鉄板味付け7種類と黄金比を覚えよう!味付けの悩みを解消して料理を楽しもう
朝昼晩の食事づくりは大変です。家族には毎日違ったメニューを食べてほしいけれど、なんとなく代わり映えのしないものばかりを作っていませんか?
たまには味付けを変えようと専用の調味料を買ったけれども、余らせてしまう方も多いでしょう。
今回は、鉄板味付け7種類とその黄金比をお話していきましょう。
この記事を読めば、味付けの基本がわかりますよ。
毎日のメニューを考えるのが辛い……といった方も、ぜひご覧ください。
鉄板味付け7種類と黄金比を覚えよう!これで味付けに悩まない!
料理の味付けは、難しそうに思えますが、黄金比を覚えれば簡単に料理の味が決まります。
ここからは、鉄板の味付け7つの黄金比と実際に作れるおすすめ料理をご紹介します。
味付け種類1:和風たれ【黄金比=酒1:醤油1:みりん1】
和食にぴったりの和風の味付けです。
ダシが入っていないので日持ちがするため、ボトルなどにあらかじめ作っておくと、毎日のお弁当でも使えます。
野菜にもお肉にも相性バッチリで、フライパンで食材を焼いた後に使えば、照り焼き料理を簡単に楽しめるでしょう。
さらに和風たれにショウガを入れるアレンジレシピもおすすめです。
和風たれ+ショウガを使えば『豚のしょうが焼き』が簡単にできます。
お肉を焼いてたれを絡めるだけなので、失敗も少なく時短にもなりそうですね。
味付け種類煮物2:【黄金比=醤油1:砂糖1:みりん1】
和食のメインにも副菜にもなる煮物の味付けです。
黄金比は先ほどの和風たれと同じですが、これに材料に応じて適量の水を足し、そのまま煮込めば完成になります。
ボリュームたっぷりの肉じゃがから筑前煮、カボチャの煮っころがしなど煮物ならば何でも合う味付けです。
余っている野菜があれば、この黄金比で煮込むだけで立派な一品になるでしょう。
ただし、煮物はつい作りすぎてしまうときもあるかもしれません。
そんなときにはカレールーと水を入れれば、具沢山カレーにアレンジがききます。
煮物にはもうすでに火が通っているので、すぐに出来上がりますよ。
味付け種類3:丼つゆ【黄金比=だし2:醤油1:みりん1】
お腹がペコペコなときも、麺類がメインのときにも手軽に出したい丼ぶりもの。
そんなときの味付けとして使う丼つゆも、この黄金比を覚えておけばすぐに使えます。
親子丼や牛丼といった人気の丼ものはもちろん、お惣菜の揚げ物も卵で包めば手軽で美味しい一品になります。
からあげ丼やコロッケ丼など、さまざまなアレンジメニューに挑戦してみましょう。
味付け種類4:ホワイトソース【黄金比=薄力粉1:バター1:牛乳10】
シチューやグラタンなど、寒い季節に食べたくなるあったかメニューに欠かせないのが、ホワイトソース。
なんとなく難しそうなイメージがありますが、作り方は簡単な上に自宅にある調味料でできるので、覚えておくと料理の幅が広がります。
黄金比を使ったシンプルなホワイトソースの作り方をご紹介しましょう。
- フライパンにバター、薄力粉を入れて約2分ほど炒める
- 牛乳を少量ずつ入れ、その都度混ぜる。薄力粉がダマにならないよう、しっかり混ぜましょう
- とろみが出たら火からおろす。顆粒のコンソメを少量入れて味を調えたら出来上がり
先ほどお話した通り、ホワイトソースはグラタンやシチューで使うイメージが強いかもしれませんが、実はソースとしても大活躍してくれます。
焼いた鶏肉や豚肉、魚にかければソテーのホワイトソースがけの出来上がりです。
ホワイトソースにバターで炒めたキノコ類を入れて、ボリュームを出すのも良いでしょう。
また、ホワイトソースにマスタードを入れれば、ピリリと辛い大人向けの味付けにアレンジできます。
味付け種類5:オーロラソース【黄金比=ケチャップ1:マヨネーズ1】
甘酸っぱさとさっぱり感が癖になるオーロラソースは、どこの家庭の冷蔵庫にもある2つの調味料を混ぜればすぐにできます。
とても簡単でコツも不要なので、お子さんのお手伝いとしてもおすすめです。
オーロラソースは焼いた肉や魚にかけてもいいですし、サラダのドレッシングやディップソースとしても使えます。
アボカドとエビやブロッコリーにかければ、簡単にデパ地下のデリ風サラダが作れるので、おもてなし料理の一品にもなるかもしれません。
オーロラソースににんにくとゴマを入れてアレンジすれば、大人の男性向けの味わいになります。
味付け種類6:オイスターだれ【黄金比=オイスターソース1:しょうゆ1:酒1】
炒め物を作るのならば、オイスターだれの味付けを覚えておきましょう。
コクのある甘酸っぱい味わいが特徴で、オイスターだれで野菜や肉を炒めれば、本格的な中華風の炒め物が手軽に完成します。
そのほかにもしゃぶしゃぶや水炊きのタレとしても使えるので、いつものタレともう一種の変わり種タレとして食卓に出せば、寒い季節の鍋料理をさらに楽しめます。
オイスターだれは黄金比のままでも十分に美味しいですが、黒コショウとネギを入れてアレンジすると、ピリリと辛めの味わいになりますよ。
アレンジしたオイスターだれを、カットした蒸した鶏肉にかければ、タイ料理として人気の『カオマンガイ』を簡単に作れます。
味付け種類7:甘酢だれ【黄金比=砂糖1:醤油1:酢1】
甘酢だれはその名の通り甘酸っぱいさわやかな味付けで、子どもから大人まで楽しめます。
照り焼きソースの代わりにしてもいいですし、揚げ物にかければさっぱりとした味わいになるでしょう。
とくに唐揚げがおすすめ。
唐揚げに甘酢だれをかけてタルタルソースを乗せれば、チキン南蛮が簡単に作れます。
すっぱい味付けが苦手な方は、甘酢だれにケチャップを入れることで、食べやすくマイルドな味わいになります。
このように黄金比を覚えれば、毎日の料理もラクに作れて、献立に迷うことも少なくなるでしょう。
毎日の献立に迷う方は、以下の記事も参考になりますので、ぜひご覧ください。
味付けに常備しておきたい6種類の調味料
さきほど7つの味付けをご紹介しましたが、それらを作るにあたってそろえておきたい調味料をご紹介します。
酒・日本酒
酒とは日本酒のことで、料理に使うのであればお米のうまみを感じる純米酒がおすすめです。
高いものではなく、手ごろな価格帯の日本酒で十分でしょう。
ここで気になるのが、日本酒と料理酒の違いです。
料理酒は料理をする用途で販売されており、塩や甘味料などが添加されているので、味を調えてくれます。
その一方で作る人の好みによっては、その他の調味料の分量を調節する必要が生じることもあるでしょう。
醤油
和食には欠かせない醤油には、日本農林規格(JAS)によって、5種類が存在しています。
- 一般的なしょうゆである「濃口醤油」
- 色の淡い「淡口醤油」
- トロ味と香りが特徴の「たまり醤油」
- 刺身やすしで使われる「さいしこみ醤油」
- 琥珀色の「白醤油」
慣れてきたのならば料理や好みによって使い分けをしてみましょう。
みりん
みりんは度数14%前後のアルコールで、約40-50%の糖分を含んだ酒類に分類されています。
食材の臭みを消し、食材に味が浸透する助ける役割がある調味料です。
スーパーなどで「みりん風調味料」を見かけることもありますが、あちらはノンアルコールになっています。
みりんは酒類のため、販売に製造・販売免許が必要なことから、誰でも販売できて安価に提供できるみりん風調味料が登場した背景があるようです。
砂糖
甘みのある砂糖には、お馴染みの白い「上白糖」のほかにも、自然のミネラルが含まれた「きび砂糖」や「黒糖」など、さまざまな種類があります。
作る料理の種類によって適した砂糖があるので、頻繁につくるレシピから考えてみるといいかもしれません。
オイスターソース
カキを主原料とする調味料で、砂糖、塩、でん粉、酸味料で味付けをしたものです。
中にはカキではなくシイタケを主原料とした「精進オイスターソース」もあります。
酢
酸味のある調味料で、「人類が作り出した最も古い調味料」とも言われています。米や麹が原材料です。
まとめ:味付けの黄金比を覚えて料理を楽しもう
インターネットやテレビで見かける一見難しそうな料理も、味付けの黄金比を理解していれば、すぐに再現できるかもしれません。
料理のレパートリーが広がるので、毎日のメニューを考える負担も軽くなるでしょう。
- 味付けの黄金比で専用の調味料を買わなくて済む
- 味付けの黄金比で料理のレパートリーが増える
- 6種の調味料を常備すれば、黄金比で鉄板7種の味付けがほぼできる
また、6種類の調味料を常備すれば、専用の調味料をわざわざ購入する必要がなくなるので、食費の節約になりそうです。
味付けの黄金比をバイブルに、美味しい料理を簡単に作ってみてはいかがでしょうか。