厄払いはいつまでにすればいい?金額・服装・基本を徹底解説!
厄年は知っているけれども、いつまでに厄払いに行けばいいのかを知る人は少ないでしょう。
人生の節目とも言える年に、災難・災厄が起きやすいと伝わる厄年。
なるべく早めに厄払いをして安心して過ごしたいですよね。
厄年や厄払いの時期をあらかじめ知っておけば、厄年がきても慌てずに済みます。
そこでこの記事では、厄払いに行くタイミングや金額・服装などをわかりやすく解説します。
今年厄年の人や厄払いのタイミングを逃してしまった人はこの記事をぜひ参考にしてください。
それでは、ぜひ最後までお読みください。
では、1つずつ説明していきましょう。
- 厄払いはいつまでにいくのか
- 厄払いの時期を過ぎてしまったときの対処法
- 厄払いをしてもらえる寺や神社の見つけ方
とくに女性は30代に2回も厄年がやってきます。
厄年を気にせず、エネルギッシュに過ごすためにも、厄払いについて知っておきましょう。
厄払いはいつまでにすればいい?
厄払いは、厄年である年の元旦1月1日~節分の2月3日までに行くのがベスト。
新年が明けてから、旧暦のお正月にあたる立春の前日、つまり節分までに厄を払っておこうという古くからの考えがもとになっています。
とく1月は、初詣で神社やお寺に行く機会が多い時期です。
そのタイミングで厄払い・厄除けのご祈祷も一緒にできたら、理想的ですね。
なお厄年とは身体や社会環境に変化が訪れたり、災厄・災難が起きたりしやすい年のことを言います。
突然始まるのではなく、その前後の年も注意すべきとして以下のように呼ばれています。
- 厄年:本厄と呼ばれる年
- 前厄:本厄の前の年。前兆がある
- 後厄:本厄の後の年。厄が薄れる
前兆や厄の影響に個人差はありますが、基本的には前厄・本厄・後厄の3年間続けて厄払いをすると安心です。
厄払いの時期が過ぎてしまったら?
「厄年だけど節分がとっくに終わっている!」という方もいるでしょう。
厄払い・厄除けにベストな時期を逃してしまったら、もうご利益はないのか気になりますよね。
結論からいうと、時期を逃して行っても、ご利益に差は出ません。
1月1日から節分の2月3日までがベストではありますが、厄払いは1年中、ご祈祷を受けられます。
厄年はいつ厄払いをしたかよりも、厄払いをしてもらった後の心の持ちようでよくも悪くもなるものです。
後ほど詳しく説明しますが、神社やお寺に納める金額の大小によってもご利益に差が出ることはありません。
安心して、行けるタイミングや大安のような縁起のいい日に、厄払いのご祈祷を受けるのをおすすめします。
厄払いの4つのポイントをチェック!
厄払いに行こう!と決めたものの、厄払いがどのようなものかよく知らない方もいるかと思います。
など、気になる厄払いの基本をここで押さえておきましょう。
厄払いは、平安時代から始まったと言われ、長い歴史をかけた風習があります。
すべてを網羅する必要はありませんが、これから解説する4つのポイントは要チェックです。
- 厄払いの金額は5000円が相場
- 厄払いの服装はフォーマルが基本
- 厄払いに予約はいらない
- 厄年は男女で違う
4つのポイントをもとに、落ち着いた気持ちで厄払いに臨んでくださいね。
ポイント1:厄払いの金額は5,000円が相場
厄払いを受ける場合、神社やお寺にお金を納める必要があります。
- 神社:初穂料(はつほりょう)
- お寺:お布施(おふせ)
と呼ばれ、納める金額はご自分の気持ちに沿う金額とされています。
祈祷の種類に応じて、
- 3,000円
- 5,000円
- 10,000円
など金額を設定している神社やお寺もありますが、目安としては5,000円が厄払いの相場です。
納める金額によって、ご利益が変わることはありません。
気持ち次第ではありますが、金額の大小にとらわれず、ご祈祷をしてもらえることに感謝しながら納めましょう。
ポイント2:厄払いの服装はフォーマルが基本
決まったルールや慣習はありませんが、例年とは違う「厄年」は、服装を整えて厄払いに臨むといいでしょう。
男性は、スーツやネクタイ。
女性は、スーツやワンピースのようなフォーマルな服装が好ましいです。
神社やお寺によっては、カジュアルすぎる服装はNGなところもあります。
格式と伝統のある場所ですから、雰囲気に合わない服装は慎みましょう。
フォーマルな服装に整えて神聖な気持ちで、神様・仏様の前に立ちたいですね。
ポイント3:厄払いに予約はいらない
基本的に、厄払いに予約は必要ありません。
神社やお寺に着いたら受付をして、初穂料・お布施を納めたのち、案内に従いましょう。
ただし、有名な神社やお寺では混雑している可能性があるため、事前予約を受け付けているところもあります。
正月や節分などの混む時期や、大きな祭祀(さいし)があるときも注意が必要です。
事前に確認をして予約しておくと、心置きなく厄払いに臨めるでしょう。
ポイント4:厄年は男女で違う
厄年の数え方を知っていますか?
厄年は、現在の年齢(満年齢)で考えるのではなく、「数え年」の年齢で数えます。
数え年とは、生まれたときを1歳とカウントし、正月を迎えるたびに年齢を1歳重ねる計算方法です。
- 誕生日前:満年齢+2歳
- 誕生日後:満年齢+1歳
厄年は一生のうちに大きく3回迎えますが、以下のように、男女によって迎える年齢が異なります。
男性の場合
前厄 | 本厄 | 後厄 |
24歳 | 25歳 | 26歳 |
41歳 | 42歳 | 43歳 |
60歳 | 61歳 | 62歳 |
女性の場合
前厄 | 本厄 | 後厄 |
18歳 | 19歳 | 20歳 |
32歳 | 33歳 | 34歳 |
36歳 | 37歳 | 38歳 |
中でも気をつけるべきと言われている「大厄」は、男性が42歳、女性が33歳です。
身体的にも社会的にも変化の大きい年齢でもありますし、節目としてご祈祷を受けるのをおすすめします。
厄払いはどこでしてもらうの?
厄払い・厄除けをしたいけど、どこの神社やお寺がいいか悩みますよね。
お住まいの地域にある馴染みの神社やお寺でもいいですし、地域の氏神様を祀っている神社もおすすめです。
基本的に、全国各地の神社やお寺でご祈祷をしてもらえます。
行きやすさや有名なところ、一度に厄払いする人数の多さなど、ご自身に合った神社やお寺を選ぶようにしましょう。
以下にご紹介するのは、厄払い・厄除けで有名な神社やお寺を調べられるサイトです。
明治神宮(東京)や春日大社(奈良)などの有名どころから、地域に根差す神社やお寺も紹介されていますので参考にしてください。
厄年を機に、今まであまり行ったことのない地域の神社やお寺に行ってみるのも、新たな出会いがありそうですね。
なお、厄年を無難に過ごせたことを感謝するお礼参りは、厄払い・厄除けの際にもらったお守りやお札を返納し、参拝するだけで大丈夫です。
厄年を終えた気持ちの切り替えのためにも、感謝の気持ちを込めて、ぜひお礼参りに行きましょう。
まとめ:厄年は変化が大きいので祈願して安心しよう
厄年になったら行きたい、厄払い・厄除けについての知識をご紹介しました。
年齢的にも変化の大きい厄年に、厄払いをして邪気を払ってもらうと、気持ちも前向きになるのではないでしょうか。
- 厄払いは元旦から節分までに行くのがベスト
- 厄払いの時期を逃してもご祈祷のご利益は変わらない
- 全国さまざまなお寺や神社で厄払いができる
山あり谷ありな人生を少しでも安心して過ごしたいのは、きっと誰もが同じ思いです。
家族や身内に厄年の方がいれば、一緒に厄払いをしてもらい、家族揃って安心して1年を過ごしたいですね。