半身浴で汗を出す!身体の老廃物を効果的に落とす入浴法
美容や健康に効果があると言われている半身浴ですが、いざ始めてみると汗がでないということはありませんか?
テレビ番組や雑誌に掲載されている人は、たくさん汗をかいているのに自分は汗すらかかないなんて…身体のどこかが悪いのでは?と心配になる人もいるかもしれませんね。
実は半身浴を始めたての頃は、汗が出にくいことが多いのです。
また、半身浴は心臓に負担をかけずにゆっくりと体を温めることができる安全な入浴法なので、汗をかかなくても効果が期待できます。
とはいえ、せっかく半身浴をするのであれば、汗をたくさんかいてデトックス効果を得たいと思いますよね。
そこで、今回この記事では、半身浴で汗を出すための入浴方法をご紹介します。
半身浴をしたけれども汗が出なかった人、半身浴自体初めてという人でも、この記事を読めば半身浴で汗を出しやすくなります。
ぜひ最後まで記事を読んで、半身浴を楽しんでください。
では、1つずつ説明していきましょう。
- 半身浴で効率よく汗を出す入浴方法
- 半身浴で汗が出ない理由
- 美容と健康に効果がある半身浴
- 半身浴を始めるタイミング
- 半身浴で汗が出ない時に試したい入浴グッズ
ここで半身浴の正しい入浴法を確認し、老廃物を汗と一緒に流していきましょう!
半身浴で汗を出す入浴方法
半身浴を始めたばかりの人はなかなか汗が出にくい傾向にあります。
汗がなかなか出ないことで、「自分は汗が出ない体質なんだ…」と諦めてしまう人もいるでしょう。
でも、それは実に勿体ないことです。
半身浴で効率よく汗を出すには、3つの入浴方法を守る必要があります。
【半身浴で汗を出す3つの入浴法】
- 汗を出すまで継続する
- 事前に軽い有酸素運動を行う
- お湯の温度を上げる
ここでは、それぞれの入浴法を詳しく見ていきます。
汗を出すまで継続する
半身浴で汗を出すためには、汗を出すまで半身浴を継続する必要があります。
半身浴を始めたばかりの人は汗が出にくい傾向にあります。
半身浴を1~2回しただけで、汗が出ないのは当たり前です。
半身浴は継続すると血流が良くなり、基礎代謝が徐々に上がるため汗が出やすくなる体質になります。
半身浴1~2回で汗が出ないからと諦めず、汗が出るまで半身浴を継続しましょう。
最初は老廃物の多いドロドロとした不快な汗をかき始めますが、続けることでサラサラとした汗を流せるようになりますよ。
半身浴の前に軽い有酸素運動を行う
半身浴で汗を出しやすくするため、入浴前に軽い有酸素運動を行うと良いでしょう。
半身浴で汗が出ない理由の1つに運動不足があります。
運動不足になると、血流が悪くなり冷えの原因にもなります。
体が冷え切ってしまうと半身浴をしても汗はなかなか出ません。
入浴前にランニングや水泳をするのは難しいと思いますので、家でできるスクワットや踏み台昇降などの軽い有酸素運動がおすすめです。
お湯の温度を上げる
半身浴で汗を出すにはお湯の温度を上げる必要があります。
半身浴は上半身が外気にさらされ、冷えやすいのはもちろんのこと、お湯が浅く温度が下がりやすくなっています。
そのため、お湯の温度が低すぎると体の冷えを促してしまい、汗が出にくくなってしまうのです。
熱すぎると疲れやのぼせの原因になってしまいますが、体温よりも少し高い38~40度くらいのお湯の温度にしましょう。
半身浴で汗が出ない理由
半身浴で汗が出ない理由は様々ですが、主な理由は4つになります。
【半身浴で汗が出ない4つの理由】
- 基礎代謝が低く汗が出にくい体質になっている
- 半身浴中にお風呂の温度が下がる
- 半身浴のお風呂の量が少ない
- 半身浴の入浴時間が足りない
ここでは、半身浴で汗が出ない4つの理由についてそれぞれ詳しくみていきます。
基礎代謝が低く汗が出にく体質になっている
半身浴で汗が出ない1つ目の理由は、基礎代謝が低くなって汗が出にくくなっているからです。
基礎代謝とは、呼吸したり心臓を動かしたりと私たちが生命を維持するために必要なエネルギーのことを言います。
基礎代謝が高いと血行が良くなり血の巡りが良くなるため、体温が高く汗が出やすくなります。
基礎代謝は運動や生活習慣によって上げることができますが、空調設備が効いた部屋で長い時間、デスクワークをすることが多い私たちは基礎代謝が低い傾向にあります。
一度低くなった基礎代謝は、体質改善をしないと上がりません。
そのため、基礎代謝が低い私たちが、半身浴をしても汗が出にくいのです。
半身浴中にお風呂の温度が下がる
半身浴で汗が出ない2つ目の理由は、半身浴中にお湯の温度が下がって汗が出にくくなっているからです。
半身浴中では、浅いお湯に20~30分間浸かるため、どうしてもお風呂の温度が下がってしまいます。
半身浴中にお風呂の温度が下がると汗が出ないのはもちろんのこと、風邪を引いてしまう恐れがあります。
また、浴室内と浴槽内の温度差が大きいと上半身が冷えて汗が出るのを妨げてしまいます。
半身浴をする前には、浴室内を温め浴槽内のお湯は少し高めの温度で入れると良いでしょう。
お風呂のお湯の量が少ない
半身浴で汗が出ない3つ目の理由はお風呂のお湯の量が少ないことで、お湯から露出する部分が多くなり身体が冷えてしまうからです。
半身浴をするときの正しい湯量は、浴槽内に座ったときにみぞおちあたりにお湯がくるくらいです。
心臓辺りまでお湯が来ると心肺機能が高まり、血の巡りが良くなり過ぎて疲れが出てしまいます。
でも、お湯の量が少なすぎるのも問題です。
浴槽の大きさによっては足を曲げて入らなければならなかったりすることもあるでしょう。
この時、お湯の量が少ないと膝が出てしまい、体が冷えてしまうこともあります。
また、洗髪や洗体をするときに浴槽内のお湯を使って湯量が少なくなってしまうこともあります。
入浴時間が足りない
半身浴で汗が出ない4つ目の理由は、入浴時間が足りずに汗が出る前に浴槽から出てしまうからです。
半身浴の時間は20~30分がベスト。
でも、長風呂に慣れていない方は、浴槽の中で20~30分じっと座るのは難しいかもしれませんね。
初めから20~30分入るのが難しいのであれば、徐々に時間を延ばしてみてみるのも良いでしょう。
また、後ほど紹介しますが、半身浴中に役立つグッズをお風呂に持ちこんで半身浴を楽しむと長く入浴できそうです。
ただし、長湯は禁物で1時間以上の長い時間の入浴は肌の乾燥や疲れを招いて逆効果になります。
半身浴で汗が出るまでにかかる期間
半身浴で汗が出るまでにかかる期間は、基礎代謝の高さや冷えなどの体質によって違うので、具体的にここまですれば汗が出るといったような断言はできません。
ですが、最低でも半身浴を1ヶ月行わないと汗は出にくい傾向にあります。
1~2回の半身浴では汗を出すことは難しいでしょう。
毎日半身浴をするのは大変なので、自分でルールを決めて続けると継続しやすくなるのでおすすめです。
半身浴は体に負担をかけずに血行を促進できる
半身浴の一番の効果は、心臓や肺など身体に負担をかけずに血行を促進できること。
血行が良くなると、具体的に3つの効果が期待できます。
【半身浴で血行が良くなることによって得られる効果】
- 基礎代謝が向上し風邪予防
- 老廃物が排出されやすくなりデトックス効果
- 冷え性の改善
また、半身浴で汗を流すことで汗腺が鍛えられて体臭を抑える効果もあります。
半身浴をするだけで健康はもちろんのこと、美容にも効果が期待できるのは嬉しいですね。
半身浴で汗をかくとダイエット効果あり?
半身浴で汗をかくとダイエット効果があると思われがちですが、残念ながら半身浴には脂肪燃焼効果はありません。
半身浴をすると汗をかくので多少のカロリー消費はありますが、ダイエットができるほどのカロリー消費は望めません。
でも、半身浴がダイエットに全く効果がないわけではなく、継続することで基礎代謝が上がり痩せやすい身体を作ることができます。
なので、半身浴はダイエットをしやすい身体づくりに効果があると言った方がいいかもしれません。
半身浴はいつから始める?効果的なタイミング
半身浴を始めるタイミングは秋でしょう。
半身浴は今日からでも始めてもらって構わないのですが、冬の厳しい寒さで半身浴をすると上半身が冷え切って風邪を引いてしまう恐れがあるのでなかなか難しいですよね。
また、夏の暑い日に半身浴で20~30分間湯船の中に入ると熱中症の恐れもあり危険です。
半身浴に即効性はなく、継続することで徐々に汗をかける体質になります。
このことから、半身浴を始めるのであれば、お風呂が恋しくなる秋から始めるのがおすすめです。
もし、夏は浴室の温度が下がりにくいので冷えの心配はありません。
夏に始めるのであれば、お湯の温度を低めにすると20~30分間の入浴も難なくできます。
「半身浴をしたいけれども長い時間の入浴は難しい…」忙しい方はお風呂に入る時間よりも睡眠時間を優先させたいと思う人もいるでしょう。
また、半身浴でじっと浴槽に座って過ごすのが耐えられないという人もいるのではないでしょうか?
ここでは、入浴時間が短くても効率よく汗を流すことができるおすすめの入浴剤と半身浴中に便利な入浴グッズを紹介します。
自分用に購入するのはもちろんのこと、プレゼントとしても最適ですので、是非、参考にしてみてください。
短時間で汗をたくさんかきたいならば【爆汗湯】の入浴剤
まず、写真をご覧ください。真っ赤なパッケージに大きく書かれた爆汗湯の文字、お風呂に入れたら即汗をかきそうな入浴剤ですよね。
パッケージもインパクト大ですが、この入浴剤はお風呂に入れるとパチパチと音が出るんです。
目だけでなく耳でも楽しませてくれるこの入浴剤には、以下の3つの成分が含まれておりとろとろとしたお湯が肌に張り付きます。
【爆汗湯】の入浴剤に入っている成分
- ゲルマニウム(保湿成分)
- 温泉ミネラル(保湿成分)
- 脂肪分解酵素(洗浄成分)
もちろん発汗作用も抜群で、一度入ると冷めにくく熱が逃げにくいので上がった後もしばらく体がほてってしまうほど。
実は私もこの入浴剤の愛用者で、寒い冬の日やお風呂でゆっくり温まりたいときによく入れていました。
ただ、この入浴剤には発汗成分として唐辛子など刺激物が入っているので肌が弱い人や子供は避けた方がいいでしょう。
肌が弱い人や子供は刺激の少ない中性重炭酸の入浴剤の【BATH(バース)】がおすすめです。
【BATH(バース)】の詳しい内容については、以下のページをご覧ください。
半身浴の時間を有効活用したい方におすすめなバスタブトレー
半身浴をゆっくり楽しみたい方におすすめなのがバスタブトレー。
本を立てかけられるのはもちろんのこと、種類によってはペットボトルホルダーが付いているものもあるので、半身浴の水分補給も手軽にできます。
バスタブトレーの素材は様々ですが、長く使うのであればお手入れが簡単な金属製がおすすめ。
汚れを洗い流した後はそのまま浴槽に立てかけておけるので場所を取ることもありませんし、サビの心配が少ないのも嬉しいですよね。
まとめ
半身浴で汗を出すには3つのコツと地道な継続が必要です。
残念ながら1~2回の半身浴で汗を流すことは難しいでしょう。
- 半身浴で汗を出すための入浴法
- 半身浴は1~2回の入浴で汗は出ないので汗が出るまで継続する
- 半身浴の前に軽い有酸素運動を行う
- 半身浴をするときにはみぞおちくらいまでのお湯の量と38℃~40℃のお湯の温度を守る
半身浴には20~30分間の入浴時間が必要ですが、1時間以上の長い入浴は、疲れや肌の乾燥を招くので逆効果になります。
半身浴をするときには入浴時間にも気を付けましょう。
また、どうしても20~30分間の入浴が難しいまたは半身浴で汗をかきたいと思う方は、発汗を促す入浴剤を使うのもおすすめです。
半身浴には、肺や心臓への負担が少なく入浴できるというメリットがあります。
その他にも半身浴には痩せやすい身体を作ったり、体を温めて老廃物を排出したりと様々な効果があります。
半身浴で良い汗をかき、健康的な身体を作っていきましょう。