に入れるかまぼこはおめでたい色合いの紅白や松竹梅の柄入りがおすすめです。

とくに紅白は縁起のよいカラーということだけでなく、赤には魔除け、白には清浄の意味もあります。

そのまま切ってもいいですが、鶴や松といったおめでたいモチーフをかたどると、お重の中がさらに華やかな雰囲気になるでしょう。

【祝い肴】田作り


田作りはカタクチイワシの稚魚を干して甘露煮にしたものです。

もともとはカタクチイワシを農作物の肥料として使った田畑が、これまでにない豊作に見舞われたことがはじまり。

五穀豊穣(穀物が豊かに実ること)を願うものです。

直接は農業に携わっていなくても、「食べ物に困りませんように」といった願いが込められています。

「五万米」の字を当て「ごまめ」と呼ばれることもあるでしょう。

【祝い肴】たたきごぼう


ごぼうは地中深くに根が入っていく植物です。

転じて、「家の基礎がしっかりと壊れにくいものでありますように」といった願いが込められているでしょう。

現代では少々イメージがわきにくいかもしれませんが、昔の一般庶民家は建築技術も劣っているため、少しの自然災害で壊れてしまうことも多かったようです。

そんなときでも家の基礎がしっかりしていれば、すぐに元の生活に戻ることができます。

家があるからこそ、家族は健康に過ごせるもの。

そういった自然災害から家族を守ってほしい……といった願いを込めてもいいかもしれません。

【祝い肴】数の子


プチプチとした食感の数の子は、おせち調理には欠かせない存在です。

数の子はニシンの腹子で、卵の数が非常に多いですよね。

そこから転じて、子孫繁栄を願う縁起物とされています。

【口取り】伊達巻


子どもも大好きな甘い伊達巻きは、その名の通り、巻いて作ります。

そのため、巻物に似ている=知識が増えますように……といった願いが込められているでしょう。

とくに受験生のいる家庭では外せないメニューですね。

【口取り】黒豆


黒豆は「黒」がポイント。

黒は色の中で一番濃く、どの色の影響も受けない性質を持っています。

そのため今年一年訪れる悪いもの、いわゆる邪気を払ってほしいという願いが込められています。

また同時に、日焼けで黒くなるくらい、一所懸命働けるようにとの願いも込められているでしょう。

【口取り】栗きんとん


きんとんは漢字では「金団」と書きます。

金という漢字を使うため、今年も金運に恵まれますようにと言った願いが込められています。

また、黄色のきんとんは、まるで黄金の塊のようにも見えませんか。

きんとんはその形が黄金にて例えられ、金運を呼ぶ縁起物だとされています。

【口取り】昆布巻き


昆布巻きの「こぶ」は「よろこぶ」を表しており、新年を向かえられた喜びを表します。

さらにこんぶを「子生婦」と書くことで、子孫繁栄の願いを込めることもあるようです。

おせち料理には欠かせない縁起物なので、ぜひお重に入れてみましょう。

【酢のもの】紅白なます

紅白の縁起がよい色合いは、お祝いごとには欠かせない水引をイメージしています。

一家の平和を願う意味があるでしょう。

細く切った人参と大根で表現した紅白なますは、平和を願う縁起物で、平安時代から続いているそうです。

なますは糖分と酢が一緒に取れるため、年末の忙しさで疲労困憊といった方にもおすすめです。

【酢のもの】酢れんこん

れんこんには複数の穴が空いていることから、「将来の見通しがよい」という意味をもつ縁起物です。

また、れんこんは植物の中でも種が多いこともあり、「子孫繁栄」の願いも込められているでしょう。

また、蓮の花は仏教で「極楽浄土に最もふさわしい花」とされており、神聖な植物だと言われています。

仏教と馴染み深い日本のお正月に合った一品だと言えそうです。

【焼物】えび

おせち料理のえびは、焼きやつや煮にして入っています。

通常えびは真っすぐ調理した方が見栄えがいいとされることが多いですが、おせち料理ではあえて丸まったものをお重に詰めます。

それはなぜかと言うと、ヒゲがあり丸まったえびがお年寄りのように見えることから長寿を願うの縁起物とされているからです。

【煮物】筑前煮・お煮しめ


先ほど「酢れんこん」でもお話したのと同じく、れんこんには「将来の見通しが良い」「子孫繁栄」の願いが込められています。

また、筑前煮によく使われる里芋は小芋をたくさんつけることから、こちらにも「子孫繁栄」の意味があるでしょう。

このほかにもおせち料理の煮物には根菜類が使われることがほとんどです。

それはなぜかというと、土の中で根を張る根菜を使うことで、末永い幸せを祈願する意味があるからです。

まとめ:おせち料理の意味を知って親戚にプチ自慢しよう

おせち料理の意味を知って親戚にプチ自慢しよう
これまで何となく義務感からお正月におせち料理を作っていた方も、意味を知ると家族の健康と幸せのために気合いが入るかもしれません。

お正月に親戚が集まったときにも、ちょっとした自慢になりそうですね。

まとめ

  • おせち料理の数は「奇数」が基本
  • 「八」に関しては偶数ではありますが、漢字で記したときに末広がりになるため、縁起が良いとされている
  • おせち料理のメニューにはそれぞれに意味や願いが込められている

おせち料理は、カラフルな見た目が好きな小さな子どもにとって、少々地味に見えてしまうこともあります。

そんなときには「田作りにはこんな意味があるんだよ」などと話しかけることで、食わず嫌いを克服できたり、楽しく食べられたりと食育につなげられそうですね。

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お金と暮らしの相談カフェ、店長のゆきです。 カフェにいらっしゃったお客様の悩みや質問にお答えしています。
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