温活の効果を再確認! 温活で血流を良くして冷えから体を守る方法
冬になると手先・足先が冷えてなかなか眠りにつけないということはないですか?
手を擦り合わせても、靴下を重ね履きしても冷える手先・足先…次の日も仕事や家事があるのに冷えで眠れないとなると辛いですよね。
冬だから手先・足先が冷えて当たり前、ある程度の冷えは体質だから仕方ないと我慢している人も多いかと思います。
でも実は、生活や仕事に支障が出るほどの冷えは異常です。
一刻も早く温活を始めて冷えの悩みを解消しましょう。
温活と聞くとキツイ運動をしたり厳しい食事制限をしたりしなければならないと思われがちですが、そんなことはありません。
温活は私たちの生活習慣を少し変えるだけで、今日から始めることができます。
- 冷えや低体温のリスクと温活をすべき理由
- 温活の効果的な方法
- 温活を始めるおすすめの時期
- 温活の注意点
冷えをそのまま放っておくと、冬に眠りにつきにくいのはもちろんのこと、生活習慣病や不妊の原因となる子宮や卵巣の病気のリスクも高めます。
温活を始めて、心身ともに健康的な身体を作りましょう。
温活の効果を再確認しよう
冷えや低体温を改善すると言われている温活ですが、主に3つの効果が期待できます。
【温活の3つの効果】
- 血行促進
- 基礎代謝の活発化と免疫力の向上
- ストレス緩和
ここでは、それぞれの効果を詳しく見ていきます。
温活で血流が良くなる
温活によって基礎体温が1℃上がると基礎代謝が活発になる効果と、免疫力が約5~6倍上がる効果が期待できます。
まず基礎代謝とは、私たちの生命維持活動に必要なエネルギーのことで、心臓を動かしたり呼吸を動かしたりするのに使われます。
つまり何もしていなくても失われるエネルギーなのです。
平熱が36.5℃の人は35.5℃の人よりもエネルギーを消費しやすく、この2人がただ寝て過ごした場合、1日の消費カロリーに約140カロリーの差がでることも。
つまり、温活で基礎代謝が上がると痩せやすい身体になり、ダイエット効果も期待できます。
次に免疫力向上の効果ですが、まず温活で基礎体温が上がると全身の血流が良くなり、酸素が身体の隅々までいきわたります。
そうすると体の免疫力を司る白血球が運ばれやすくなり、体内に侵入した雑菌や細菌が増殖する前に排除できるようになるのです。
冬は乾燥して特に風邪を引きやすいのですが、正しい温活をすれば免疫力アップの効果で風邪などの感染症にもかかりにくくなるでしょう。
温活でストレスが緩和される
温活をすると、血管を拡張させ副交感神経が優位に働くのでストレス緩和の効果が期待できます。
身体の冷えを感じると、私たちの身体は交感神経が優位に働き、血管を収縮させて熱を逃がさないようにします。
実は、ストレスを感じたときも同じように、交感神経が優位になり血管を収縮させるのです。
このことから、冷えを感じる人はストレスを強く感じやすくなるので、温活をしてストレスを和らげましょう。
温活を始めるべき理由。冷え性の怖さと種類
温活の効果は分かっていただけたかと思います。
でも、冷えは体質もあるし、我慢すれば耐えられると思っている方もいるでしょう。ですが、冷えをそのまま放っておくと5つのリスクが考えられます。
【冷えを放置すると起こる5つのリスク】
- 便秘、下痢
- 肩こり
- 肥満
- 生活習慣病のリスクが高くなる
- 子宮・卵巣の病気のリスクが高くなる
5つのリスクを見てもわかるように、冷えを我慢すると大変なことになります。
できるだけ早く温活を始め、これらのリスクを回避しましょう
温活を始めるべき理由
私たち現代人の基礎体温は昔の人に比べて0.5℃~1.0℃低い傾向にあります。
基礎体温が低いと免疫力も低くなり風邪を引きやすくなるほか、基礎代謝も低くなるので内臓脂肪が増加し、生活習慣病のリスクが高まる恐れも。
冷えは若い女性特有のものと思われがちですが、老若男女関係なく誰でも冷えになる可能性があり、低体温による体調不良が表れる可能性があります。
温活には、基礎体温を上げて体を温めるだけでなく、基礎代謝を上げて痩せやすい身体を作ったり、免疫力をアップし病気の予防をしたりする効果があります。
今すぐ温活を始めて、冷えに負けない体づくりをしましょう。
冷え性の種類
冷え性といえば女性がなるものと思い込んでいませんか?
たしかに、男性は女性よりも筋肉量が多く熱を生み出しやすいので、冷え性になりにくいと言われています。
ですが、最近では運動不足や生活習慣の乱れによって、男性の冷え性も多くなってきているのです。
男女問わず多く人が悩まされている冷え性ですが、大きく分けると3つのタイプに分けられます。
【3つのタイプの冷え性】
- 末端冷え性
- 内臓冷え性
- 全身型冷え性
冷え性の重症度は、「末端冷え性<内蔵冷え性<全身冷え性」となっており、末端冷え性のうちに温活を始めれば効果も早く出ます。
ここでは、冷え性のタイプによって効果のある温活をいくつか紹介しています。
自分の冷え性タイプをチェックして、効率のいい温活を進めていきましょう。
末端冷え性タイプ
末端冷え性タイプは体の中心に血液が溜まってしまい、手足にまで血液が十分届かずに起こる冷え性。
運動不足や過度なダイエットをしている人がなりやすいと言われています。
末端冷え性タイプの場合、筋肉量が少なく血液を末端まで送れないので運動や軽い筋トレをするのが効果的です。
また肉や乳製品、大豆食品などタンパク質の多い食事を摂って筋肉量を増やすようにするとさらに効果が期待できますよ。
内臓冷え性タイプ
手足の血行は問題ないけれども内臓の血行が悪く胃腸の不調が起こる冷え性のことで、自律神経が乱れると起こりやすいと言われています。
自律神経の乱れは生活習慣の乱れが原因となっていますので、まずは規則正しい生活をするよう意識しましょう。
また、腹巻きやカイロなどで内臓を外から温めるのも効果的です。
全身型冷え性タイプ
全身型冷え性タイプ末端冷え性、内臓冷え性が深刻化した冷え性で、冬だけでなく1年中寒さを感じてしまう状態になります。
全身型冷え性の場合、生活習慣の改善、運動不足の解消を早急に行いましょう。
ですが、ここまでくると冷え体質の身体になってしまっているので、改善するには時間がかかりそうです。
冷え性には、末端冷え性・内臓冷え性・全身型冷え性の3つのタイプがあり、改善方法もそれぞれ違う。
温活をしても冷えが改善されない場合、病気が原因であることも考えられます。
温活の効果が表れず、冷えが続くようであれば病院受診も検討しておきましょう。
温活はいつから始める?効果的なタイミング
温活を始める効果的なタイミングは、秋でしょう。
温活は今日からでも始めてもらって構わないのですが、冬の厳しい寒さの中で運動や筋トレをするのはなかなか難しいですよね。
また、夏の暑い中で温活を意識しながら生活するのは、難しいでしょう。
さらに温活は薬のようにすぐに効果は出ず、継続することで徐々に冷えに強い身体になります。
このことから温活を始めるのであれば、肌寒さを感じる秋から始めるのがおすすめです。
温活はいつでも始められるが、効果が出るまでに時間がかかるので秋から始めるのがおすすめ
ただ、夏のエアコンの効いた部屋で過ごすと冷えが気になる方は、夏でもできる範囲で温活をすると、冷えが徐々に緩和されますよ。
温活に効果的な方法
温活に効果的な方法は4つあります。
【温活に効果的な4つの方法】
- 温活に効果的な服装をする
- 温活に効果的な食べ物を摂る
- 温活に効果的な運動や筋トレをする
- 温活に効果的な睡眠をとる
ここでは、これら4つの温活を具体的に紹介します。
どれも簡単にできるものばかりですので、ぜひ、実践してみてくださいね。
温活に効果的な服装
身体を効果的に温めるには、首・足首・手首の3つの首を温める服装にします。
また、女性の場合は子宮が冷えると生理不順や生理痛などが起きやすくなりますので、お腹周りも冷えないよう温めましょう。
以下のような温活グッズを身に着けると体が効果的に温まります。
【おすすめ温活グッズ】
- 首…ネックウォーマー、スヌード
- 手首…ハンドウォーマー、手袋
- 足首…レッグウォーマー、靴下
- お腹周り…腹巻
また、冬の厳しい寒さには湯たんぽやカイロなどで体を温めるのもおすすめです。
温活に効果的な食べ物
体を温める代表的な食べ物と言えば生姜ですよね。
生姜には「ジンゲロール」と「ショウガオール」という2つの辛味成分が含まれており、食べると私たちの温覚を刺激します。
生姜を食べた時に身体が温まるメカニズムを以下にまとめました。
- 胃に生姜が入る
- 胃が温覚を感じ、熱い食べ物を食べたと勘違いする
- 脳に身体の熱を下げるよう指令
- 身体の温度を下げるため血流を良くしたり、汗を出したりする
身体を温めると言われている生姜ですが、生のまま食べてもあまり効果は期待できないことをご存知でしょうか?
実は、体を芯から温める効果のある成分「ショウガオール」は生姜を加熱しなければ生成することができないからです。
温活に効果のある「ショウガオール」を簡単に摂りたい人におすすめなのが生姜シロップ。
料理や飲み物に加えるだけで、「ショウガオール」を体に取り入れられますよ。
生姜シロップの作り方
材料
- 生姜 250g
- 砂糖 300g
- 水 500g
- シナモンパウダー お好みで
作り方
- 生姜を良く洗い、皮ごと薄切りにする
- 材料をすべて鍋に入れる
- 中火にかけて、沸騰したら弱火にして10分煮込む
- 冷ます
- 漉し器で漉して、瓶に入れて冷蔵庫で保存する
生姜シロップはそのまま食べるのはもちろん、飲み物や料理に入れて楽しむこともできます。
https://twitter.com/oguni_Littera/status/1130042438284849152
ジンジャーエールにして飲むのも美味しそうですよね。
https://twitter.com/macomaloooo/status/1074264263756136448
シロップは飲み物に、取り出した生姜は料理にと余すところなく使えるのも生姜シロップの魅力です。
ちなみに、生の生姜に多く含まれる「ジンゲロール」には殺菌や抗菌の効果があり、食べると風邪予防になります。
温活に効果的な運動や筋トレ
運動不足になると体の発熱器官である筋肉が減り基礎体温が下がってしまいますので、定期的に運動・筋トレをして、筋肉量を維持、増加させましょう。
有酸素運動は継続することではじめて効果が表れるので、ムリせずにゆっくり歩くことから始めるといいでしょう。
また、太ももや腹筋など大きな筋肉を鍛える筋トレも効果的です。
おすすめなのがスクワット、正しい方法でスクワットすると膝を痛めることもないのでおすすめです。
正しいスクワットの方法については以下の動画が参考になりますので、ご覧ください。
温活に効果的な睡眠
温活にはストレスを緩和する睡眠が効果的です。
ストレスを感じると、「交感神経」が働き抹消の血管が収縮、血流が低下するため冷えを強く感じます。
また、血行不良の原因となる自律神経の乱れもストレスから起こると言われています。
ストレス解消の方法はさまざまですが、1番のストレス解消法は毎日行う睡眠です。
休息時や睡眠時には、「副交感神経」が働き、末梢の血管を広げ血流が良くなり身体がじんわり温かくなります。
つまり、睡眠時間を確保するだけでも温活になるのです。
私たちは忙しくなるとつい睡眠を削りがちですが、睡眠時間の少なさもストレスに繋がります。
ストレスを感じたら睡眠が足りているかどうかを見直し、睡眠時間の確保や睡眠の質の向上に努めましょう。
効果的な温活
- 首・手首・足首・お腹周りを効果的に温める服装をする
- 加熱する生姜料理を食べる
- 運動や筋トレで筋肉量を増やす
- 睡眠時間を確保しストレスを緩和する
どの温活も今すぐ始められるものばかりです。
続けられそうなものから始めて、温活を意識した生活を送りましょう。
最初は温活の効果を実感できないかもしれませんが、徐々に冷えが緩和されてきますよ。
温活に逆効果?間違った認識や方法には注意が必要
温活を紹介している記事の中には、間違った認識や方法を紹介しているものがあるので注意が必要です。
間違った温活を続けていると、冷えが改善できないのはもちろん、逆効果で体の冷えを促してしまうこともあります。
- 体を温めるために1時間以上入浴する
- 代謝を良くするために水をたくさん飲む
- 体が冷えないように冬は家に引きこもる
一見、正しい温活に見えますが実はこれらの温活方法は間違っています。
では、具体的にどこが間違っているのでしょうか。
体を温めるために1時間以上入浴する
身体を芯から温めるお風呂は、温活に最適ですが1時間以上の入浴は身体の冷えや肌の乾燥を招くため逆効果です。
温活に効果がある入浴時間は20分。
お風呂の温度も重要で、40℃以内のぬるま湯にゆっくりつかると身体を芯から温めてくれますよ。
代謝を良くするために水をたくさん飲む
代謝を良くし、老廃物を排出させるための水分補給は重要ですが、必要以上に水分を取るとむくみや血流悪化の原因となり逆効果です。
水分は喉が渇いたと感じたときに少しずつ飲むので充分です。
水は常温以上で飲み、身体を冷やさないように注意してくださいね。
身体が冷えないように冬は家に引きこもる
体が冷えないよう、冬は外に出らずに引きこもる…実はこの行動も間違った温活で逆効果です。
私たちの発熱器官である筋肉は動かさないと徐々に衰えていきます。
その結果、冬の寒さに耐えきれない体になってしまいます。
そうならないためにも、冬の寒い日も適度な運動をしましょう。
もちろん、吹雪の中外にでる必要はありません。
さきほど紹介したスクワットをしたり、天気のいい日はウォーキングしたりと冬の間も身体を動かすことを意識して過ごしましょう。
まとめ
温活には基礎体温を上げて血流を良くすることによって、冷えの改善はもちろんのこと病気のリスク低下やダイエットにも効果があります。
- 温活は血流を促進し、酸素や老廃物が身体全体に循環
- 温活は基礎代謝の活発化し、痩せやすい身体になる免疫力の向上
- 温活は免疫力を高めて、風邪予防
- 温活は心と身体を温めることによってストレス緩和
私たち現代人は、冷暖房が完備された部屋で過ごすことが多いことから、知らず知らずのうちに身体が冷えてしまっています。
今や若い女性だけでなく、老若男女問わず誰でも冷えによる体調不良に悩まされている可能性があります。
温活は何も特別なことをするのではなく、私たちの生活習慣を意識するだけで効果を実感できるものばかりです。
温活で血流を良くし、冷えとともに病気のリスクから身体を守りましょう。