春が旬の野菜や果物の特徴!美味しく食べるレシピも紹介
春が旬の野菜や果物を知っていますか?
今回は春が旬の野菜や果物の特徴や栄養素から美味しいレシピまでを紹介します。
この記事を読めば、春が旬の野菜や果物を理解できより美味しく食べることができますよ。
簡単に作れる料理レシピの載せていますので、ご家庭でも春が旬の野菜や果物を楽しんでくださいね!
春が旬の野菜や果物の特徴
春が旬の野菜には「苦味」と「香り」に特徴があります。
春が旬の野菜の苦味と香りは、
- 苦味:植物性アルカロイド
- 香り:テルペン類
という成分が元となっています。
それぞれの栄養素の効果は以下の通りです。
- 植物性アルカロイド:腎臓のろ過機能を向上させ、老廃物を体外に排出する効果
- テルペン類:血行促進やリラックス、アンチエイジング効果
一方で、春が旬の果物の特徴は、柑橘類が多いことです。
グレープフルーツ、はっさく、でこぽんなどの多くの柑橘類が旬を迎えます。
柑橘類にはビタミンCとクエン酸が豊富で、それぞれの効果は以下の通りです。
- ビタミンC:シミ、シワの原因となるメラニンの生成を抑える効果
- クエン酸:疲労回復や食欲増進
このように春が旬の野菜や果物には、私たちの健康と美容に欠かせない栄養素が含まれているのが大きな特徴です。
旬の野菜や果物を食べる理由
旬の野菜や果物にはたくさんのパワーが秘められており、食べることで3つののメリットが得られます。
おいしい!
もっともよい生育環境で育てられ、もっとも成熟したタイミングで収穫されるため、旬でないときと比べて、香りやうまみが豊かで味も濃く感じられます。
栄養たっぷり!
また、栄養価も高いのが特徴です。同じ野菜や果物でも、旬のものとそうでない時期のものを比べると、栄養価に大きく差が出るのだとか。
旬の食材を食べると、含まれる栄養を効率よくたっぷりと摂取できるというわけです。
安い!
旬の食材は、野菜や果物にとって最適な環境で育てられるため、収穫までに余計な光熱費やたくさんの肥料などを必要としません。
つまり、少ないコストでたくさん生産できるというわけです。そのため、私たち消費者は安い価格で購入できます。
春に旬を迎える美味しい野菜6選!選び方のポイントも紹介
春に旬を迎える野菜の特徴や美味しさの秘密が分かったところで、春に食べたい旬の野菜を6つご紹介します。
選び方のポイントも解説しますのでぜひご覧ください。
- 新じゃがいも
- 春キャベツ
- 新ごぼう
- 新玉ねぎ
- アスパラガス
- タケノコ
それでは1つずつ解説します。
1.新じゃがいも
新じゃがいもは2〜6月に出回り、薄い皮ごと調理可能なので栄養も丸ごと食べられます。じゃがいもの産地である北海道では6〜8月が旬。
普段スーパーに並ぶじゃがいもは、収穫後に一定の期間貯蔵されてから出荷されますが、新じゃがいもは収穫後すぐ、新鮮なうちに出荷されるのが特徴です。
選び方のポイント
おいしい新じゃがいもは、皮の薄さに注目。指ではがれるくらい皮の薄いものを選びましょう。
2.春キャベツ
葉が柔らかく、甘みのある春キャベツ。3〜5月に旬を迎え、冬キャベツに比べて葉の巻きがゆるく、軽いのが特徴です。
キャベツは品種によって旬の季節が異なるため、春以外に収穫されるからといって旬ではないというわけではありません。それぞれの季節ごとに異なるおいしさが味わえます。
春キャベツはサラダや浅漬けなど、生で食べるのにぴったり。炒め物にも活躍しますが、水分が多いため、最後にサッと加えるのがおいしく仕上げるコツ。
選び方のポイント
おいしい春キャベツは、みずみずしく緑色の濃い外葉がついたものを選ぶのがポイントです
3.新ごぼう
新ごぼうは春から初夏にかけて出荷される、若採りのごぼうのこと。成長する前に収穫するため、えぐみが少なくサラダにもぴったりです。
関西では若ごぼうや葉ごぼうと呼ばれる、根っこの部分だけでなく葉や茎まで食べられるごぼうがあります。こちらの旬は少し早めで、3〜4月初旬。
炒め物や佃煮、天ぷらなどで食べるとおいしくいただけます。
選び方のポイント
新ごぼうは土がついたままで、ひげ根が少なく先端までしっかりと太さがあるものを選ぶのがポイントです。
4.新玉ねぎ
普通の玉ねぎが収穫後しばらく貯蔵し乾燥させてから出荷するのに対し、新玉ねぎは収穫後すぐに出荷されます。
それは新玉ねぎに水分が多く含まれ、乾燥させるのに向いていないため。
3〜4月ごろが旬で、柔らかくて甘みがあり、サラダにぴったりです。加熱してとろとろの食感を味わうのもおすすめです。
選び方のポイント
手にしたときに重みがあり、ぎゅっと締まったものがおいしい新玉ねぎのしるし。また表面に傷がなく、葉がついているなら青々としたものを選びましょう。
5.アスパラガス
3〜6月に旬を迎えるアスパラガスは、おもにグリーンとホワイトがありますが、栽培方法が異なるだけで、じつはどちらも同じ種類です。
グリーンアスパラガスは日光に十分当てることで光合成をおこない、葉緑素が作られて緑色になります。一方ホワイトアスパラガスは、伸びた部分に土を盛り、日光に当てずに育てたもの。
栄養価の面ではグリーンの方が高いものの、青臭さがなく柔らかい食感と甘さを味わえるのはホワイトの方です。
選び方のポイント
アスパラガスはグリーン・ホワイトいずれも、穂先が締まっていて、根元まで張りがあるものを選ぶのがポイントです。
6.タケノコ
春の味覚を代表するタケノコ。もっとも一般的な孟宗竹は3〜5月はじめごろが旬ですが、九州や四国では早堀りタケノコとして、11月ごろから出回ることもあります。
グルタミン酸やチロシン、アスパラギン酸といったうまみ成分であるアミノ酸がたっぷり含まれ、さらに食物繊維もたっぷり! ただしアクが強く、食べ過ぎると体の不調を引き起こす場合もあるので注意しましょう。
選び方のポイント
タケノコは土から出るか出ないかくらいの頃が食べごろです。皮の色が薄く、しっとりとして乾いていないものを選ぶのがポイント。
また、根元に赤いブツブツが多いものはアクが強いため、少ないものを選びましょう。
春に旬を迎える美味しい果物3選!選び方のポイントも紹介
春に旬を迎える果物の特徴や美味しさの秘密が分かったところで、春に食べたい旬の果物を3つご紹介します。
選び方のポイントも解説しますのでぜひご覧ください。
- いちご
- キウイ
- かんきつ類
それでは1つずつ解説します。
1.いちご
春の果物といえばいちごですよね。最近ではハウス栽培のいちごが12月ごろから出回り始めますが、本来は3〜4月が旬にあたります。
とくにビタミンCが豊富で、中粒くらいのいちごなら5〜6粒ほどで1日の必要量を取れるほど! たっぷり食べて美肌を目指したいですね。
また、いちごは先端部分にいくほど甘くなるため、ヘタの方から食べると甘いまま最後まで食べられます。
選び方のポイント
つぶつぶがくっきりしていて、ヘタが元気なものを選びましょう。
また、スーパーなどで購入の際は、パックの底部分のいちごが傷んだり色が薄くなったりしていないかチェックするのもポイントです。
2.キウイ
一年を通してスーパーに並び、あまり季節感がないキウイですが、じつは旬は春なのをご存じでしたか?
普段並んでいるキウイはおもにニュージーランド産の輸入キウイ。国産キウイは12〜4月に出回ります。
なじみ深い一般的なグリーンキウイだけでなく、最近ではゴールデンキウイやベビーキウイ、中が赤いキウイなど品種やおいしさもさまざま。
ビタミンCやカリウム、食物繊維がたっぷりの優秀な果物です。
選び方のポイント
きれいなだ円の形をしていて、産毛がまんべんなく生えているもの(品種によっては生えていないものも)がおいしいキウイ。
軽くにぎって少し柔らかく感じるくらいが食べごろです。
もしまだ固いようなら、追熟させるよいでしょう。
ポリ袋にりんごやバナナと一緒に入れ、密封せずに室温で2〜3日置いておきます。食べごろの固さになったら、冷蔵庫で保管してくださいね。
3.かんきつ類
春はかんきつ類もおいしい季節。いよかんや清見、文旦、はっさく、夏みかん、グレープフルーツなど、スーパーには数多くのかんきつ類が並びます。
別の品種を掛け合わせた交雑種も多く、せとかやはるみ、デコポン、日向夏など新しい品種も人気です。
カリウムやビタミンCが豊富なものが多く、さまざまな健康効果や美容効果も期待されるので、とくに旬の時期には積極的に食べたいですね。
選び方のポイント
皮にハリがあって、手にしたときに重みを感じられるものを選びましょう。
またヘタが枯れてしまっていないか、皮が果肉から離れて浮き皮になっていないかなどもチェック。
春が旬の野菜や果物を使ったレシピ2選
春が旬の野菜や果物について分かったところで、美味しく食べるレシピを3つご紹介します。
- たけのこたっぷりミルク豚汁
- いちごムース
それでは1つずつ紹介します。
たけのこたっぷりミルク豚汁
出典:たけのこたっぷりミルク豚汁 | タカナシ乳業株式会社
春が旬のたけのこがたっぷり入ったミルク豚汁です。ミルクの甘い香りが食欲をそそります。
まだ肌寒い春におすすめの汁物レシピです。
- 豚バラ肉…30g
- じゃがいも…1/2個
- 人参…1/4本
- ごぼう…15g
- しいたけ…1個
- たけのこ…150g(下処理後の分量)
- だし汁…350ml
- 牛乳…15ml
- 味噌…適量
- 長ネギ…適量
- たけのこは、ぬか(※分量外)を加えて下茹でする。
- 豚バラ肉、じゃがいも、しいたけ、たけのこは食べやすい大きさに切る。人参はいちょう切りに、ごぼうはささがきにして水にさらしておく。
- 鍋にだし汁、じゃがいも、人参、たけのこを入れ茹でる。
- 野菜が柔らかくなったら、豚バラ肉、ごぼう、しいたけを加えて煮込む。
- 牛乳を加えて沸騰する直前に火を止め、細かく切った長ネギを散らしたら完成。
いちごムース
春が旬の果物のいちごを使った甘さ控えめのムース。甘酸っぱい香りが口いっぱいに広がりますよ。
簡単に作れますので、お子様とぜひ作ってみて下さいね!
- いちご…1パック
- 生クリーム…50cc
- 牛乳…200cc
- ゼラチン…5g
- フローズンシュガー…大さじ3
- いちご、生クリーム、牛乳、シュガーをミキサーに入れて混ぜる。
- 大さじ3の水にゼラチンを入れ、30秒電子レンジで加熱をして溶かす。
- ボウルに1、2を入れて混ぜる。容器に移していちごを上に乗せ、冷蔵庫で冷やして出来上がり。
まとめ
春が旬の野菜・果物は冬の寒さの中で芽を出し、成長するための栄養がたっぷりと含まれています。
最近では1年中、野菜や果物が手に入りますが、旬の食材は旨味が凝縮し、栄養価も高くなっているのでおすすめです。
さらに値段も安いため、家計にも優しくなっています。
- 春が旬の野菜は「苦味」と「香り」が特徴である。
- 春が旬の果物には女性に嬉しい美容効果のあるビタミンCが豊富
- 旬の野菜、果物は味が美味しい上に栄養も豊富で、しかも安く購入することができる
厳しい冬から暖かい春の季節が訪れると気持ちがワクワクしますよね。
ぜひ、春の季節の旬の野菜・果物を食べて心も身体も元気になりましょう。