味噌汁とは?忙しくても健康になれる日本の定番料理!
味噌汁は、日本人にとって定番な料理です。
味噌汁には深い歴史があり、飲むことでさまざまなメリットが得られます。
簡単に作ることもできて健康にも良いので、積極的に食卓に取り入れていくのが良いです。
そこで今回は、味噌汁についての基本的な事柄や、味噌汁を飲むメリット、忙しい人でも毎日味噌汁を飲む方法などをご紹介していきます。
味噌汁を毎日のレパートリーに加えて、美味しく栄養を摂っていきましょう。
味噌汁とは
味噌汁とは、日本人にとって欠かせない料理の一つです。
だし汁を用意して、野菜や海藻、豆腐などの具材を入れて煮込み、味噌を溶かすことで作れます。
シンプルな調理方法でさまざまな食材を楽しむことができるので、毎日のように飲んでいる人も多いです。
ちなみに、味噌汁はおみおつけと呼ばれることもあります。
そんな味噌汁ですが、実は室町時代の人々も食べていたくらい歴史のある料理なんです。
ここで、味噌汁の歴史について確認していきましょう。
味噌汁の歴史
そもそも味噌という言葉は、平安時代から使われるようになったと言われています。
しかし、平安時代ではまだ味噌は食べ物につけるというような使い方をされていました。
今のように誰でも味噌汁を飲める時代とは違っていたのです。
当時は味噌は地位の高い人へのお給料に使われるような庶民は口にできないものでした。
そのような貴重な味噌ですが、鎌倉時代に中国から来た僧の影響で、味噌汁として飲まれるようになっていきました。
僧がすり鉢を使うということを日本に伝え、粒味噌をすり鉢ですり潰すと水に溶けやすいとわかったためです。
味噌汁という調理方法が広まったことにより、一汁一菜という食事スタイルが作られていきました。
一汁一菜は、主食、汁物、おかず、香の物で構成される鎌倉武士の食事の基本です。
この食事スタイルは、現代の日本でもバランスの良い食生活に取り入れられています。
味噌汁は健康的なの?
味噌汁をよく飲む人ほど、胃がんの死亡率が低くなるというデータがあります。
それは、1981年に国立がんセンター研究所の平山雄博士の『みそ汁を飲む頻度と胃がんの死亡率との関係』という調査です。
特に男性では、味噌汁をまったく飲まない人と毎日飲んでいる人を比べると、飲まない人の胃がんによる死亡率は1.5倍でした。
食塩の性質を上手く使って発酵と熟成が行われた味噌には、健康のためのさまざまな効用があるとされています。
そもそも味噌の原料の大豆は、たんぱく質や食物繊維、ビタミンなどの栄養がたくさん入っているものです。
そんな栄養満点の大豆を発酵させたことで、腸の動きが良くなる善玉菌も増えます。
善玉菌を摂取して腸内環境が好調になれば、ストレス解消や不眠改善の効果も手に入るのです。
そのような理由で、味噌汁による健康ブームが来ています。
味噌汁毎日飲んでるー大好き。飲むのも作るのも好き。
— 杉山 (@sugiyama774) 2018年9月12日
今年は自炊もより健康を意識したものにするぞ!ってわけで、話題の長生き味噌汁を作りました。冷凍保存はせずに分量計って2日分くらい。具は納豆とアカモクとネギなので体もポッカポカ!りんご酢の味も殆どわからなくて美味しいです。これで老化&癌予防、腸活に血管まで強く出来るとか凄いね! pic.twitter.com/7uKPQ4MEQM
— 徳本英一郎☆芝居とバイクと熱帯魚と小鳥 (@echanmanz) 2019年1月7日
味噌汁身体にいいしダイエットにもいいからブーム来るのいいと思う!身体もあったまるし。 てか、わいは昨日焼き鯛の頭を酒かけて蒸して出汁をとって味噌汁作ったんやけど上品な味で美味やったわ(♡˙︶˙♡)
味噌はやすもんでも昆布で出汁とるだけでもかなりグレード上がるしおすすめ(*^^*)!— まさみ (@JannexxxM) 2019年1月8日
実際に、毎日のように味噌汁を飲んでいる人も少なくありません。
味噌汁は手軽に栄養を摂れるので、非常に人気となっています。
味噌汁は塩分が多いのでは?
味噌汁は塩分が多くて身体に悪そうだと思っている人もいるのではないでしょうか。
しかし、実は味噌汁の塩分は多くありません。
もちろん塩分はありますが、1日に1杯なら気にしなくても大丈夫な量です。
ちなみに、味噌汁1杯の塩分は約1.2gで、1日の塩分摂取目標量は約8gだとされています。
塩分が気になるようであれば、カリウムや食物繊維が豊富な食材を味噌汁に入れると良いでしょう。
たとえば、カリウムならほうれん草や春菊、食物繊維ならワカメやごぼうです。
カリウムは塩分を体内に吸収しにくくし、食物繊維は塩分を体の外に出してくれます。
ここで、味噌汁を飲むメリットを確認していきましょう。
味噌汁を飲むメリット
味噌汁を飲むメリットには、以下のようなものがあります。
- 手軽に栄養を補給できる
- 好きな具材で飽きずに楽しめる
- 美容食を無理なく取り入れられる
これらのメリットは、忙しい現代人にとっては最適なものです。
それぞれのメリットについて、順番に確認しておきましょう。
手軽に栄養を補給できる
味噌汁を飲むことで、手軽に栄養を補給することができます。
味噌汁の具材にはさまざまなものが考えられ、自分にとって足りていない栄養素を多く含む具材を入れれば簡単に栄養を摂れるのです。
1日に1杯なら作る時間も飲む時間も短くて済みます。
味噌汁は、毎日ストレスなく継続できる健康になれる料理だと言えるでしょう。
好きな具材で飽きずに楽しめる
味噌汁はさまざまな具材に合う料理なので、毎日でも飽きずに楽しむことができます。
定番な具材は豆腐やワカメ、ネギ、なめこ、大根、しじみなどです。
他にもキャベツや玉ねぎ、じゃがいも、白菜、なすといった幅広い具材を入れて楽しめます。
自分の好きな具材を日替わりで取り入れることができるので、シンプルなのに飽きにくい料理です。
味噌汁はどんな食材でも合うので、冷蔵庫で余っている食材も簡単に使えるお助けメニューにもできます。
残り物を積極的に使うことで、食材を無駄にすることがありません。
毎日の食事を楽しみながら、自分の好きな味噌汁レシピを増やしていきましょう。
美容食を無理なく取り入れられる
味噌汁は、日本古来の美容食です。
身体の内側から調子を整えるという味噌汁の効果は、美容を意識している人に最適だとされています。
なぜなら、味噌汁にはアミノ酸が豊富に含まれているためです。
味噌の原料である大豆に麹菌が入れば、大豆のたんぱく質が分解されてアミノ酸になります。
アミノ酸を摂ることによって、肌がしっとりと潤いやすくなって美容にピッタリです。
具をたっぷり入れることによって、さらにアミノ酸を摂取できる量が増えて効果が高まります。
以上が、味噌汁を飲むメリットでした。
このようなメリットを得られる味噌汁の作り方を見ておきましょう。
味噌汁の作り方4ステップ
基本となる味噌汁の作り方は、以下の4つのステップです。
- 具材を切る
- 鍋に水を入れて出汁を取る
- 具材を煮立たせる
- 火を止めて味噌を溶き入れて加熱する
たった4つのステップで作ることができるので、料理が苦手な人でも安心です。
昔は昆布やいりこから出汁を取る人も多かったですが、今は便利な出汁パックが市販されているので活用してください。
ポイントは、火が通りにくい具材から煮ていくことと、味噌を溶き入れるときには火を止めることです。
何度か作ればすぐにレシピを見ずに作れるようになるので、積極的に作ってみましょう。
味噌汁はこのように簡単に作れるので、忙しい人の朝食にも良いと考えられます。
忙しい人には朝お味噌汁が最適!
忙しい人は、朝に味噌汁を飲む習慣をつけるのが良いでしょう。
早起きして栄養を考えた朝食を作って食べるのは、時間も手間もかかって大変です。
しかし、味噌汁であれば簡単に栄養満点なものを作ることができます。
具材を変えれば毎日飲んでも飽きないので、まさに朝食にもってこいの料理です。
毎朝の味噌汁の具材を考えるのが面倒なら、インターネット上に公開されている便利なレシピ集を活用してください。
フンドーキン365杯の味噌汁を参考にしよう
いろいろな味噌汁のレシピを見たいのなら、『フンドーキン365杯の味噌汁』が参考になります。
[blogcard url=http://www.fundokin.co.jp/recipe/misoshiru365/]
『フンドーキン365杯の味噌汁』は、365日分の味噌汁レシピが掲載されているページです。
毎日の具材決めに悩むようであれば、積極的に活用するのが良いでしょう。
カレンダーで日付を選べば、簡単に材料と作り方を見ることができます
ちなみに、朝に味噌汁を作るのは難しいという場合は、味噌玉を作っておけば解決できます。
味噌玉を活用しよう
味噌玉とは、味噌と具材を玉のように丸めた味噌汁の元です。
お湯を注ぐだけで簡単に味噌汁が作れるので、夜のうちに準備しておけば朝はすぐに味噌汁が飲めます。
味噌玉は1食ずつ保存ができ、冷凍庫に入れれば1ヶ月程度は保存できる優れものです。
味噌汁と具材を丸めてラップに包むだけで完成するので、朝にあまり時間が取れない人はぜひ夜のうちに味噌玉を作ってみてください。
まとめ
味噌汁とは、日本人にとって欠かせない健康料理の一つです。
だし汁に、野菜や海藻、豆腐などの具材を入れて煮込み、味噌を溶かすことで作れます。
忙しい人はぜひ朝お味噌汁を始めて、手軽に栄養補給をしてみてください。
味噌玉を作っておけば、時間がないときでもお湯を注ぐだけで味噌汁を飲むことができます。