楽天のリボ払いと分割払いはどっちがお得?それぞれの違いや手数料を徹底比較!
楽天カードは、他のクレジットカードにはない以下の3つの特典から、利用者が非常に多いカードです。
- 年会費が永年無料
- ポイント還元率が常時1%
- 楽天市場での利用では最大3%の還元
また楽天では定期的にさまざまなお得なキャンペーンが行われており、つい買い物し過ぎてしてしまったという人も多いのではないでしょうか。
支払いが厳しいときは、他のクレジットカードと同じように、楽天カードでもリボ払いや分割払いが選べます。
リボ払いや分割払いを選択すると、1回あたりの支払額を減らすことも可能です。
でも楽天カードのリボ払いと分割払いはどのような違いがあり、どちらがお得なのか知っている人は少ないかもしれませんね。
そこで今回は、楽天カードのリボ払いや分割払いについて解説します。
楽天カードを利用し過ぎてしまった方や、リボ払い・分割払いの違いについてよくわからない方も、この記事を読めばどちらがお得か理解できますよ。
それではぜひ最後までお読みください。
では1つずつ説明していきましょう。
- 楽天カードのリボ払い、分割払いはどちらがお得なのか
- 楽天カードのリボ払い、分割払いそれぞれの特徴
- 楽天カードではリボ払いから分割払いへの変更ができるか
楽天カードのリボ払い・分割払いを理解して、よりお得な買い物ライフを楽しみましょう!
楽天のリボ払いと分割払いはどっちがお得?分割払いの方が手数料は安い!
一括払いとは違い、リボ払い・分割払いでは引き落とし時に手数料が必要です。
そのため、これらを選んだとしても一括払いに比べてお得になるというわけではありません。
では、楽天カードのリボ払いと分割払いで比べた場合、どちらがお得になるでしょうか?手数料を比べてみましょう。
- リボ払い:実質年率15.00%
- 分割払い:実質年率12.25%~15.00%
※カードの種類によっては上記以外の年率になる場合があります。ご注意ください。
分割払いの方が若干、手数料率が低いですね。分割払いは支払回数が指定できます。
しかし、回数が多くなるほど、手数料の実質年率も上がっていくという特徴があるのです。
手数料の負担をなるべく少なくしてお得に利用したいというならば、少ない回数の分割払いを選ぶようにしましょう。
ちなみに分割払いの場合、楽天カードでは2回までは手数料が無料となっています。
一括払い以外の支払い方を選ぶのであれば、「分割払いで2回まで」を選択するのがベストだといえるでしょう。
楽天のリボ払いと分割払いの違いとは?
ところで、「リボ払い」「分割払い」、どちらも毎月の支払金額を分けて軽減できる、というのは知ってはいるけれども、詳しくは知らないという人もいるのではないでしょうか。
そこで、リボ払いと分割払いの特徴についてわかりやすくご紹介しますね。
楽天カードのリボ払いと分割払いの大きな違いについて
以下は楽天カードのリボ払いと分割払いの主な違いです
手数料 | 支払回数 | 毎月の支払金額 | |
リボ払い | 実質年率15.00% | リボ利用残高によって変わる |
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分割払い | 実質年率12.25%~15.00% 2回払いは手数料不要 |
2・3・5・6・10・12・15・18・20・24・30・36回の中から選択 |
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手数料だけでなく、支払回数や毎月の支払金額にも違いがあることがおわかりいただけるでしょうか。
それでは、楽天カードのリボ払いと分割払い、それぞれの特徴をもっと詳しく見ていきましょう。
楽天カードのリボ払いの特徴とは?
まず、リボ払いの特徴を見ていきましょう。
リボ払いとは「リボルビング払い」の略です。
この支払方法では、リボ利用残高の中から毎月決まった金額+手数料を支払っていきます。
楽天カードの場合、毎月の支払金額(元金部分)はクレジットカード申込時に自分で設定することがほとんどですが、途中で金額を変更することも可能です。
リボ払いには以下の2つの方式がありますので覚えておきましょう。
リボ払いの2つの方式
- 定額方式:リボ利用残高の金額に関わらず、毎月の支払金額は一定となる
- 残高スライド方式:リボ利用残高によって毎月の支払金額が増減する
楽天カードのリボルビング払いは残高スライド方式を採用しています。残高に応じた毎月の最小支払額は以下の通りです。
リボ利用残高 | 毎月の最小支払額 |
~20万円 | 3,000円 + 手数料 |
20万円超 | 4,000円 + 手数料(残高5万円増すごとに1,000円ずつ加算) |
たとえば、リボ利用残高が25万円の時は毎月4,000円以上の支払い金額(元金部分)を設定する必要があります。
支払いを続け、リボ利用残高が20万円以下になった後は、毎月3,000円以上の支払い金額に変更できるというわけです。
さて、リボ払いのいちばんのメリットですが、買い物を立て続けにし、リボ利用残高が増えた場合でも月々の支払額は増えないという点が挙げられるでしょう。
※残高スライド方式により、残高が大幅に変わった場合は支払額が変更されます。
クレジットカードを利用する際にすべてリボ払いにしておけば、カード支払分として出ていく金額は毎月ほぼ同額になるため、家計管理の面からは、わかりやすくなるはずです。
しかし、以下のような注意点もありますので、チェックしておいてくださいね。
- 毎月の支払額がほぼ一定になるため、カードを多く使っているという感覚がなくなる
- 毎月の支払額を少なめに設定にしていると、支払いが終了するまでに長期間かかる可能性がある
- 実質年率15%もの高い手数料を取られる
なお、楽天カードでは、手元のお金に余裕ができた際に、リボ利用残高をまとめて支払いすることもできます。
「リボ利用残高がいつまでも残っているのが不安」という人は、利用してみてはいかがでしょうか。
反対に余裕がない時は最小支払額までの範囲内で支払額を減らすことも可能です。
楽天カードのリボ払いは便利ですが、
- 支払期間があいまいになる
- 手数料が取られる
というデメリットもあります。
利用する際は、カードの支払い明細で利用残高、支払期間をこまめにチェックする必要があるといえそうです。
楽天カード公式サイト内には、ショッピングリボ払い返済シミュレーションというものがあります。
利用予定金額、月々の支払金額(元金部分)を入力すれば、支払回数と手数料込みの毎月の支払金額を確認できますので、不安な方は利用前に返済シュミレーションで確認してみましょう。
楽天カードの分割払いの特徴とは?
次に分割払いの特徴を確認していきます。
分割払いとは、買い物時に支払回数が指定できる支払方法です。
楽天カードでは、【2・3・5・6・10・12・15・18・20・24・30・36回】の中から支払い回数を選べます。
毎月、1回あたりの支払金額+手数料を支払っていき、選択した回数ですべての支払いが終了します。
支払回数を分けることで、1回あたりの支払金額を減らせるので、「高額の買い物をしたので、一括払いではきついかも?」という場合に便利な支払い方法といえるでしょう。
ただ分割払いも、利用方法によっては注意しないといけません。
それは分割払いしたい買い物を複数回行った時です。
たとえば、10万円の商品Aを5回払いで支払っている間に、5万円の商品Bを5回払いで支払い開始した場合。
月2万円+手数料の商品Aの支払いに、月1万円+手数料の商品Bの支払いが加わることになり、毎月の負担が増えてしまうのです。
リボ払いであれば、いくら買い物を重ねても毎月の支払額はほぼ一定ですが、分割払いになると、買い物をする度に支払額が増えていきます。
分割払いを使う際は、毎月の支払金額や現時点での残り支払い回数を確認するようにしましょう。
また、楽天カードでは3回以上の分割払いを選択すると手数料もかかります。
実質年率12.25%~15.00%の手数料は一括払いや2回までの分割払いにはないものです。
手数料を支払ってでも分割する方がいいのかをしっかり考える必要もあります。
楽天のリボ払いから分割払いに変更はできる?
楽天カードのリボ払いと分割払いの特徴を知ったところで、カード利用分の支払前もしくは支払途中にリボ払いから、分割払いに変更できるかについて確認しておきましょう。
結論からいえば、リボ払いを選択した時点で、後から分割払いに変更することはできません。
では、どのような場合に支払方法の変更ができるのでしょうか。以下で詳しくご紹介します。
- 現在一括払いの場合:リボ払いおよび3回~36回の分割払いへの変更が可能
- 現在分割払い2回の場合:リボ払いへの変更可能
- 現在ボーナス1回払いの場合:リボ払いへの変更可能
- 現在リボ払い、分割払い3回以上、ボーナス2回払いの場合:他の支払方法への変更不可
ご覧いただいた通り、リボ払いや分割払い3回以上、ボーナス2回払いの分を他の支払方法へ変更することはできません。
リボ払いや3回以上の分割払いは慎重に考えてから選択しましょう。
ただし、リボ払いについては、支払途中でリボ利用残高の一部、もしくは全額をまとめて支払うことも可能です。
早めに支払いを終わらせたいと考えるのならば、まとめて支払ってしまうことも検討しましょうね。
まとめて支払う場合は手続き日によって加算される月が以下のように変わることも知っておきましょう。
- 支払月の10日22時までの手続き:当月の支払い分に加算
- 支払月の11日以降の手続き:翌月の支払い分に加算
また、一括払いからリボ払いへ、もしくは3回以上の分割払いへの変更ですが、楽天カード会員専用オンラインサービス「楽天e-NAVI」から手続きができます。
手続き期限は支払い予定月の最長24日までです。
楽天のリボ払いも分割払いも利用は控えた方がいい?
ここまで、楽天カードのリボ払いと分割払いについてご説明しました。
中には、「結局、リボ払いも分割払いも使わない方がいいの?」と疑問をもつ人もいるかもしれませんね。
できれば、リボ払い、分割払いともに利用を控えておく、もしくは利用を必要最低限に留めておく方がいいでしょう。それは以下の4つ理由があるためです。
- 1回あたりの支払額を減らすことはできるが、数ヵ月、場合によっては数年に渡って支払いを続けなければならないため
- 手数料を払う必要があるため
- リボ払いは支払回数を指定できない、支払いがいつまで続くかを把握できない場合もあるため
- 分割払いを複数回利用すると、毎月の支払い額が増額し、返済できなくなる可能性があるため
ただ、どうしてもリボ払いを利用したいという場合は「ショッピングリボ払い返済シミュレーション」で毎月の支払額と支払回数をチェックしてからにしましょう。
分割払いの際は、1回の支払額を増やさないためにも、支払いが続いている間は別の買い物では分割払いやリボ払いを利用しないと決めておくことをおすすめします。
まとめ:なるべく一括で払うようにしてカードは賢く使おう
楽天カードのリボ払い、分割払い、どちらにも1回の支払額を抑えるられるというメリットがあります。
毎月出ていくお金をなるべく減らしたいという人は利用したいと思うかもしれませんね。
しかし、クレジットカードで買い物した分は利用者がカード会社に必ず支払わないといけないお金です。
すべての支払いが終わるまでは、借りたお金の残債が残っているのと同じ状態だと考えておきましょう。
- 楽天のリボ払いと分割払いは手数料に着目すると分割払いがお得
- リボ払いは何度買い物をしても支払額がほぼ一定
- 分割払いは大きな買い物をしたときに毎月の支払額を抑えられる
- リボ払いや分割払いはどちらも手数料がかかるのでなるべく利用しない買い物をする
もし、クレジットカードの支払いが滞ってしまったら、カード会社から督促されるだけでなく、手数料もそれだけかかってしまうことも忘れないでくださいね。
クレジットカードを利用する場合は、なるべく一括払いを選ぶようにして、翌月にすぐに支払うよう心がけましょう。