クレジットカードのデメリット・メリット7選!失敗しない使い方を解説
キャッシュレス決済が広まる中、クレジットカードを作ろうか迷っている人は多いかと思います。
現金と違い、自分がどれだけ使ったのか視覚的に確認できないので、使い過ぎが心配な人も少なくないでしょう。
しかしこの記事にたどり着いたあなたは、デメリットを知ったうえで、キャッシュレス決済を検討しようと考えている賢い方です。
クレジットカードのデメリットや注意することを知れば、あなたはお得にそして失敗せずにカードを使いこなせるはずです。
そこでこの記事ではクレジットカードのデメリットから失敗せずに使うポイントまで解説します。
過去に使い過ぎで失敗してしまった人や、現金で買い物しないと安心できない人も、この記事を読めばお得にクレジットカードを使うコツがわかります。
それでは、ぜひ最後までお読みください。
では、1つずつ説明していきましょう。
- クレジットカードのデメリット
- 失敗しないクレジットカードの使い方
- クレジットカードを複数枚もつことへのリスク
クレジットカードのデメリットを知って、お得に使うポイントをチェックしておきましょう!
クレジットカードのデメリット5選
クレジットカードは、現金が手元になくても支払いができる便利なカードです。
後払い制のため支払いまでの猶予があり、利用金額に応じてポイントやマイルが貯まるカードまであります。
しかし、当然ながらデメリットもあるので安心できません。
不安を少しでも解消できるよう、まずはクレジットカードのデメリットについて確認しましょう。
- 支払いが滞るとローンが組めなくなる可能性
- 使い過ぎて支払いが困難になる
- 限度額に達してしまうと一時的に利用できなくなる
- 個人情報が漏えいする危険性がある
- 年会費がかかる
それでは、1つずつ解説します。
支払いが滞るとローンが組めなくなる可能性
クレジットカードは、カード会社との「信用」を元に利用できるカードです。
そのため、支払いが滞るとカード会社との信用に傷がつき、カードを使えなくなるどころか、一定期間ローンが組めなくなる恐れもあります。
クレジットカードの作成やローンを組むには、「審査」が必要です。
カード会社は審査のため、専門の信用機関に登録されている申込社者の情報をチェックします。
カードの利用や滞納状況もチェックの対象となり、もし不安があれば、ローンの審査に通らない可能性も。
車や家などのローンを組んで大きな買い物をする予定のある人はとくに、支払いが遅れないよう気を付けましょう。
使い過ぎて支払いが困難になる
クレジットカードは、手元に現金がなくても手軽に商品を購入できます。
手軽さゆえに、少しだけのつもりがつい使い過ぎてしまい、「請求金額が思った以上に多くなってしまった」という事態にもなりかねません。
手元にすぐ用意できる現金があればいいのですが、引落し日までに用意できずに支払いが遅れてしまうと、カード会社との信用にも影響します。
さらに、引落し日の翌日から「遅延損害金」が発生するカードもあるため、支払わなければならない金額が増えてしまう恐れがあります。
便利で手軽なクレジットカードですが、計画的に利用して使い過ぎには注意しましょう。
限度額に達してしまうと一時的に利用できなくなる
クレジットカードは、いくらまで使えるかが決められている「利用限度額」があります。
月ごとではなく、カード1枚に対して、自由に利用できる金額が決められているのです。
- ショッピング枠:ショッピングに利用できる金額
- ショッピング割賦枠:ショッピング枠のうちリボ・分割・ボーナス払いなどができる金額
- キャッシング枠:キャッシングに利用できる金額
しかし、限度額に達してしまうと、以降の支払いはできないため、カードの利用が一時的に止められてしまいます。
レジで使おうと思ったのに、「支払いができません」と言われたら困ってしまいますね。
カードが手元に届いたら、どれだけ利用できるのかを事前に確認しておきましょう。
個人情報が漏えいするリスクがある
クレジットカードは、普段の買い物や公共料金・税金の支払いなど幅広いシーンで利用できます。
とくにオンラインショッピングでは、クレジットカードの支払いが便利です。
しかし、カード情報の登録が必要なため、セキュリティが甘いサイトだと個人情報が漏れてしまうリスクがあります。
個人情報が漏れてしまうと、カードが悪用され不正利用に使われてしまうかもしれません。
身に覚えのない請求に慌てないためにも、不正利用がないか、利用明細をこまめにチェックしておくと安心です。
年会費がかかる
クレジットカードは、年会費がかかるものもあります。年会費がいくらなのかは、入会前に必ず確認したいポイントです。
はじめてクレジットカードを利用するなら、年会費無料のカードを選んで負担を減らしましょう。
有料のカードと比べると、保険内容やポイント還元率があまり充実していないものもありますが、損することはありません。
さらに近年では、年会費無料でも機能性の高いカードが多く出ています。
使い慣れたお店や金融機関のカードなど、自分に合った利用しやすいカードを選ぶのがおすすめです。
クレジットカードの使い方【手数料は?】
「クレジットカードには手数料がかかるのかな…?」と疑問に思っている人もいるかもしれませんね。
カード払いを設定しているお店側には、決済手数料がかかります。
ですが、カードを利用する側は、必ずしも手数料がかかるわけではありません。
手数料がかかるのは、以下の支払い方法を選択した場合です。
- 3回以上の分割払い
- ボーナス2回払い
- リボ払い
- キャッシング
1回払い(一括払い)や2回払いでは、手数料はかかりません。
クレジットカードの利用は、ボーナス払いも含め1回払いを基本にして、ムダな手数料を払わないようにしましょう。
クレジットカードの失敗しない使い方
クレジットカードのデメリットについてはおわかりいただけたかと思います。
しかしながら、デメリットばかりを気にして現金での買い物を続けていると、カードを持っていれば受けられるはずのお得なサービスや特典を逃してしまうことも。
そこで、クレジットカードに慣れていない人向けに、失敗しないカードの使い方を4つご紹介します。
どれも意識するだけで、失敗を最小限に抑えられるはずです。
反対に、この4つを意識しなければ、失敗する可能性は大きくなります。ぜひ参考にしてください。
クレジットカードをもつなら2枚まで
クレジットカードは、何枚持とうが枚数に制限はありません。
家計用、自分のお小遣い用など用途によって複数枚を所持し、やりくりしている人もいます。
ですが、クレジットカードをもつなら2枚までにして、管理を楽にするのがおすすめです。
カードを複数持っていると、以下の管理をカードごとにしなければならないので大変です。
- 暗証番号
- 利用した金額
- ポイントやマイルの管理
- 引落し日
さらに利用していないカードの年会費を払うことにもなりかねません。
メインで利用するカードと、メインのカードでは物足りない点を補うサブのカードの2枚に絞って、使い過ぎ防止のためにも管理をしやすくしましょう。
年会費無料で還元率の高いカードを選ぶ
クレジットカードを作るなら、利用する目的に応じたカードを選ぶのがポイントです。
- よく利用するお店のポイントを効率よく貯めたい
- カード払いにして家計管理を楽にしたい
- マイルを貯めて旅行費を浮かせたい
など、カードの種類もさまざまですから、自分に合ったカードを選びましょう。
さらに、年会費無料でポイント還元率の高いカードを選べば、よりお得に利用できます。
有料のカードは、付いている機能やサービスも豊富ですが、毎年の年会費が負担になってしまいます。
無料で高還元率のカードであれば、負担もなく、ポイントも貯まりやすいので持っていて損はありません。
クレジットカードの利用明細を確認する
クレジットカードは手軽で便利なため、つい使い過ぎてしまう傾向があります。
そこで、カードの利用明細をこまめに確認して、生活に支障のない範囲で使うと決めましょう。
1つひとつの金額は少額でも、請求がきた時に、思った以上に金額が多かったのはよくある話です。
使い過ぎを防ぐためにも、毎月の使用額を決めておくことをおすすめします。
目には見えないお金の流れを管理するのですから、計画的に利用して失敗を避けたいですね。
ローンを組む予定がある場合はキャッシングの利用を控える
クレジットカードには、手軽にお金を借りられるキャッシングサービスがあります。
しかし将来、車や家を買う予定の人は、キャッシングの利用を控えておきましょう。
なぜなら、いざローンを組みたいと思ったときに、キャッシングでお金を借りた履歴が、ローンの審査時に不安要素になるからです。
クレジットカードの利用状況は、審査の際に確認されます。
キャッシングも情報の1つなので、最悪の場合、審査が通らなくなるかもしれません。
さらに、キャッシングにも以下のようなデメリットがあります。
- 返済方法が翌月末の一括払いかリボ払いしか選べない
- 金利を高めに設定されている
結局、未来の自分の首を絞めることになります。
キャッシングはローンを組む予定がなくても、どうしても困ったときの一時的な利用にとどめておきたいものです。
クレジットカードを複数もつとブラックリスト入りするの?
クレジットカードは、所持する枚数に制限がないので複数枚持っても問題ありません。
JCBの調査によると、クレジットカードの平均保有枚数は3枚。多い人は、7枚以上も持っているそうです。
ですが、複数枚持つとブラックリスト入りするのでは、と気になりますよね。
ブラックリストとは返済や支払いが一定期間遅れたり、破産したりした場合に信用機関に登録される、お金の事故に関する情報のことです。
クレジットカードを複数枚持つだけでは、お金の事故とは言い難く、ブラックリストには入らないと考えていいでしょう。
支払いに遅れることなく、上手に活用できていれば心配いりません。
ただし、1~2ヶ月の間隔の「短期間」で、複数枚申し込むのは避けましょう。
短期間で申し込むと、「すぐにたくさんのお金が必要なのでは?」とカード会社に不信感を与えてしまいます。
「申込みブラックリスト」とも言われ、6ヶ月間は情報が保存されるため、クレジットカードやローンの審査に通りにくくなるのです。
まずは最低でも6ヶ月以上、1枚のカードで利用・支払いをして信用度を高めてから、次のカードを申し込むのがおすすめです。
まとめ:クレジットカードのデメリットにも目を向けよう
クレジットカードは、使い過ぎてしまったり支払いに追われるイメージがあります。
しかし、デメリットもあれば得られるメリットも大きく、年会費無料のカードを選べば、持っていて損はありません。
- クレジットカードは計画的に使わないと返済に追われたり高い手数料を支払ったりしなければならなくなる
- クレジットカードの利用は管理がしやすいよう2枚まで、年会費無料のものを使うのがおすすめ
- 複数枚持っても問題ないが、短期間に複数枚申し込むとブラックリスト入りする可能性がある
カードの利用は、現金に触れないため「お金を遣った気がしない」のが何より注意したいことです。
少しだけのつもりが請求が多額になってしまうことも、十分にあり得ます。
手元に現金がなくても気軽に利用でき、ポイントやマイルが貯まって普段の買い物がお得になるクレジットカード。
利用明細をこまめにチェックし、使いすぎる危険性もあると認識した上で、上手にカードを利用しましょう。