食費の目安はどれくらい?無理のない目安を決めるポイントも紹介
節約ですぐに効果が出やすいのが食費ではないでしょうか。
とくに30代~40代になってくると、子供の学費、住宅ローンなど、さらにお金がかかってくるので食費を見直したいという人も多いのではないでしょうか?
もしかしたら、食費を使い過ぎているかもしれないけど、目安が分からないからどう管理すればいいのか迷っている人もいるのではないでしょうか。
しかしこの記事にたどり着いたあなたは、食費をどうにかして抑えて、より良い生活をしようと奮闘する家族思いの素晴らしい方です。
この記事では、家族のために節約に励むあなたのために、食費の目安について解説します。
1人暮らしはもちろんのこと、3人以上の家庭の食費の目安も紹介するので、自分の家庭に当てはめて食費の目安を算出することができます。
それでは最後までお読みください。
では1つずつ説明していきましょう。
- 世帯人数ごとの食費が分かる
- 収入に見合った『自分の食費の目安』が分かる
- 食費を削り過ぎることによる家庭への影響が分かる
節約も大事ですが、自分の生活に見合った食費を考えていきましょう。
食費の目安はどれくらい?世帯人数別の食費平均額もチェック
食費の目安ですが、本記事では
- 1人暮らし
- 2人暮らし
- 3人暮らし以上
ごとの目安を説明していきます。
また総務省統計局が発表している食費の平均額についても触れていきますので、参考にしてみてください。
1人暮らしの場合:15,000~30,000円
食費の目安としては、個人の収入によって異なりますが、1人暮らしの食費は15,000円~30,000円辺りが目安になります(中には1万円以内で済ませるという猛者もいます)。
この目安を1日の食費に換算してみると、例えば1カ月の食費が20,000円の場合は、20,000÷31=645円になりますね。
また1人暮らしの食品の平均額は、総務省統計局が発表した2018年のデータによると、外食費及び酒類額を除いた額で月平均27,669円です。
しかしながら、中には食費を1ヵ月、1万円以内で済ませる節約の猛者もいます。
ただ節約になれていない人がいきなり食費を1万円以内に抑えるのは難しいので、まずは前月よりも1000円マイナスにするといった小さな目標を掲げながら節約をしていくと良いでしょう。
2人暮らしの場合:30,000円~50,000円
食費の目安としては、個人の収入によって異なりますが、2人暮らしの食費は30,000円~50,000円辺りが目安になります(中には25,000円で済ませるという猛者もいます)。
この目安を1日の食費に換算してみると、例えば1カ月の食費が40,000円の場合は、40,000÷31=1,290円になりますね。
また2人暮らしの食品の平均額は、総務省統計局が発表した2018年のデータによると、外食費及び酒類額を除いた額で月平均48,428円となります。
1人暮らしに比べると、21,000円ほど高い値となっています。
1人暮らしの食費分が27,669円なので、2人暮らしになると1人辺りの食費が安くなっていることが分かります。
3人以上で暮らしている場合:55,000~70,000円
食費の目安としては、個人の収入によって異なりますが、3人以上の食費は55,000~70,000円辺りが目安になります(中には30,000円で済ませるという猛者もいます)。
この目安を1日の食費に換算してみると、例えば1カ月の食費が60,000円の場合は、60,000÷31=1,935円になりますね。
また3人以上で暮らしている場合の平均額は、総務省統計局が発表した2018年のデータによると、外食費及び酒類額を除いた額で月平均57,872円となります。
2人暮らしの食費の48,428円と比べると、9,000円ほどの差がでています。
3人暮らし以上になると、1人辺りの食費が2人暮らしの場合と比べて、低くなっていることが読み取れます。
食費に含まれるもの:外食も食費に入る?
一口に食費といっても、自宅で自炊するための「食材費」だけでなく、外で食べる「外食費」、あとは趣向性の高い「酒代」も思い浮かぶかもしれません。
外食に関しては、自炊をすれば外食をしなくても生活はできますし、酒も飲まなくても生活ができます。
食費のなかで、一番重要なのは食材費です。
そこで本記事では、生活するうえでの食材費のみを計上した食費の目安に関しての解説をしていきます。
外食費も計算したい人は「食費」ではなく「外食費」に分ける、酒を飲む人も「食費」ではなく「酒代」に分けることで計算しやすくなりますよ。
また食費を節約する方法については、以下の記事が参考になりますので、ぜひご覧ください。
収入に見合った『自分の食費の目安』を知ろう
収入に見合った『自分の食費の目安』を知るためには、以下の食費の算出方法がおすすめです。
- エンゲル係数で収入と食費のバランスチェック
- 酒代、外食費を除いた食費を算出しよう
ではこれらについて順に説明をしていきます。
エンゲル係数で収入と食費のバランスチェック
「エンゲル係数」とは、全ての消費支出合計のうち食費に何%使ったのか?という割合のことです。
エンゲル係数を見ることで、支出全体から食費が多すぎないかどうか?を確かめられます。
エンゲル係数を算出する計算式は「食費÷消費支出合計×100」となります。
例えば食費が20,000円、消費支出の合計が160,000円のAさんのエンゲル係数の場合の計算式は以下の通りです。
20,000円÷160,000円×100=12.5%
この場合のエンゲル係数は、12.5%となりますね。
エンゲル係数が少なければ少ないほど、食費以外に利用できるお金が増えるので、貯蓄がしやすくなります。
総務省のデータによると、2017年のエンゲル係数は25%ほどが平均的な数値となってります。
要するに平均すると、4分の1は食費ということになりますね。
酒代、外食費を除いた食費を算出しよう
外食費と酒代は、自炊するための食材費と違って生活必需品ではなく、交際面やプライベートな事情も含んでくるでしょう。
そのため外食費と酒代を除くことで、本当に必要なぶんの食材費のみを計算することができます。
ですので外食費と酒代を計算するときは「食費」ではなく、「外食費」「酒代」と分けて計算するのがおすすめです。
食費を削り過ぎることによる家庭への影響
食費を減らせば、その分、貯金も増えやすくなりますが、減らすことによって家庭へ悪影響がでる場合もあるので注意しましょう。
食費を減らせば健康面を害してしまう可能性もでてきてしまいます。
病気になってしまうとそれだけ医療費がかさんでしまいます。
そのため栄養面なども考えながら、食費を削りすぎないことに気を付けるようにしましょう。
また安い食材ばかりだと、美味しい料理も作れなくなるので、家庭内で不満が生まれてしまうかもしれません。
ですので、毎回安い食材を使うのではなく、月に2~3回はよい食材を使っていつもよりも美味しい料理を作ると決めておくと良いですね。
回数を限定しておくことで、特別感を出せるという効果もありますよ。
まとめ
今回は、世帯人数別の食費の目安について解説してきました。
世帯人数が増えることにより食費の目安が変わってくるので、自分の世帯人数に合わせて食費の目安を考えましょう。
また食費を計算する際には必需品ではない「外食費」や「酒代」を省いて計算することで、本当に必要な分の食費を管理しやすくなりますよ。
収入と食費のバランスを考えるには、エンゲル係数で収入に対しての食費の割合を算出すると良いですね。
- 世帯人数ごとの食費目安がある
- 収入と食費のバランスはエンゲル係数でチェック
- 食費を削りすぎると健康に悪影響がでるので注意
食費を削って節約をするのも大事なのですが、健康面を害したりしてしまうことに繋がるので注意です。
安い食材ばかりだと美味しい料理も作りにくくなるので、月に2~3回は良質の食材を使うなどでメリハリをつけると良いでしょう。