家事・節約

お小遣い制のやり方で揉めないためにはルールを決めよう!メリット・デメリットも確認

お小遣い制のやり方で揉めないためにはルールを決めよう!メリット・デメリットも確認
店長ゆき
主婦Aさん
主婦Aさん
家計のためにお小遣い制にしたいけど、うまくいく方法はあるかな
男性
男性
お小遣い制はストレス溜まりそうだけどメリットってあるの?

お小遣い制のやり方について知りたいですか?

今回は夫婦で揉めないためのお小遣い制の4つのルールを解説します。

この記事を読めば、お小遣い制で揉めないために夫婦で話し合うべきことがわかります。

FP店長@ゆき
FP店長@ゆき
メリハリのあるお金の使い方や家計管理の見直しにもつながり、ムダ遣いを防げます。

お小遣い制のメリット・デメリットも解説しますので、ぜひご覧ください。

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お小遣い制のやり方で揉めないためにはルールを決めよう!

お小遣い制で揉めないための4つのルール
家計のためにとお小遣い制を導入しても、うまくいかないことがあります。

それは「何となくはじめてみた」と、ルールや目標が明確になっていないせいかもしれません。

そこで、お小遣い制で揉めないための4つのルールをご紹介します。

コツは、ムリなく楽しくお金を使えるよう夫婦で納得のいく話し合いをすること。ぜひ参考にしてください。

ルール1:食費や水道光熱費など生活に必要な予算を決める

毎月のお給料が出たら、ざっくりと予算を決める家庭も多いのではないでしょうか。

お小遣い制を導入するにあたり、まずは毎月必要な金額の予算立てをします。

  • 食費や水道光熱費などの生活費
  • 住宅ローンや携帯料金などの固定費
  • その他教育費や貯蓄など

毎月決まって出ていく金額がわかれば、お小遣いに回せる金額も把握しやすくなります。

手取り収入のうち1~3割程度を貯蓄にあてるのが理想ですが、生活を切り詰めると長続きしません。

最初は1割以下、1万円未満でもいいのでコツコツと貯金できるよう夫婦で協力しましょう。

このときに注意したいのが、キャッシュレス決済。

生活費用とお小遣い用に使う決済方法が別だと、お金の区別がつきにくく家計管理が難しくなります。

お小遣い制をはじめてしばらくは、家計を見える化するため現金での決済をおすすめします。

ルール2:妻または夫のどちらかが主導して家計管理をする

普段の家計管理は、妻または夫のどちらがしていますか?

共働きの場合はそれぞれ必要な金額を出したり、専業主婦の家庭では妻が管理するところも多いでしょう。

お小遣い制を導入するなら、妻または夫のどちらかが主導して家計を握り、一括で管理するとわかりやすくなります。

ただ一方的に管理するとトラブルの元になるので、互いに関心を持って、家計について話し合う機会を持つことも大切です。

  • 手取りはどれくらいあるのか
  • 貯金はどれくらいあるのか

など、家計やお互いのお金に関する事項はオープンにして、円滑な家計管理を目指しましょう。

家計管理に便利なグッズは以下の記事で詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。

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家計管理の袋分けには100均グッズが便利!見える化して貯金体質になろうネットや雑誌で多くの家計管理方法が紹介されています。ただ、詳しく家計簿をつけたりアプリを利用したりと、どの方法も難しそうだと思ったことはありませんか?そこで、注目したいのが簡単にできる100均グッズでの袋分け家計管理の方法です。...

ルール3:お小遣いでカバーする範囲を決める

お小遣い制にすると、お小遣いとそれ以外との境目に悩む場面がでてきます。

こちらにもあるように、家族での外食費はお小遣いの範囲内で済ませるのか、悩みどころです。

他にも

  • 飲み会代
  • ランチ代
  • 洋服や靴代
  • 旅行先での支出

などこれまで自由に使っていたけれど、お小遣いから出すと負担になるものもあります。

どの範囲をお小遣いでカバーするのか、生活費などと混同しないよう明確にしておきましょう。

これは、夫婦間や個人でも考えが異なるため、どれが正解というものはありません。

お小遣い制をはじめてからしばらくは、何に使ったかを記録しその都度見直しながら、夫婦の理想的なお金の使い方を模索していくといいですね。

ルール4:最初のお小遣いはやや多めに設定する

家計管理において気を付けたいのが、ストレスになってお金を使い過ぎることです。

お小遣い制でも同様に、最初からカツカツの金額でやってしまうとストレスになります。

まずは、1ヶ月に自分がいくら使っているのかを把握することからはじめましょう。

そのため、最初のお小遣いはやや多めに設定して、お金の流れを確認していきます。

客観的に自分のお金の使い方を見てみると、案外ムダな支出に気付くものです。

カツカツに切り詰めるより、メリハリを持って楽しくお金を使いたいですよね。

お小遣い制の3つのメリット

お小遣い制の3つのメリット
家計管理において、お小遣い制はとても効率のいい方法です。

どの点が優れているのか、お小遣い制のメリットを3つ解説します。

メリット1:お金の管理がしやすくなる

お金が必要になる度に財布から出していると、貯金はおろか、何にどのくらい使ったのか把握できません。

お小遣い制にすると、夫婦それぞれ自由に使えるお金が固定されます。

  • 毎月の予算をある程度固定できる
  • 家計とお小遣いの区別がつく

など、お金の管理がスムーズになり、家計の見直しにも役立つのです。

さらに、お小遣いの範囲で「自分がどれだけお金を使っているか」を客観的に把握できるので、メリハリが生まれます。

メリット2:お金が貯まりやすくなる

お小遣い制を通して、夫婦でお金の話をできるようになると家計管理は順調に進みます。

毎月限られた予算のなかでやりくりするため、お小遣いだけでなく家計のお金の使い方にも慎重になります。

予算のなかでやりくりができるようになるので、徐々にお金が貯まりやすくなるのです。

もちろん、夫婦の協力なしではお金は貯まりません。

「いつの間にかお金がない」状況から抜け出すきっかけにもなりますので、試す価値ありです。

メリット3:夫婦で節約を意識できる

お小遣い制にするには、これまでのお金の流れを把握して適切な金額を決める必要があります。

夫婦それぞれお金の価値観は違いますから、意見がぶつかることもあるでしょう。

どちらか一方が頑張ろうと思っても、家計はうまく回りません。

しかし、「なぜお小遣い制にしようと思ったのか」という目的を共有できれば、目指す方向は見えてきます。

目的を達成するには、

  • どのくらい貯金が必要なのか
  • 毎月使えるお金はどのくらいなのか

をお互いに理解することで、夫婦そろって節約を意識できるようになるのです。

夫婦円満の秘訣はお小遣い制、といっても過言ではないかもしれませんね。

お小遣い制の2つのデメリット

お小遣い制の2つのデメリット
メリットだけを見ると、お小遣い制はいいことづくしな気がしてきます。

しかし、いざはじめてみると思っていたより難しく感じるものです。

お小遣い制の2つのデメリットを解説しますので、はじめる前に確認しておきましょう。

デメリット1:自由に使えるお金が少なくてストレスが溜まる

お小遣い制になると、好きなようにお金が使えなくなります。

自由に使えるお金が限られているので、「これしかない」と最初はモチベーションが下がることもあるでしょう。

また、夫(妻)はお小遣いの範囲を守れているのか、それぞれのお小遣いの使い道も気になり、ストレスを抱えてしまうかもしれません。

こちらにもあるように、ストレスが溜まってしまうと衝動買いにつながり逆に支出が増えてしまう恐れもあります。

ストレスを貯めないためにもまずは外食費やレジャー費などすぐ達成できそうな目標からはじめて、お小遣い制を夫婦で前向きにとらえていきましょう。

また監視ではなく夫婦で話し合うことを意識して、楽しくお金を使いたいですね。

デメリット2:予定外の支出に対応できない

お小遣い制になって使えるお金が制限されると、予定外の支出に対応しづらくなります。

  • 飲み会に誘われたが予算オーバーで行けない
  • お土産やプレゼント代などの急な出費

など、お小遣いの範囲内でやりくりしたくてもできない時もあるのです。

そこで毎月の予算を決める際、予定外の支出にも対応できるよう「予備費」を設けてみましょう。

予定外の支出で家計が乱れることもありませんし、予備費をお守りとして持っておくと安心できます。

まとめ:お小遣い制はムリなく楽しく行うのがコツ

お小遣い制はムリなく楽しく行うのがコツ
家計のためにお小遣い制にしたはずなのに、夫婦喧嘩やストレスの原因になってしまっては本末転倒です。

お金について話し合う機会を作って、お小遣い制にする目的を共有しましょう。

まとめ

  • お小遣い制をはじめる前に4つのルールをチェック
  • お小遣い制のメリットはお金の管理がしやすくなること
  • お小遣い制のデメリットは使えるお金が減って急な対応ができない

家計管理は、夫婦で協力するものです。

どちらか一方が努力しても、もう一方が好きに使っては貯金もできません。

夫婦で納得のいく方法を模索しながら、まずは一度お小遣い制を試してみてください。

支出のムダや優先順位が明確になり、楽しくお金が使えるようになるなどきっといい方向に進むでしょう。

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お金と暮らしの相談カフェ、店長のゆきです。 カフェにいらっしゃったお客様の悩みや質問にお答えしています。
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