マイナポイントの申請方法!ポイントの付与期限や注意点についても解説
2020年9月から開始されるマイナポイント事業―登録した電子マネーやクレジットカードで買い物をすると25%という破格のポイントが付与されるとのことで、多くの人の注目を集めています。
しかしながら、申請方法がよくわからない、どの決済サービスがマイナポイントに対応しているのか知らないという方も多いのではないでしょうか。
なかにはマイナポイントは何もしなくても9月から勝手に付与されるのでは?と思っている方もいるかもしれませんね。
そこで、この記事ではマイナポイントを利用するための申請方法をわかりやすく解説します。
マイナポイントを利用してお得に買い物をしたい方、申請が難しそうでマイナポイントの利用をあきらめようとしていた方もこの記事を読めば安心です。
それでは、ぜひ最後までお読みください。
では、1つずつ説明していきましょう。
- マイナポイントを利用するための申請方法
- マイナポイントはいつから利用できるのか
- マイナポイント申請の3つの注意点
- マイナポイント申請の相談窓口
スムーズにマイナポイントを活用するため、この記事を参考に事前準備を早めに済ませてしまいましょう。
マイナポイントの申請方法
マイナポイント申請のために行うのは、大きくわけて2つです。
- マイナポイントの予約
- マイナポイントの申込
1のマイナポイントの予約は、2020年6月現在、すでにできるようになっています。
必要な環境を整えて、早速申請をしてみましょう。
それでは、以下の手順に沿って、マイナポイントの申請をしてみましょう。
- 申請に必要なもの
- 申請手続きの流れ
- マイキーIDの登録
- 対象のキャッシュレス決済サービス
それでは1つずつ解説します。
申請に必要なもの
マイナポイントの申請につき、必要なものは以下のとおりです。
- マイナンバーカード
- パソコンもしくはスマートフォン(※公的個人認証サービスに対応しているもの)
- 登録するキャッシュレス決済サービス
マイナポイントは、マイナンバーカードのさらなる普及を促すために国が主導している事業です。
そのため、マイナポイントの利用には、マイナンバーカードと紐づけて登録する必要があります。
マイナポイントの開始時期が近づくと、カードの申請受付も混雑することが予想されます。まだカードを取得していない方は、早めに申請手続きを行いましょう。
また、マイナポイントの申請は、お手持ちのパソコンもしくはスマートフォンから行います。
ただし、公的個人認証サービスに対応していることが必須条件となっています。
- パソコンの場合:「公的個人認証サービス対応のICカードリーダライタ」が必要
- スマートフォンの場合:「公的個人認証サービス対応のスマートフォン」
公的個人認証サービスに対応しているものが手元にあれば、すぐに申請可能です。
もし手元になければ購入を検討するか、マイナポイントの予約支援を行っている自治体で申請することもできます。
少し手間ではありますが、ここさえ乗り越えれば、その後の申請は簡単です。
予約支援について詳しいことは、お住いの自治体にお問い合わせください。
公的個人認証サービス対応とは
公的個人認証サービスとは、インターネットを通じて安全・確実な行政手続き等を行うために、なりすましやデータが改ざんされていないことを確認するための機能のことです。
少し説明すると、「公的個人認証サービス対応」のICカードリーダライタやスマートフォンでは、マイナンバーカードのICチップ内の電子情報を読み取ります。
読み取った電子情報は、確定申告書の申告や納税のためのオンラインサービス・e-Taxや、その他、行政機関へのインターネット上での電子申請・届出サービスを利用するための電子証明書となります。
つまり、公的個人認証サービス対応の機器とマイナンバーカードさえあれば、公的手続きのためにわざわざ市町村役場の窓口に出向く必要がなくなり、自宅から申請や届出ができるようになるのです。
詳しくは、公的個人認証サービスポータルサイトをご参照ください。
申請手続きの流れ
先ほども説明しましたが、マイナポイント申請のために行うのは、大きくわけて2つです。
- マイナポイントの予約
- マイナポイントの申込
2のマイナポイントの申込は、2020年7月から申込み開始となっており、現時点ではまだ申請はできません。
1のマイナポイントの予約手続きの流れは、以下のとおりです。
- 申請に必要なものを準備する
- パソコンまたはスマートフォンを用意し、アプリをインストールする
- パソコンの場合:「マイキーID作成・登録準備ソフト」のインストール
- Androidの場合:Google Playで「マイナポイント」アプリと「JPKI利用者ソフト」をインストール
- iPhoneの場合:App Storeで「マイナポイント」アプリをインストール
- パソコンまたはスマートフォンでマイナンバーカードを読み取る
- 暗証番号の入力
- マイナポイントの予約完了
暗証番号とは、マイナンバーカードの受け取り時に設定した数字4桁のパスワードのことです。
このパスワードは、利用者証明用電子証明書暗証番号と言って、もし忘れてしまうと住民票のある市区町村の窓口へ行き、再設定することになります。忘れずにメモを取るのがおすすめです。
暗証番号の入力が正しければ、マイナポイントが予約されます。これにて、予約手続きは完了です。
マイナポイント予約手続きが完了すると、本人を認証するキーとして必要なマイキーIDが自動で設定されます。
マイキーIDの登録
前述した「3.マイナンバーカードを読み取る」では、マイキーIDの登録(設定)に必要なマイナンバーカードの読み取りを行います。
お手持ちのパソコンもしくはスマートフォンから、手続きが可能です。
以下、それぞれ簡単に解説します。
パソコンの場合
専用ソフトをインストールし、対応するICカードリーダライタでマイナンバーカードを読み取ります。
- 「マイキーID作成・登録準備ソフト」をインストール
- マイキープラットフォームポータルサイトへアクセス
- 「マイナポイントの予約(マイキーIDの発行)」をクリック
- マイナンバーカードをICカードリーダライタで読み取る
さらに詳しいインストール方法や、マイキープラットフォームの利用方法については、マイキープラットフォームポータルサイトにある「操作説明書」をご参照ください。
スマートフォンの場合
専用アプリをインストールし、対応する機種でマイナンバーカードを読み取ります。
- 「マイナポイント」アプリを起動
- 「マイナポイントの予約(マイキーIDの発行)をクリック
- マイナンバーカードをスマートフォンで読み取る
対象のキャッシュレス決済サービスは?
2020年5月22日現在、登録されているキャッシュレス決済サービスは、81種類です。
主なサービスを抜粋して、ご紹介します。
- QRコード決済:FamiPay、メルペイ、PayPay、LINEPay、楽天Payなど
- 交通系電子マネー:Suica、PASMO、ICOCA、はやかけん、Kitacaなど
- その他電子マネー:WAON、nanaco、majica、masaca、ほぺたんカードなど
- クレジットカード:オリコカード、エポスカード、イオンカードなど
今後の審査・手続きにより、変更、追加される場合もありますので、ご自身の使う予定のある決済サービスがあるかチェックしておきましょう。
マイナポイントを申請したらいつから利用できる?
マイナポイントは、いつから利用できるのか確認しましょう。
まず、前述したマイナポイントの予約は、2020年5月現在すでにできるようになっています。
次に行うのは、マイナポイントの申込です。
申込みは、2020年7月に開始予定となっており、この申込が完了すれば、マイナポイントに関する申請手続きは終了!
晴れて、マイナポイントが利用できます。
マイナポイントの利用方法の詳細については、以下の記事をご覧ください。
マイナポイントを申請するときの3つの注意点
パソコンの操作やスマートフォンの操作が苦手な人にとって、少々難しさを感じるマイナポイントの申請。
でも、登録が無事完了すれば、最大5000円分のポイントがもらえるとあって、登録しない手はないですよね。
そんなお得なマイナポイントですが、知っておきたい3つの注意点があります。
- 国の予算が足りなくなった場合、募集〆切の可能性がある
- 1つの決済サービスで紐づけできるマイキーIDは1つ
- 決済サービスごとにマイナポイントの付与方法が違う
それでは1つずつ解説します。
国の予算が足りなくなった場合、募集〆切の可能性
積極的に活用したいマイナポイントですが、国の財源を元に捻出されるため、予算が足りなくなった場合は募集を早めに締め切る恐れがあります。
2019/12/20付の日本経済新聞によると、” 政府の2020年度予算案では、マイナンバーカードの保有者にポイント(マイナポイント)を付与する新制度に2458億円を充てる ”ようです。
マイナポイントの利用には、マイナンバーカードとキャッシュレス決済サービス、それに公的個人認証サービス対応のICカードリーダライタや対応するスマホが必要です。
また、消費の活性化が目的なので、今後、国がPRキャンペーンを加速する可能性もあります。
どれだけの人が利用し、予算が足りるのかは始まってみなければわかりませんが、早めに利用した方がよさそうですね。
なお、予約者数が予算の上限に達した場合、マイナポイントの予約を締め切る可能性について公式ホームページに記載されていますので、申請も早めに済ませておくことおすすめします。
1つの決済サービスで紐づけできるマイキーIDは1つ
1つのキャッシュレス決済サービスで紐づけできるマイキーIDは、1つのみです。
つまり、マイナポイントを利用するために登録できる決済サービスは、1人1つのみとなります。
普段使いしているキャッシュレス決済サービスが複数ある場合、どの決済サービスを利用しても、ポイント付与率・上限は変わりませんので、ご安心ください。
決済サービスごとにマイナポイントの付与方法が違う
気になるマイナポイントの付与方法は、登録した各決済サービスのポイントがプレミアム分のポイントとして付与されます。
例えば、楽天Payなら楽天ポイント、nanacoならnanacoポイントが、チャージ・購入額に応じて付与されることになります。
マイナポイントとは、今回の事業に関して付与される、プレミアム分のポイントを総称した呼び名です。
そのため、付与方法は各決済サービスによって違いますので、詳しくは登録する予定の各決済サービスをご確認ください。
マイナポイントの申請方法が分からないときの相談窓口は?
マイナポイントの申請に関して、もし分からないことがあれば、相談窓口にて相談するのが確実です。
以下、それぞれの相談窓口や公式ホームページをまとめますので、参考にしてください。
- 電話番号:0120-95-0178
- 受付時間:平日9:30~20:00、土日祝日:9:30~17:30
まとめ
マイナポイントの申請は、大きくわけて2つあります。1つ目は、マイナポイントの予約。2つ目は、マイナポイントの申込です。
今回は、現時点で申請が可能なマイナポイントの予約について、詳しく解説しました。
申請に必要なものを準備できれば、申請自体はそれほど難しくはありません。
特に、公的個人認証サービス対応のICカードリーダライタ、もしくは対応のスマートフォンが必要となり、対応機種が限られる点は注意が必要です。
- マイナポイントの申請にはマイナンバーカードが必須
- マイナポイントを利用するにはパソコンもしくはスマートフォンでのマイキーIDの登録が必要
- マイナポイントの利用開始時期は2020年9月から
- マイナポイントの付与方法やタイミングは、選択した決済サービスによって異なる
マイナポイントは、賢く活用すれば、買い物がお得になる嬉しい制度です。
申請は少し手間かもしれませんが、7ヶ月間ものマイナポイント利用期間があるので、やってみる価値はあるのではないでしょうか。
マイナポイント事業に関する情報は現在も検討中のものがありますので、随時チェックしながら、お得にポイント活動を楽しんでくださいね。