夏のドリンク4選!おススメポイントや冷えた身体を温めるほっこりドリンクも紹介
夏に最適なドリンクについて知りたいですか?
今回は、夏を健康的に過ごすために飲みたい最適なドリンクを4つご紹介します。
熱中症や夏バテが心配な人、冷たいドリンクが苦手な人もこの記事を読めば、自分の体調や体質に合った夏のドリンクを選ぶことができます。
それぞれのドリンクのおすすめポイントや効能も解説しますので、是非ご覧ください。
夏のドリンク4選!おススメポイントや効能も解説
夏におススメのドリンクはいろいろありますが、ここでは夏によく飲まれる4種類のドリンクのおすすめポイントと効能をご紹介します。
- スポーツドリンク
- 炭酸水
- 麦茶
- ジンジャーエール
それでは1つずつみていきましょう。
スポーツドリンク
暑くなるとスポーツドリンクを飲む機会が増えてきます。
スポーツドリンクは水分補給だけでなく、糖質も補給することができるので、運動時のエネルギー補給に最適です。
また発汗により失われた電解質を補ってくれるので、熱中症対策としても有効です。
スポーツドリンクには、ヒトの体液の浸透圧とほぼ等しいアイソトニックと、ヒトの体液よりも浸透圧が低めに作られたハイポトニックの2種類があります。
スポーツドリンクの種類
- アイソトニック…糖質6%前後。体液の浸透圧とほぼ同じ
- ハイポトニック…糖質2~3%前後。体液の浸透圧よりも低め
運動中にはハイポトニック系、運動後にはアイソトニック系がおすすめです。
炭酸水
最近では家庭で手軽に楽しめる「炭酸水メーカー」が人気のようです。
炭酸水はジュースやお酒に混ぜて楽しむ、脇役のような飲み物でしたが、最近は主役になりつつあります。
たとえば、常温の炭酸水を飲むと胃が炭酸ガスで膨らみ、満腹中枢を刺激するのでダイエット効果が期待できます。
また炭酸ガスの正体は二酸化炭素。
二酸化炭素を体内に取り入れると、
- 血管を拡張する
- 血行促進
の2つの効果期待できます。
血行が良くなると、基礎代謝も上がるので温活の効果も期待できそうですね。
その他にも
- 顔や体を洗い流すことで、肌の新陳代謝を活発にする
- 炭酸水で汚れを落とす頭皮ケア
など、飲む以外にも身体に嬉しい効能がたくさんあります。
麦茶
夏の冷蔵庫にあるものといえば「麦茶」、外から帰ってきたらゴクゴク飲んでしまいますよね。
そんな定番ドリンクの麦茶には夏の身体に嬉しい効能がたくさんあります。
体を冷やして熱中症予防
麦茶には熱くなり過ぎた体を冷やす効果があります。
また、カリウムなどのミネラルが含まれているため、汗をかいて失われるミネラルをすばやく補給し、疲労回復や夏バテ予防につながります。
さらにタンニンやカフェインといった刺激物も含まれていないので、赤ちゃんからお年寄りまで安心して飲めます。
血液がサラサラに
麦茶には香ばしい匂いの成分であるピラジン類が含まれています。
ピラジン類を多く含む麦茶は、飲み続けると血液がサラサラになる効果が期待できます。
抗酸化作用で生活習慣病の予防
「活性酸素」は、がんや脳卒中、動脈硬化、心筋梗塞など、さまざまな病気をもたらす要因です。
麦茶には活性酸素を消滅させる効果があるため、これらの病気の予防に期待されます。
健康維持のためにも、夏は麦茶を常備するといいですね。
ジンジャーエール
生姜で作るジンジャーエール。スパイスを効かせてピリ辛なのも美味しいですよね。
ジンジャーエールには生姜由来の嬉しい効能がたくさんあります。
身体を温める
生姜は、身体を温める効果があります。ジンジャエールは、エアコンで冷えた身体を温めるのにぴったりです。
他にも、発汗を促す作用、食欲不振を解消する作用、新陳代謝の促進などがあります。
また、炭酸水には炭酸ガスが胃腸を刺激する効果があり、疲労物質を体外に排出する効果も。
ジャーエールは、生姜と炭酸のダブル効果が期待できるドリンクです。
血行促進で美肌づくりにも
生姜にはジンゲロールという成分が含まれています。生姜は加熱することでショウガオールという成分に変化。
ショウガオールには血管を広げる作用があり、血行を促進するため体温が上昇します。
血流がよくなると体の隅々まで酸素が行きわたり、ハリとツヤのある美肌づくりにも力を発揮します。
夏のドリンクとして水ばかり飲んではいけない理由
夏に水ばかり飲むと、ナトリウが血液中に少なくなってしまう「水中毒」を引き起こす原因になるので注意が必要です。
ヒトの身体には、約0.9%の食塩水と同じ浸透圧の血液が循環していますが、汗により塩分の元であるナトリウムが排出されると、血中のナトリウム濃度が薄まります。
ナトリウムが不足した状態で水だけを飲むと、血液のナトリウム濃度がより薄まり、余分な水分を尿として排泄します。
これが熱中症の原因になる「自発的脱水症」と呼ばれるものです。
汗をかいた時は、ナトリウムと糖分を含んだ水分補給を心がけましょう。
夏のドリンクとして温かいものもおすすめ
暑い夏は冷たいドリンクを飲んでしまいがち。
エアコンで冷えた身体を温めるためにも、夏冷えを予防する温かいドリンクをセレクトしてみましょう。
夏に身体の中が冷えている状態を「夏冷え」といいます。
この夏冷えを放っておくと、イライラ、睡眠不足、身体のだるさなどを引き起こす他、風邪をひきやすくなったり、胃腸の調子を崩しやすくなったりすることも。
冷たいドリンクばかりを摂取していると内蔵温度が下がります。内臓が冷えると代謝が悪くなり、血行不良に陥りやすくなるのです。
さらに、身体の中の老廃物が排出されにくくなり、身体のだるさ、食欲不振などといった夏バテの状態やむくみを引き起こすことも。
暑い夏こそ温かいドリンクを飲むことで、代謝を促しましょう。
夏のドリンクとして注意したいもの
夏のドリンクとして当たり前となっているものでも、飲み過ぎると健康を害するものがあるので注意が必要です。
ここでは、飲み過ぎに注意したい3つのドリンクを紹介します。
カフェインを多く含むドリンク
カフェインには利尿作用があるため、飲んだ分以上の水分が身体から出ていってしまいます。
コーヒー、紅茶、栄養ドリンク、コーラ飲料などカフェインを多く含むドリンクを飲んだときは水も一緒に飲んで、身体の水分を保つといいでしょう。
アルコール
夏の楽しみは、仕事帰りの生ビールという人も多いかもしれません。
アルコールもカフェイン同様、利尿作用があり、たとえばビール10本飲むと11本分が尿となって排泄されるといわれています。
お酒を飲む時は同じくらいの量の水を一緒に飲むようにしましょう。
とくにビールは糖質量も多いので、飲みすぎないように注意が必要です。
糖質の多いドリンク
砂糖がたっぷり入ったドリンクは、急激な血糖値の上昇につながり、肥満の原因に。
またその後、血糖値が急降下するので頭痛やイライラ、だるさなどにつながります。
暑さで疲れた身体に余計な負荷をかけないためにも、糖質の多いドリンクは控え目にしましょう。
夏のドリンクをアレンジして周りと差をつけよう!
先ほど紹介した夏のドリンクはそのまま飲んでも美味しいですが、ドリンクを自家製したり、アレンジを加えたりするとさらに楽しくそして美味しく飲めますよ。
ここでは、2つのドリンクレシピをご紹介します。
スパイスジンジャーシロップ
シロップの材料や分量を変えればオリジナルジンジャーシロップの出来上がり。お好みの味を見つけて、自家製ジンジャーエールを楽しみましょう。
- 生姜大1個(80g)
- 水100cc
- 砂糖80g
- ハチミツ大1/2
- シナモンスティック1本
- クローブ3粒
- カルダモン2粒
- 鷹の爪1本
- レモン汁大1/2
- 生姜はきれいに洗って皮ごとスライスする。鷹の爪はヘタと種を取る。
- レモン汁以外を入れて弱火にかける。
- 沸騰させないように注意しながら弱火で蓋をせずにじっくり15分煮る。
- 火を止める。冷めたらレモン汁を加える。
- ザルでこして、消毒したビンに詰める
※ジンジャーシロップ大さじ1に炭酸水100ccを注ぐと、自家製ジンジャーエールの完成です。
梅しそ麦茶
いつもの麦茶にちょっと一工夫するだけで、ミネラルたっぷり。塩分補給にも最適な麦茶の出来上がり。飲めばさわやか、熱中症予防に最適です。
- 麦茶1パック(パッケージを見て適量を参照してください)
- 大葉20~30枚
- 梅干し4個
- 水2リットル
- 鍋にお湯を沸かし、洗った大葉を3分ほど弱火で煮る。
- 麦茶のパックと、梅干しを崩しながら加え、さらに10分ほど煮て火を止める。
- 麦茶のパックを取り出して冷ます。
熱々のまま飲んでもOK。粗熱が取れたら冷蔵庫に入れ、よく冷やしても美味しいですよ。
まとめ
熱中症予防のスポーツドリンクや、ミネラルを補給する炭酸水など、夏に飲みたいドリンクを紹介しました。
夏になると調子が悪いという人は、冷たいものの飲み過ぎが原因かもしれません。
糖質やカフェインが含まれたものや水をなるべく控え、温かいドリンクや麦茶などを飲むように心がけましょう。
- 夏の定番ドリンクの麦茶は冷たくて美味しいだけでなく熱中症予防や生活習慣病予防などの効能がある
- 冷たいドリンクの飲み過ぎで冷えたら温かいドリンクが効果的
- 夏には冷たいアルコールを飲みたくなるが利尿作用があるので脱水症状のリスクが高まる
また甘いものが苦手だからと言って、水ばかり飲むと水中毒や熱中症の恐れがあり大変危険です。
ここで紹介したドリンクを飲んで、暑い夏を乗り切りましょう。